東進_瀬田駅前校ブログ

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乗るしかないこのビックウェーブに

2021-08-31 20:51:52 | 瀬田生向け

こんばんは、担任助手の松田です!

 

最近ブログで担任助手の皆さんが作家さんを紹介しておられますね。國さんが推しへの愛をブログに綴っていたので「推し、燃ゆ」をお勧めしたところ、作家さんを紹介することがちょっとしたムーブメントになったようでなんだか少し嬉しいです。遠野遥さんと上橋菜穂子さん、是非作品を読んでみようと思います!

自分は一度好きになった作家さんの作品は漁るように読むのですが、無限にある作品の中から新たに面白そうなモノを探り出すということの億劫さから、初見の作家さんの作品を読むことが少なくなりがちなんです。なので人から作家さんや作品などを薦めてもらえるととてもありがたいです...!皆さんのオススメも是非教えてください!!!

 

とまあここまでいろいろ書いたのですが、ここは自分も流れに乗るしかないですよね。なので僕も好きな作家さんを紹介させていただきます!

 

僕の好きな作家さんは村田沙耶香さんです。以前ブログにも書いたことはあるのですが、村田沙耶香さんは「コンビニ人間」で芥川賞を受賞された作家さんで、僕もこの作品から他の作品を読み始めました。

村田沙耶香さんの作品は社会や人の価値観などに注目した作品が多く、もしかしたらこういう風に社会や価値観は変わるかもしれない、こういう価値観を持っている人がいてもおかしくない、と感じさせる内容で自分が信じていた価値観を改めて考え直す機会を与えてくれます。

自分は「コンビニ人間」のあとに以前ブログでも紹介した「丸の内魔法少女ミラクリーナ」という短編集を読んだ後、「地球星人」という作品を読んだのですが、この「地球星人」がとんでもない作品でした。恋愛をして家族を増やすという人間の価値観に馴染めない登場人物達が、人間を地球星人とみなして自分たちとは違う生き物と考えることで自らの価値観を貫いていく。こうした登場人物の考えは読者からすれば少し気味の悪いものに思えてしまうかもしれないですが、登場人物の考えもまあ分からなくはない、となるそのバランスがこの作品の面白い所だと思います。

そして迎える衝撃の結末。この作品を読む前と後では世界の見え方が少し変わっているかもしれません。

 

読んでいて気持ちの良い作品ではないですし、むしろ少ししんどくなる人もいるかもしれませんが、今まで自分が読んだ作品の中では一番インパクトがありました。是非皆さんも読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 



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