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乗り・撮りで「鉄」満喫 烏山・吾妻・弥彦線+北陸新幹線ルート その2

2024年05月28日 | 乗り鉄
今はクイーンの座をN100系スペーシアXに譲ったものの
まだまだ活躍が続くスペーシア100系

東武鉄道日光線撮影(2日目)

2日目は早朝曇りのち晴れの天気予報だったので、魅力的な特急用車両も多く一度は撮影したいと思っていた東武鉄道の日光線に行くことにします。東武鉄道の日光線に乗車するため、先ずは宿泊地最寄りのJR宇都宮駅からJR日光線に乗って今市駅で下車、そこから800m程歩いて東武下今市駅に向かいます。


JR日光線の定期列車は全て普通列車で、4ドアロングシート車3両連結のE131系で運転されている
(この写真は帰路撮影したもの)

JRの日光線は上写真のE131系で運転されていて、以前から「観光路線なのになんで4ドア?」と思っていたのですが、私が乗車した折り返し宇都宮7:38発となる列車は、学生や通勤客など「ぎゅうぎゅう詰め」の状態で到着、いやもうこれは4ドアでなければとてもとても・・・というのが良く理解出来ました。もちろん「3両で」という前提を変えれば良いのでしょうが、そこはお金を掛けられない地方交通線の悲しさでしょうね。
7:38発の日光行も大勢の高校生を乗せて発車、次の鶴田で大勢の高校生が下車して立ち客が殆どいなくなるまでは反対側の車窓も望めない程でした。鹿沼で高校生の入れ替わりがあり、今市では私自身も大勢の高校生と一緒に下車して、電車はガラガラに。ローカル線にとって高校生は本当に大事なお客さんであることを今回も実感したところです。

下今市駅までの道すがら見つけた日光ランドマークという商業施設
こんな場所で観覧車なんかやっていけるのかなあ?
SL運転復活に合わせて内外が昭和レトロにリニューアルされた東武下今市駅

東武の日光線では下今市から2駅栗橋よりの下小代(しもごしろ)駅で下車、今回も神様のご加護で冒頭の写真や本館掲載の写真などの撮影を楽しむことが出来ました。
尚、今の下小代駅は切符の自販機も無い無人駅ですが、すぐ傍にはNHKの「沁みる夜汽車」の座談会にも使われた国登録有形文化財に指定されている旧駅舎が残っています。(私有地なので立ち入り不可ですが写真は道路から撮影可能)


旧東武鉄道下小代駅舎

帰路は電車賃的には多少高くなりますが歩行距離が短く楽なので、東武日光駅に向かい、そこから200m程、JR日光駅まで歩いてJRに乗車することにします。
日光はもちろん世界的観光地ですし、鉄道ファン的にも東武日光駅前の旧東武日光軌道線の保残車両があったり、貴賓室のあるJRの日光駅舎などの見どころがありますが、今回はライトレール乗車を優先し12:19発の電車で宇都宮に戻ります。

屋外だが良好な保存状態の軌道線車両 東武バスターミナル前にある

JR日光駅舎 駅向かって右手は観光案内所として使われており、外国人旅客で賑わっていた

宇都宮ライトレール


新市街が広がる宇都宮駅東口のライトレール乗り場
一日乗車券などは右手エスカレーター下の案内所で購入できる

2023年に開業した宇都宮ライトレールは、新市街である宇都宮駅東口から東に向かい、鬼怒川を渡って芳賀(はが)・高根沢工業団地までの14.6km、全19停留所の軌道で、いわゆる第三セクターとなっています。


HU300形車内

車両はHU300形という3車体3台車の超低床車で、車内レイアウトはセミクロスシートになっています。間接照明や大きな窓など、普段乗っているXX線との落差が大きい?せいか、非常に近未来的な印象でした。また、車内放送ではこの電車がゴミ焼却などの熱で発電した電力を使っていてゼロカーボントランスポートであることを強調していました。進んでますね。

降車ボタンは無く、停留所ではドアは全て開き、ICカード(ICOCAなどの交通系ICカードでも可)であれば片側4カ所あるドア横のカードリーダーライターにタッチすればどこからでも乗降可能となっています。私が利用した一日乗車券(1000円)は紙製でしたが、ひも付きで首から掛けて使用するのがルールになっており、いかにもそれっぽくて多少気恥ずかしいものの、衆人環視?の元に不正乗車を防ぐようになっているようです。
朝夕は区間運転や快速運転もあるようですが、昼間の運行は宇都宮駅西口から終点の芳賀・高見沢工業団地まで概ね12分間隔、所要時間は約45分で結構「乗りで」があります。総じて道路幅員が広いことも要因の一でしょうが、道路信号の制御や右折レーン設定が上手くされていて、路面電車でよくある右折車が進路を塞ぐようなことは余り起こっていなかったと思います。

宇都宮駅を出るとビルの並ぶ市街地を通り、やがて途中鬼怒川を渡るあたりが車窓風景的にはハイライトと言えそうです。鬼怒川より東側は住宅団地や工業団地の中を走る感じになり、終点の芳賀・高見沢工業団地停留所の周囲はホンダの工場に囲まれていました。

グリーンスタジアム前~ゆいの杜西

こういう新しい鉄軌道が生まれること自体、大変喜ばしいですし、行政がこういったチャレンジをしてくれることについては羨ましく思いました。

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