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一石三鳥、美濃赤坂ミニトリップ

2014年09月17日 | 乗り鉄
大垣から僅か二駅の終点、美濃赤坂駅。
古びた木造駅舎は旅客にとっては無人駅だが、貨物の扱いがあるので駅舎には人が居る。

 大垣で分岐する東海道線の支線、美濃赤坂線に乗ってきました。 美濃赤坂支線は大垣駅の関ヶ原寄り、2両分が切り欠きされた3番ホームからの出発で、車両はワンマンの313系3000番台が使われています。 本線の新快速などに使われている313系は転換クロスシートですが、この3000番台は向かい合わせの固定クロスシートでローカル線仕様になっています。 大垣を出た列車は東海道本線を西に向かい、途中国道21号線の岐大バイパスをくぐった辺りで本線と別れ、北側に分岐して美濃赤坂支線に入ります。 ここは南荒尾信号場と呼ばれていて、この美濃赤坂支線ともう少し西側にある東海道本線新垂井方面への分岐を管理しています。 分岐後程なく列車は荒尾駅に停車、その後1.6km程で終点美濃赤坂に到着、乗車時間僅か7分程で全線乗車が完了です。


南荒尾信号所で東海道本線から分岐する。 
写真は美濃赤坂に向かう電車後方から大垣方向を見たところ。

 美濃赤坂は旧中山道の宿場町で、本陣などの建物は残っていないものの、街を歩くと昔の街道の宿場町らしい雰囲気が残っています。 また、鉄道ファンにとってはミニ支線乗車に加えて、近くにある金生山で採掘される石灰石を美濃赤坂まで運ぶ専用線の西濃鉄道や、それを受けるJR貨物の専用貨物列車の撮影などを楽しむことが出来ます。 かつては石灰石の専用列車や専用鉄道は各地にありましたが、今はそのほとんどがトラック輸送に切り替わり、ここは数少ない現役路線になりました。(貨物列車や西濃鉄道の写真は撮り鉄ギャラリー本館もご覧ください)


美濃赤坂駅まで空車の石灰石専用貨車を牽引してきたJR貨物のEF64。
 中央部、貨車の後ろに見えているのは西濃鉄道のDE10で、
EF64から引き継いで乙女坂にある石灰石搭載施設までこの貨車を運ぶ。
 積車の場合はもちろんこの逆になる。

 という訳で、ローカル線乗車+貨物専用列車撮影+旧宿場町と盛りだくさんな小旅行が楽しめました。
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