都立に入る!

ノートまとめって誰のため?<前編>

[2022年10月26日 更新]
社会や理科のノートまとめをきっちりやる子がいる。
それが趣味なのなら構わない。だがそれをテスト勉強だと思っているのなら改めた方がいいよ。今日はそういう話。

◆時間は有限
前提として「試験までの時間は有限」であるということを知って欲しい。

例えば次の中間テストまで3週間あるとする。
平日は1日8時間寝て、8時間中学校に通えば残り8時間。
休日は学校がないので睡眠以外の16時間が残る。

そこから食事、入浴、着替え、排便など生活に必要な時間を引いた残りがキミの「持ち時間」となる。
持ち時間は最大でも、平日なら1日6時間、休日で13時間くらいだろう。

締めて168時間が試験勉強に使える最大時間である。
単純に5で割れば、33時間36分が1教科に費やせる最大時間と分かる。

◆テスト勉強=テストで問題が解けるようになること
勉強のうちテスト勉強だけに限れば、「テストで目標点を取ること」が勉強の目的になる。
つまり点を取るために時間を使わねばならない。

色々な勉強方法があるが、キミが余裕で100点を取れるレベルでない限り、効率の良い方法から実行していくべきだろう。
わざわざ効率の悪い勉強をする理由はない。

では何をしたらいいか。ポイントは2つだけ。
 1. 取れる問題を落とさない訓練
 2. 取れていない問題を取れるようにする訓練

「1」は例えば計算問題や、すでに理解している問題だ。
数学の1次方程式の計算なら、項で区切り、移項して、xの係数の逆数を両辺にかける。
これを正しくできるようにすること。さらにはその処理を1秒でも早くできるようにすることだ。
試験時間も有限。それを活用するには処理速度はあった方がいいに決まっている。

この訓練はテスト前でなくてもできる。
私の塾ではテスト前日だろうが終業式だろうが関係なく毎日、計算問題を課している。1日3分だけ。
だがその効果は絶大。これだけでも数学で平均点以下を取らなくなれる。ウソだと思うのなら試したらいい。デメリットは何一つない。

社会、理科の用語は絶対に漢字で覚えること。
都立入試はひらがなでも可だが、中学校のテストはたいてい減点かバツにされる。誤字ならバツだ。

漢字は意味を持っているので漢字で覚えた方が実はラクである。
親鸞のや、井伊直弼のなど、実生活で一度も見ない漢字であっても覚えてしまえ。


「2」については次回にお話しする。
後世のため、まとめたノート遺したいのなら好きにしたらいい。

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