続 『とろ』のトロント奮闘記

カナダ人の旦那(相棒)&生粋日本人のワタクシ(とろ)プラス猫(Bobo)のトロント生活

友達

2009年03月06日 | つぶやき

今日仕事へ行くのはきつかった。。。

一晩中泣き腫らした目で仕事に向かいました。
乾燥している図書館で勉強していたため、喉がやられ、風邪の症状もあって頭もぼ~っとして。。。

でも、今日一緒に働いた薬剤師さんは優しい人で、彼に少し救われる気分でした。
彼は、いつもとろを励ましてくれる人。
とろがVisine(目薬)とLysin(リジン、口内炎用サプリメント)を聞き間違えても「大丈夫、気にしなくていいよ。」
感じの悪い人がいると、「フレンドリーじゃない人が多いから。」
ドクターの電話が聞き取れなくて落ち込んでいると、「自分でさえ、何度も聞き返さないとわからないよ。僕だって、薬剤師に変わってくれと言われたことがあるよ。」
などと、場を和ませてくれる。

今日なんて、「勉強しなきゃいけないのに、風邪引いてる暇はないよ。」と、自分のサプリメント(ビタミンC、Zinc、Echinacea)そして、ビタミンCたっぷりのジュースをくれました。

人の優しさにほっとします。

でも、自分は周りの人を大切にできているのだろうか。。。

昨日、とろのお友達が亡くなりました。
乳ガンでした。
発見が遅く、手の施しようがなかったそうです。
日本へ帰国したときに見た姿、元々細い体がさらにやせ細っていました。
それでも、明るく抗ガン剤治療のために用意したカツラを見せてくれて、絶対に元気になってカナダへ遊びに行くと言っていました。
抗ガン剤の効果があって、腫瘍が小さくなったという話を聞き、いつも前向きな本人の姿勢にも助けられ、治ると信じたかった。

お正月に彼女から届いた年賀状。。。
文字から彼女が力を振り絞って書いてくれたのが伝わってきた…なんだか嫌な予感がちょっとした。
今度帰国するときまた教えて!とのメッセージ。
また絶対に会いに行こうと思っていた。
もっといっぱいいっぱい話をしたかった。
なんでもっとまめに連絡しなかったんだろうと今更ながら後悔。

きっと相当しんどかったはずなのに、すべてを受け入れて前向きな姿に励まされました。
私、なんにもしてあげられなかったな。。。

最期のお別れにも行けないなんて、情けなくなります。

人間、いつどうなるかわからないんだから、後悔しないためにも、ちゃんと、その場その場でお礼や感謝の気持ちを伝えていかないといけませんね。


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8 コメント

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これから (nimo)
2009-03-07 09:40:51
友達の家で着替えて告別式に行ってきます。

同じ日本にいてさえ、もっと頻繁に連絡を取り、顔を見ていろいろ話をしたり支えになってあげれば良かったと悔いが残るばかり。今回もメールしなければ再入院も知らずにもしかしたら間に合わなかったかもしれない。最後は意識がほとんどなく私が来たことすらわからなかったかも。見舞いの二日後に亡くなり。命は永遠ではない事を知りつつ早すぎる死に何も言葉がでてきません。どんな時も前向きに勇気を与えてくれた彼女の気持ちを忘れず毎日を大切にめいいっぱい生きていかなきゃなぁって思った。

とろさんの分までお別れしてくるね。


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Unknown (なつ)
2009-03-07 10:20:39
命の重さ、お友達の存在、そういうものを忘れずに想ってあげることも供養の一つだと思うよ。
私も顔も見られなかった我が子の命、忘れないように庭に木を植える予定です。
まだこの世に生を受けてる私たち、命があることを当たり前と思わずに大切に1日1日生きていこうね。
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供養 (とろ)
2009-03-08 00:17:21
nimoさん 
本当にすてきな告別式だったんだね。涙がぽろぽろとこぼれるけど、どこかで心が温かくなる気がしました。
なんだか、最期に命をかけてみんなにいろんなことを教えてくれたような気がするね。亡くなった後の準備もしっかりして周りに迷惑をかけないようにしておくなんて、若くしてできることではないよ。

本当にいろいろと連絡ありがとう。相棒もnimoさんがいるから助かったねって言ってます。

やっぱりうちらは精一杯生きていくことが彼女の望みでもあるよね。
ぐちぐち言ってないでがんばらなくっちゃ。


なつさん
命の重さ、本当にずっしり感じてます。
人っていろいろ経験しないと人の痛みもわからないし、厚みも出てこないもんだよね。人に優しくできる強い人にならなくては!
亡くなった人の存在を想ってあげることも供養か…今の私にできるのはこれしかないな。

なつさん、辛い経験いっぱいあるけど、旦那さんをはじめ、いい友達がたくさんなつさんを支えているよ。応援しているよ。大丈夫、次はもっと大きな幸せやってきます!
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想い (さかな)
2009-03-09 12:37:32
最期のお別れに行けないのは、つらいことだよね。私もつらい経験はあります。その人との思い出は永遠に、そして大切にしてね。そう、想う事も大切なことだよね。勉強、大変だと思うけど体をこわさずファイト。
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辛かったですね (wocean)
2009-03-10 05:44:02
辛い経験をされましたね。
でもとろさんが彼女のことを忘れずに
とろさんの道を進むことが一番の
供養なんだと思います。
今は悲しくて辛いと思いますが
いつか彼女の死を受け入れ
とろさんが元気になるのを祈っていますね。
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ありがとう (とろ)
2009-03-10 23:11:02
☆さかなさん
みんないろんな辛い経験を乗り越えて生きているんですよね。。。
彼女と作った思い出を大切にしていよ。
いろんなことがありすぎて、勉強、なかなか大変で…。でも、体一番で頑張ります!


☆woceanさん
ありがとうございます。
離れているせいか、彼女の死をどこかで受け入れていない部分があるんですよね…今度帰国したらまた会えるような気がして。
自分の道を進むことも供養になるってことは、やっぱり生きている人が精一杯生きていくことが大事ってことですよね。
頑張ります。
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私も頑張ります (こひっこ)
2009-03-11 04:51:41
身近で、しかも同年代の人が亡くなるというのはなかなかすぐには受け入れられないよね。
ただ、その亡くなった彼女が最後まで一生懸命生きていた、ということを忘れずに、とろさんも前向きに人生を進んでいきましょう。きっと彼女が天国から見守っててくれていると思うよ。
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見守って (とろ)
2009-03-12 12:10:12
こひっこさん
本当に、最後まで一生懸命に生きていたと思うわ。彼女を見習って前向きに進んで行かなきゃね。きっと念願のカナダにもどこでもドアから遊びに来てくれるはず。。。
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