FA18の修理など余計な仕事をこなしてましたから少し遅れましたがエレベータの制作にかかります。
実はこれは2回目でして1度目は見事に失敗しています。
エレベータの形状をよく知らなかったのでリブを主翼や尾翼のようにアールを付けて作ってしまいました。本当の断面は綺麗な二等辺三角形のようです。
ここでちょっとみなさんに質問が。
零戦の尾翼って左のほうがちょっと長いんですか?
テンプレートを作ってみるとなんかバランスが悪いような気がして測ってみるとやっぱり左右対象じゃなかったです。これって実機もそうだったって事?
とりあえず疑問はさておき少しでも後ろを軽くするためにエレベータを切り抜きました。これってほんと骨が折れますが少しでも後ろを軽くするためには妥協はできません!
今日はこんなとこでしょうか。
自分も色々と調べてみましたが零戦の実機の水平尾翼の長さに左右差があるという資料は見つからなかったです。もしあったとしたら反動トルク対策だと思いますが、零戦ではエンジンスラストも含め反動トルク対策は一切されていないとのことです。
なので可能性としては図面のスケールミスかあるいは反動トルク対策の意図(水平尾翼での対策はあまり耳にしたことがないですが)があるのかもしれませんね。
やはりそうでしたか。わざわざ調べてくださって感謝です。
私もゼロ戦をこれまで何機も飛ばしてきましたが零戦について知らないことが沢山ありますのでこれからもご教授宜しくお願いします!
私も気になって調べてみましたが試験機や実験機にも左右の長さが違うといった記述は見つかりませんでした。
ドイツ機は作戦上の重量配分に合わせるため水平尾翼の迎え角を調整できたり、日本機の彩雲や天山は反トルクの対策として垂直尾翼のオフセットがあったそうですがその場合は速度によってクセがあったとありました。
零戦の場合はどの速度域でも修正なく操舵力は素直であったと言う話が多いので舵のオフセットではなく、エンジンの取り付けスラストで対応していたものと思われます。
もしかしたら模型としてディフォルメ処理かもしれませんね。プロペラ後流を左に多く当ててトルクを打ち消す・・・どれほど効果あるのかわかりませんが・・・。
やはりスケール機としては実機のように左右対称の方がすっきりするでしょうね。
では、これからの作業も楽しみにしております。
零戦好きさんからも同じご指摘を頂きましたが、MASさんのおっしゃる通りやっぱり水平尾翼は左右対称で行きます。エレベータはそのつもりで切り出しました。少し長い、と言うのは4分の1インチ位でしたのでもしかしたらメイスターさんは「これくらいは誤差の範囲」な感覚なのかもデス。実際組んでしまえば目視ではわからないでしょう。
ドイツ機って水平尾翼の角度が変えられる機体もあったんですか?それにしても大戦機にお詳しいですね!これからも宜しくお願いします!
メイスターゼロの引込み尾輪を注文しました。只今到着待ちです。