前回、最底辺と言われた足立新田高校がどのように浮上してきたかをお話しした。
今回は、数値から見える足立新田と周辺高校の現状をお伝えする。
結論から言えば、同レベルの高校の中ではお薦めできる。
しかし、”大学進学を考えているなら頑張って足立高校に行こう”だ
◆現状の学力レベル、最底辺ではない
学力レベルでいえば、旧5学区で比べると
男子の総合得点(合格可能性60%)は
足立 560
足立新田 490
足立西 490
竹台 470
淵江 450
青井 390
足立高校には水をあけられている。
足立西とはほぼ同レベル。実質倍率も1.2倍前後で似ている。
電車での通いやすさで、やや足立新田に分がある。
31年経営シートから見た、進路実績は
足立 4年大学51% 短大5% 専門学校25% 就職6% 他13%
足立新田 4年大学35% 短大4% 専門学校34% 就職12% 他15%
足立西 4年大学33% 短大3% 専門学校39% 就職11% 他14%
やはり足立が大学進学率では上。
足立新田と足立西ではそう大きな差はない。
◆足立新田と足立西、どちらを選ぶか
学力レベルではほぼ同等の2校。
どちらを選ぶかは、それぞれの高校の強みで比べるといいだろう。
2019年卒業生の大学合格実績、足立新田はホームページに記載なし。
2016年~2018年卒業生で比べてみる。
日東駒専は
足立新田 7→7→8
足立西 5→4→7
足立西 5→4→7
これだけ見るとほぼ同数。しかし生徒数は足立西が約80名少ない。やや足立西に軍配が上がると言えよう。
しかし難関大に合格しているのは足立新田。
2018年度卒業生での進学実績では、青山学院大・法政大そして早稲田大がいる。
足立西でMARCH以上に合格した者は過去3年間でゼロ。国立の群馬大が1名だけいる。
学力の高い子が入ってきても、そのモチベーションを維持させる雰囲気があるのが足立新田。
足立西は、そもそもそういった子がほぼ入ってこない。
自分の学力は偏差値60以上だが、足立新田にいきたい。
そういう子は足立新田に進み、3年後の大学受験を見すえて高校生活を過ごすことをお薦めする。
◆足立西のイイトコロ
足立西は1学年5クラスと小規模校であることもアピールしている。足立新田は7クラスだ。
あとは足立新田よりも、少しだけ校則がゆるい。これがイイトコロと言えるかは疑問だがね。
<制服あり>
[進路実績]
4年大学35% 短大4% 専門学校34% 就職12% 他15%
生徒満足度75%
[交通]
東京メトロ南北線 王子神谷駅 徒歩12分
<入試情報>
【一般入試】
テスト:内申=7:3
男子合格基準 内申37/偏差値38
女子合格基準 内申39/偏差値38
男子実倍率
28年1.34
29年1.20
30年1.05
31年1.11
女子実倍率
28年1.22
29年1.25
30年1.15
31年1.05
[推薦入試]
調査書(内申)50%
面接33%
作文17%
男子合格基準 素内申 27
女子合格基準 素内申 29
都立に入る! ツイッター 毎日の更新情報を受け取れます