都立に入る!

本を読むということは〇〇

[2023年7月3日 更新]
中学生のキミへ。

「成績を上げたい」と思っているのなら、夏休みに読書をすることをお薦めする。
正しい読書ができるのとできないのとでは、これからの人生80年で大きな差がつくことになるだろう。

もっとも、成績を上げるためだけに読書するのはもったいない。
読書は、ショート動画やアニメを見るようなインスタントな娯楽とは言えないかもしれない。自分で理解して読み進めなければならないから。
一方で、自分の理解に合わせて読むスピードを調節したり、いったん止めて思考したりすることが容易なのは読書の強みと言える。


◆理由1 語彙が増える
成績面での一番のメリットはこれ。言葉を知ることができる。

意味が分からなくても前後の文脈で「多分こういう意味だろう」と推察できるようになる。あまりに言葉を知らないと読み進められないが、そういう時はもっと易しい本を読めばいい。

例えば書生とは何を意味するか分かるだろうか。
よく分からないで「吾輩は猫である」を読んでいくと、ネコを捕まえて食う人間だと勘違いしてしまう。
書生とは明治時代、他人の家に居候(いそうろう)していた学生のことだ。

では居候ってなんだ?
居候とは、よその家に住まわせてもらっている人を指す。
「らんま1/2」の早乙女乱馬、「るろうに剣心」の剣心、ドラえもんなどが分かりやすい。「コボちゃん」のタケオさんも登場初期は居候だった。

都立高校受験レベルなら、身近なものがテーマなので何となく理解できる文章が多い。
これが高校に進むと一変、語彙がないと大変なことになる。抽象的なテーマが多くなるからだ。
大学入試では評論文が出ることが多い。センター試験・共通テストでも毎回出ている。「境界としての自己 」、「文化的支配に抵抗する 」、「ニヒリズムの思索 」…何のことか分からないだろう。

面白そうな本でいい。薄い本でいい。
まずは1冊、読んでみよう。つまらなけれな途中で止めても構わない。

理由2以降は、次回。


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