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私立高校の併願優遇で有利なのは〇〇検定

[2021年10月29日 更新]
私立高校の単願推薦や併願優遇が受けられるかどうかは、ふつう通知表の点数で
決まる。
私立高校側が設定した基準に達していれば、単願や併願優遇を認められる。

よくあるパターンは、3年生二学期の通知表が
・国数英社理5教科△△以上
・9教科□□以上
・5教科△△以上 または 9教科□□以上
・5教科△△以上 かつ 9教科□□以上
・国数英3教科〇〇以上
これを満たすことが条件になる。

加えて
例えば朋優学院高校は、単願・併願優遇とも以下すべてを満たすことが条件になっている。
①9科内申点に1がない。
②3年次の⽋席が10⽇以内である。
③⽣活指導上問題がない。
④⼼⾝ともに健康で本校での修学に⽀障がない。

「内申点に1がない」は多くの私立高校で見る条件。
欠席日数についても同様。ただし何日以内か、何学年からのものかは高校によって異なる。
昨今はコロナ禍で欠席しつつも自宅学習していたものは欠席扱いとしないケースも見られる。私立高校の個別相談で遠慮なく聞くといい。担当者にも回答マニュアルがある。

◆通知表が足りない場合の救済策
残念ながら2学期の通知表が1点不足したとする。
この場合も諦める必要はない。行きたい私立高校なら必ず食い下がろう。
通知表の点が基準に届いてなくても、加点してくれる場合がある。
よく見るケースは
・生徒会役員や部活の部長を務めた。
・中3二学期まで無遅刻無欠席。
・英語検定、漢字検定、数学検定で規定級に合格した。

その中でも「英語検定、漢字検定、数学検定で規定級に合格した」は併願優遇
を採用している多くの私立校で見かける。

◆規定級とは3級か準2級
では何級に受かればいいのか。これは高校の求めるレベルによる。
一般的には「お利口な高校は準2級を求める」と考えればいい。例外もままあるけど。
同じ高校でも「特進コースは準2級、普通コースは3級」というように差をつけるケースもある。

例えば淑徳巣鴨高校は
・英検、漢検、数検準2級で1点。2級で2点。
英検、漢検、数検3級で1点(特進コースのみ)
としている。【旺文社 高校受験案内より】

◆もっとも使える検定は英語検定
ほとんどの高校は、英検も漢検も数検も同等に扱う。
そうでない高校もある。例えば桜美林高校は英検準2級以上のみ加点。漢検と数検は認めていない。

逆に「英検は認めず、他の検定は認める」ということを聞いたことがない。
私立高校入試において、最も活用されている検定と言える。

英検3級は中3範囲までだが、慣れ次第で中2以下でも充分合格できる。
マークセンス形式が多いため、スペルが書けなくても何とかなる。
記述問題もあるが、そこまで難しい単語は必要ない。
英語検定3級を取っておいて損はない。興味があるなら中2のキミは挑戦するといい。デメリットはほぼない。

これから英検3級に向けて勉強するならこの教材がお薦め。
2学期の期末テストが終わってから準備を始めても十分に間に合う。
自信があるならいきなり過去問題集でもいいが、この一冊やって損はない。

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