Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

バリアフリー その2

2006-02-03 06:51:49 | 気の向くまま
先ほど今日の記事を投稿したばかりなのにまた書くなど、店が暇なことがばれてしまう。しかし書きたくなってしまうことがあったのだ。

ついさっき、毎日新聞の電子版の特集記事で、この間私もブログに書き込んだ東横イン問題の記事が出ていた。その記事の最後に、今のところ条例違反発覚後、苦情やキャンセルは出ていない、と会社側は発表している、と出ていた。これはこの会社の社長の強がりでうそを言っているのかもしれないが、本当だとしたら情けない話だ。

社会のバリアフリー化というのは国がいくら予算を投入したところで実現しない。一人一人の心の中がバリアフリー化されなければ、絵に描いた餅になってしまう。

あのホテルのサービスはすごくよくて、宿泊料金も手ごろらしい。だが社会的な弱者を切り捨てるような感覚を会社が持っていたことには、少なくとも人々は問題視すべきではないか。サービスがよくて料金が安い、という経営努力は認めないといけないとしても、せめて今回のことではお灸をすえる、位のことはして欲しかった。具体的には、きちんと会社が誠意を見せるまでは宿泊をボイコット、位の灸はすえてもよかったのではないか。

そりゃ同じホテルに泊まるなら安くてサービスのいいところがいい。だがただ単に安いから、の理由で条例違反を平気でするところを宿泊することで応援していれば、その人もまたお金だけを中心に考えていることになる。この社会は金儲けだけを第一に考える会社には厳しいぞ、という暗黙の社会のルールを作るためにも、今回だけは1000円多めに払って隣のホテルにしようってやったほうがいい。

そうすることが結局は国民全体を引き上げることになると私は信じている。


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1 コメント

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初めまして (hana)
2006-02-03 13:56:47
TBをWでやってしまいました。ごめんなさい。



「一人一人の心の中がバリアフリー化」いいことばですね。

とってもむつかしいことだと思いますけれど、そのことばはいつも心にもっていたいです。
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