金沢市本町に加賀藩時代の金沢城西外惣構の防御施設「升形」の復元工事が完成間近と聞いたので見て来た。
1600年代の遺構で金石街道(昔は宮腰往還)と西外惣構が交わる交通・軍事の要衡に位置し外敵の侵入を防ぐ役割を果たしたらしい。
高さ5m幅11mの土塁で周りは空堀になっている。
宮腰(みやのこし)の港から金沢城を結ぶ宮腰往還は唯一直線道路になっていたので必要だったのだろう。
写真右の道路を進むと名鉄エムザ・近江町市場を過ぎて金沢城へ通じる。
今日は説明看板の設置と清掃作業などをしていた。(右の看板は道路の反対側にあった)
4月15日に完成報告会の開催予定がある。
金沢城は二の丸御殿の復元計画もあるが、徐々に実施すれば反対する人は少ないと思う。