Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

小泉首相あっぱれ

2006-02-24 09:10:35 | 政治
日本の政治はずいぶん身近になったものだ。私が日本にいたころの政治に対する感覚は、政治とはお上のするものだ、みたいな雰囲気が巷に蔓延していたように思う。投票率、とよく言われるが、あれはここアメリカではあまり聞かない。選挙に参加するのは当たり前だと思っているからだろう。アメリカ人は基本的人権のひとつ、参政権を簡単には放棄しない。日本の投票率の報道、そしてその低さはまさに異常だった。

よく今の政治は劇場型政治、などと揶揄されるが、それでも人々の目を政治に向けさせた小泉首相の功労は大きいと思う。

以前こんなことがあった。

あれは前回の参院選のときだった。海外に住む日本人に在外投票ができると聞いて、車で5時間をかけ、わざわざ選挙人登録のためにアトランタにある大使館まで行った。そして登録も終わり、次は日本から選挙人登録カードが送られてくるはずだった。しかし1ヶ月経ち、2ヶ月経っても何の音沙汰もない。何かおかしいと思い、アトランタの大使館に問い合わせてみた。お調べします、との回答だったが、それからまた数ヶ月、こちらから2度も同じ内容の電話をかけたにもかかわらず、登録カードなるものは送られてこなかった。
そこでいつも受け取っていた小泉内閣のメールマガジンのご意見箱に、事の一部始終を書いてみた。正直返信があるとは期待していなかったのだが、程なくしてメールに返事が来た。「このことは総務省(だったと思う)に連絡して迅速に処理します」みたいな内容だった。
このメールが来た2日後、大使館から連絡があった。明らかに今までと対応が違う。どうも日本の外務省かどこか知らないが、上のほうから連絡があったらしい。それから間もなく選挙人カードは届いたのだった。

小泉内閣メールマガジンも、こうやってきちんと機能していることを確認できたことはうれしかった。

あのときのメールマガジンの責任者は確か今の安部官房長官だったと記憶している。ポスト小泉の筆頭とされている人だ。いろいろと批判もあるようだが、きちんと仕事をしてくれそうな気がする。日本の政治はますます面白くなってきた。

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