Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

バレンタインデー その2

2006-02-17 02:36:58 | アメリカで商売
今年のバレンタインデーも終わった。結果から言うと、大忙しだった。大型の冷蔵庫が一杯になるほどバラを買っていて、売れ残ったら、と心配したのだが、お昼過ぎには全て売れてしまって、あとからあとから来るお客さんに売り切れです、と言わないといけないほどだった。

アメリカ人は基本的に個人主義派で、日本のたまごっちのように、国中が何かに熱中する、ということは少ないのだが、この日のアメリカ人のバラの求めようは異常にすら映る。

閉店間際に、友達から頼まれて、彼の奥さんのためにバラを買いに来た、、という人が店に入ってきた。もうバラはない、と言うと、そこにあるじゃないか、という。彼は私が、この花はだめだと思って捨てていたバラを指差している。これはもう死んだ花だから売れませんといっても、それでもいいから売ってくれ、という。私も困り果て、どうしようかと思っていたら、妻が冷蔵庫の隅に隠れていて見落としていたまだ新しいバラを見つけてきた。それで事なきを得たが、あのままだと本当に死んだ花を売るところだった。もちろんお金を取るつもりはなかったが。

しかし死んだ花を贈って何か意味があるのだろうか。うちで是非買いたいといってくれるのはありがたいが、他にもあの時間にバラを売っている店はあるはずである。うーむ、謎だ。

ともあれ、冷蔵庫が空っぽになったのはやっぱりうれしい。これからもこの調子で行ってくれると良いのだが。


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