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あと半年足らず 特急街道 北陸本線撮影

2023年11月04日 | 撮り鉄
湯尾駅を通過する特急しらさぎ 遠景は日野山

10月末に敦賀に行ったばかりですが、樫曲トンネルに向かう時に見た交直セクションがどうも気になって、多少今更感があったのですが北陸本線の撮影に行ってきました。
来年3月16日のダイヤ変更で北陸新幹線が敦賀まで延伸すると、今は普通より特急の本数が多く「特急街道」と言われている敦賀~金沢間の北陸本線が第3セクターとなり、この区間を走るサンダーバードやしらさぎは3月ダイヤ変更で見納めということになります。

今回も日帰りなので、もちろん一か所はこの交直セクションと決めていたのですが、もう一か所をどこにするか・・・いささか迷った挙句、それ程遠く無く、かつ敦賀以北のランドマークのある場所ということで、越前五山の一、日野山を背景に撮影できる湯尾(ゆのお)に決定しました。長い北陸トンネルの先にはなりますが、敦賀からは3つ目の駅になります。

湯尾の写真は本館にもアップしていますのでそちらもご覧頂くとして、今回の撮影の動機ともなった交直セクションをご紹介しておきます。
北陸本線は1957年の田村~敦賀を皮切りに、1965年に糸魚川までの交流電化が完了する一方で、1969年には糸魚川~直江津が直流電化され、結果的に田村~糸魚川の交流区間は湖西線を含めて直流電化区間に囲まれる様な格好になりました。そのため、特に大阪近郊電車運転区間の拡大に伴い、1991年には田村~長浜が、2006年には長浜~敦賀(湖西線の近江今津~近江塩津も同時)も直流電化に変更され、現在は敦賀までは直流電化で敦賀と南今庄の間、北陸トンネルの少し手前に交直セクションが設置されています。
北陸新幹線の敦賀開業でも当面この交直セクションが無くなるという話はありませんが、敦賀以北に在来線特急は走らなくなるので、これらの列車に使われている681系や683系の交直流車両がこの交直セクションを通過するのはあと半年足らずになったわけです。


交直セクションは敦賀駅から約1.5km、北陸トンネル入口まで0.7km程の位置にある
左2本目の架線柱に交直セクションの表示板、その次の架線柱に黄丸に黒斜線の惰行標識、
前方の北陸自動車道高架直前の架線柱にデッドセクションの表示板がある


セクションに侵入する特急しらさぎ 左は国道476号線

681系や683系の車両は既に北陸新幹線金沢開業時点で余剰となり、交流機器を撤去して289系となって北近畿方面や南紀方面などに転用されていますが、今回のダイヤ変更でも相当数が同様な改造を受けると思われ、賑やかな屋上機器の見られる交直流特急の活躍もあと僅かということになります。
また、僅かな直流区間の為に高価な交直流電車の運行を来年から引き継ぐことになる第三セクターのハピラインふくいは厄介な荷物を背負ってのスタートになりますね。
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