続 『とろ』のトロント奮闘記

カナダ人の旦那(相棒)&生粋日本人のワタクシ(とろ)プラス猫(Bobo)のトロント生活

おくりびと

2009年06月15日 | 映画

念願の映画を見てきました。
おくりびと
監督が富山出身、それも実家からさほど遠くないということで、絶対に見逃したくなかった。

本当は、もう少し早くに別の映画館で上映されるはずだったのが、なぜか延期になっていました。
DVDを買って観ようかとも思ったけど、相棒が「字幕が必要だから待って」と言ってきかなかった。
だから、本当に待ちに待っていたのです。

ほんと、映画館の大きなスクリーンで観て良かったです。

こっちでの評判はかなりよく、☆5つをつけている評論家もいます。1社だけ☆2つの新聞があったけど…。

初めから笑わせてくれて、心をガッチリ捕まれたって感じ。
そして、すぐに涙がポロポロ  
多分、納棺を見たことが何度かあるので余計にその時の感情も重なったのかも。

涙ポロポロくらいなら可愛いんだけど、声が出てきそうなくらいに泣いちゃって、それを押さえようとしたら気管支に入っていって、むせてゴホゴホしてしまいました。
ティッシュがグショグショ、涙も2時間ほど流しっぱなしで、Tシャツまで湿って…。
それはそれはみっともない状態になってしまいました
涙を流して感情移入して、かなりエネルギーを使ったので、昨日は全くブログを書ける気力が残っていませんでした

夫婦愛、親子関係、ご近所さん、仕事、生、死。。。人間が一生で関わるだろうということが描かれていて、涙が出るけど心が温まる感じがしました。そして、ちょっとした白鳥のシーンや村の風景を見るだけで涙が出てくるくらい感情が入ってしまった。これはホームシックの感情なのかな…。
死者を綺麗にしてあげて、みんなで送り出してあげるっていいなって思いました。

さて、会場の様子ですが、かなりの人がシクシクと泣いている状態でした。
上映が終わってトイレに行くと、みんなの鼻が赤いの。
肌の色が違っても、干し柿が何かわからなくても、人間感じるものは同じなんだなって思った

これだけたくさんの人が映画館でこんなに涙するの初めてかもしれません。
 
とろの評価、モチのロンで星5つ


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3 コメント

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見たんだ~。。 (nimo)
2009-06-16 17:45:08
私もみました。。なんていったって監督は私の住んでる町出身ですもの。小さな町はもう大騒ぎ。監督も上映中に町に帰ってきたりして。でもホントすごい。映画も笑いあり涙あり。ある意味タブーの世界を暗くなりすぎずでも考えさせられる映画。改めて日本の葬儀、儀式?納棺師について知ることが多かったかも。あんな人に送られたいと。終わりじゃなくてあらたな出発でもあり?今納棺師の仕事が注目されてるみたい。
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話題の映画 (こひっこ)
2009-06-17 03:39:18
いいなあ、モックンみたいなあ。

私が今トロントに来るんじゃないかと期待している映画は「ヤッターマン!」。秋の国際フィルムフェスティバルに来ないかなあ。んで旦那のつてでただ券もらえないかなあ、なんて思ってます。去年のDMCは面白かったよ。
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映画♪ (とろ)
2009-06-17 22:29:42
☆nimoさん
やっと観て来れたよ~。インターネットでCMを見ているだけで泣けそうで、これは相当泣くだろうと覚悟をして行ったよ。案の定、笑った後は泣きまくり…ホント、ヒックヒックと声が出るくらい(汗)。みんなも泣いているのが聞こえるくらいでした。すごいよね~カナダ人なんて日本のお葬式なんて知らないだろうし、それでもここまで泣けるなんて。もっともっとたくさんの人に見て欲しいね。

☆こひっこさん
もとシブガキ隊なんだよね~。相棒にモックンはこんな歌歌ってたアイドルなんだよと教えてあげた。
フィルムフェスティバル、毎年、見に行きたいな~と思う映画が来るけど、高かったり、機会が合わず一度も行ってないよ。。。ヤッターマン!かぁ。何よりも羨ましいのは、つてでタダ券をもらえる可能性があること…。旦那さんが忙しい時はいつでもとろまでお声をかけて下さい
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