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テスト勉強 得意科目から始めてはいけない理由

[2024年4月19日更新]
中学校の年間行事予定表が配られただろう。
ということは「中間テストまであと何日」かは分かるはずだ。

キミはテスト勉強を、どの教科から始めているだろう。
5科まんべんなく進める子。得意科目から終わらせる子。様々だろうが、お薦めはニガテ科目から始めることだ。

◆「得意科目から始める」は薦めない
得意科目の手を抜け、と言いたいのではない。
苦手科目から目を背けるなといいたいのだ。

得意科目を勉強している時
本当は苦手科目をやっておくべきなんだけど、やりたくない。
得意科目はやってて面白いし、勉強しているんだからそれで構わないだろう。
と思っていないだろうか。

残念ながら、イヤなことを後回しにする癖のある者は多い。
かつての私もそうだった。

苦手科目こそ点数の伸びしろがある。だから苦手科目を優先しよう。
通知表を3→4に上げる方が、4→5に上げるよりはるかにラクだ。同じ+1点なのに。

明確な理由があって、得意科目を重視するのであれば別に構わない。
だが定期テストの総合得点を上げたいのなら、苦手科目の点を上げる方がはるかにラク。例えば前回85点の英語を95点に上げるより、前回55点の英語を65点に上げる方がラクだということ。

苦手科目でも後回しにしないため、どうすればいいかをこのあと教える。
まずやってごらん。

◆やることを細分化する
やる気にならないのは、やるべきことがあいまいだからだ。
たとえば「今日は苦手な理科を2時間勉強する」と決めても、なかなか手は動かない。やるべきことが具体的でない。

これを
・15分でワークP14~15の基礎問題をやってマルつけする。間違えた問題には△印をつける。
・10分でワークP16の標準問題Aをやってマルつけする。間違えた問題には△印をつける。
・15分でワークP18~19の基礎問題をやってマルつけする。間違えた問題には△印をつける。
このように、時間・ページ番号など数字でやることを決めればよろしい。

この見積もりは面倒だし、とりあえず始めようという中学生も多い。
だがそのやり方で苦手科目を後回しにしてきたのでしょ? だったらだまされたと思い、勉強前にやるべきことを数字で書き出してから勉強を始めてごらん。
考えるだけでなく、紙に書き出すというのがミソだ。


慣れるまでは見積もりがズレることもあるだろう。しかし繰り返しているうちに自分の能力とかかる時間をうまく考えられるようになる。
そうなればますます効率よく苦手科目を勉強できるようになる。

勉強前に、やるべきことを数字を使って書き出す。
それを見ながら勉強する。

やってごらん。損はしないよ。

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