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勉強したくないのに塾に通うのは異常

中学生の皆さんの中に「勉強をしたくない。塾に行きたくない」と思っているのに塾に通っている者はいないだろうか。

もしそうなら、悪いことは言わない。
すぐに塾を辞めるべきだ。塾をやめても全く問題ない。今回はその話をする。

◆塾はぜいたく品
15歳以下の子どもの保護者には「子に義務教育を受けさせる義務」がある。
小学校と中学校には通わせなければならない。

しかし、子どもには「義務教育を受ける義務」はない。
教育を受けたくないのなら受けなくていい。罰則はない。

また、高校は義務教育ではないので行かなくてもいい。
大事なことなのでもう一度言う。
高校は義務教育ではないので行かなくてもいい。

中学卒業後、高校に進む者は95%もいない。92~94%である。
2018年春に卒業した東京都の中3のうち、697人は進学していないのである。

だがキミは高校に行くだろう。
「高校に行くのが当たり前」だと思っているだろう。
だが間違えないで欲しい。高校にいけるのは当たり前ではない。

このブログの読者の大半は東京都民だろう。
日本で暮らしているということは世界中でも相当恵まれていることを知っているだろうか。
毎日、生死の危険にさらされることはまずない。水や食べ物で困ったことのある人はほぼいないだろう。

その中でも東京に住んでいるというのは、さらに素晴らしいことだ。
高校も大学も選べるくらい存在している。
他の道府県に比べて、世帯所得はダントツに高い。塾に通うということは珍しいことではないだろう。

でもよく考えてほしい。
塾は無料ではない。中学3年間ずっと塾に通っていれば100万円前後のカネがかかる。それを誰が出してくれているのか。

東進ハイスクールの林修先生は「勉強はぜいたくだ」と言っていた。その通りだ。
勉強をやる・やらないは選択できる。
勉強をやるのには時間もカネもかかる。

それをあえて「やる」選択をしたのに、やらない意味が分からない。

保護者はそんな子どもの姿を見てどう思うか。想像できるかい。
哀しくて辛い思いをしているのだ。

私も人の親だから分かる。
わが子が失敗したり、上手くできなかったりしても何とも思わない。
だが、やるべきことをやらずにへらへらしていたら腹が立つ。

テスト前だというのにソファに寝転がってスマホをいじっていたら、親はどう思うか。
分かるかな。


それを想像できたら、すぐ親に謝って塾をやめる手続きを取ってもらおう。
そのほうが親もスッキリする。むだなカネもかからず親孝行だ。

もう一つの手は、今すぐスマホのゲームアプリをすべて消し、テスト勉強を始めること。

塾をやめるか、スマホゲームを消すか。
この二択しかない。

どっちを選ぶか迷うくらいなら、塾をやめよう。
迷う余地なんてないはずだから。

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