金沢市立玉川図書館の新春展「幕末加賀藩と異国船」を見て来た。
ペリー来航は知っているが幕末には能登沖にも異国船が通過しており加賀藩は来航に備えていた。
現在は北朝鮮の木造船漂着を騒いでいるが、能登の村々は100数十年前から対策していた。
ポスターの船は浦賀に来航したアメリカ船なのに北朝鮮船はちっぽけすぎる話だ。
幕末には新潟が開港されていたが所口港(現七尾港)も候補に挙がっていた。
関連して日本近海で漂流して異国船に救助された越中長者丸の乗組員「金蔵」の記録もある。
救助されハワイ・カムチャツカ・オホーツク・アラスカへ渡り4年後に帰国して高岡の医師に話した事を漂海略記として残された資料もある。
石川・富山にお台場があった事は知られていたが、これだけの資料展示を見ると当時の様子がよく理解できる。
4月14日まで開催している。