都立に入る!

新中学3年生 1学期にやることは3つ

[2020年3月16日 更新]

先日こんなツイートをした

今回は、新中学3年生が1学期にやるべきことをお伝えする。

◆1. 志望校を決める
上記のツイートには書いていなかった。
だって、中3が志望校を決めているなんてのは当たり前のことだから。

「〇〇高校に入るために今年は受験勉強をしたい。それでいいか」
と受験生は保護者にお願いしているだろうか。していないのは異常だ。
これは人としてスジだ。

そもそも保護者には、キミたち中学生を高校に入学させる義務はない。
保護者が「ダメ」といったら、キミは奨学金などを考えて高校に行く手段から決めなければならない。

高校に行けて当たり前などと考えるな。
たいていの受験生は、経済的な援助を保護者に頼って高校受験・入学するはず。
だったらまず、保護者に高校に行くための許可を得ること。
高校には行かせてもらうものだ。

この考えが論理的におかしいと思うのなら、その理由をぜひ聞かせてほしい。


余談だが私にも子がいる。
私は彼らに「勉強しろ」といっさい言わないし言うつもりもない。
高校に行こうが大学に行こうが、どちらでもいい。子ども自身が決めることだから。
お願いされるのなら学費くらいは出す。
どうしても高校に行ってほしいわけではない。

もちろん高校に行くことはデメリットよりメリットが大きい。
私が彼らの年齢なら高校受験をして高校に行きたいと思うだろう。

閑話休題。
だから行きたい高校を決めておくのは、受験生になる前提条件。
あとから変えても構わない。複数あってもいい。
まず1校を決めて、親に相談しておくこと。

過去記事志望校の選び方

◆2. 通知表を志望校の基準点程度に取る
入りたい都立高校に合格するには、通知表を何点くらい取っていればいいか。
もちろん高校によって違う。男女でも違う。
これについては後日記事にするので、期待されたい。

はじめに言っておくと、オール3では高校が選べない。
通知表すべてが3なのは、真ん中の順位だとは評価されない。

おおむね100人中で85位くらいまでは、通知表で3がもらえる。
高校側もそれが分かっている。私立高校の単願や併願優遇で通知表オール3なら、通える高校の選択肢が1~2しかない。
2が1つでもあったら致命的だ。

遠慮なく言うが、通知表の2は「何らかの問題あり」と学校の先生がキミを評価していることを意味する。
通知表の1は「最悪」の評価である。何も分かっていない・できていない。
それで上の学校に行くの? その前にやるべきことがあるでしょ?

なお都立高校入試では、中3の2学期の通知表のみ点数化される。
しかし、中3の2学期の通知表をつけるために1学期の成績は見られる。
1学期に「1」だったけど、2学期の中間・期末テストで100点を取ってもおそらくは「5」がもらえない。

逆に2学期の中間・期末テストで失敗しても、1学期の成績が良ければ点数下降しないこともある。
先生も人の子。1学期から頑張って結果を出した子には、仏心を出してくれるケースも珍しくない。

結論:1学期に頑張るデメリットは1つもない。結果を出そう。

中学校の通知表のつけ方は過去の記事を読むといい。

◆3. 1学期の学習内容を覚えきる
特に理科と社会。
当たり前だが、中3の1学期に学ぶ内容も入試で出る。
特に理科では「化学変化とイオン」、「運動とエネルギー」を学ぶ場合が多い。
これらの単元は計算問題が入試でも出る。

暗記するだけでなく考え方を理解していないと、都立入試では正解できない。
逆に言えば、考え方を理解して最低限の国語力があれば、理科で8割を目指すことは難しくない。

理科は社会と比べて覚える量が圧倒的に少ない。
私の感覚では1/4程度。理科には計算問題はあるがせいぜい算数レベル。
都立入試では、もっとも短時間で得点を上げられるのが理科。だったら最優先すべきでしょう。

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