TOY-TORCHA

59歳お父ちゃんの「つまらなくって、何の役にも立たない」と大評判の馬鹿まる出しブログ。

都知事選のコト 続き

2024-05-30 13:54:27 | 日記
石丸さんの動画見ていただけたでしょうか。

賛否両論、好き嫌いのはっきり分かれる
タイプなんじゃないかと思いますが、
小池さんとか、蓮舫さんなんていう、すでに
絶対無能かつ有害って事が証明されてる人達
とは比べるのも失礼なほどに優秀だという事
だけはわかっていただけたと思います。

とうちゃんは、この石丸さんて人おもしろい
と思って動画を見続けてて、
で、優秀な人なんだろうだけど どーも
全面的には賛同できないんだけど 今の日本
には必要な人材なんだろうけど うーん
なんだかなあ……
みたいな感想なんですよね。

このややこしい気持ちの中身は、
日本の国の形を変える覚悟を突き付け
られる戸惑いと不安なんじゃないかな、
って思うんですよ。

とうちゃんは、群馬に住んでた頃、町内会の
お仕事引き受けてたことがあるんですけど、
そこでは何か決める時に、お茶飲みながら
だらだらだらだら時間かけてね、世間話を織り交ぜ
ながら、ほんとに無駄と思えるほどの時間をかけて、
しゃべりつづけるんですね。
けれど、それはつまり、情報の共有を図りながら
丁寧に合意を形成してゆく、っていう、
高度な話し合いの技術かもしれないんですよ。
(それか単なる暇つぶしかもしれないんですけど)
で、町の為には、誰かが面倒を引き受けなきゃなら
ないとか、ばかをみなけりゃならないってときには、
なぜその「誰か」が「あなた」なのか、ってところを
よーくわかってもらえるまで説明して、気持ちの
すり合わせをして、そいで納得してもらえたなら
うんと感謝して、酒飲んでシャンシャン。
っていうようなね、そういう手続きを踏んで町内会
というめんどくさい共同体が、維持されてゆく。

そうやって苦労の果てに維持された包摂的な環境が、
個人の帰属意識を養い、ひいては国としてのまとまり
を生み出す。
というような仕組みがぎりぎりで機能して
なんとかなってるのが今の日本だと思ってるんですよ。

アメリカ人だったらイエスかノーか、多数決とって
ハイ決まり、センキュー!
ってところを、白黒をはっきりつけるんじゃなくて、
灰色の、妥当な濃度を探るってのが、いなか者の話し
合いの基本方針なんですね、おそらく。だから
何よりも気分が優先で、合理性とか効率とかいっさい
気にしない主義。

とうちゃんは、安芸高田の議会のおじいさんたちを
擁護するつもりはさらさらないんです。
けれど、石丸さんが戦って、否定しようとして
いるものの本質が、あのポンコツ達の後ろにある、
この国の昔からのまどろっこしい
やり方なんだとしたら……。
って、そこが心配になっちゃうんですよ。

昔からのやり方って言ったって、明治維新とか
敗戦後のGHQによる洗脳の時代を挟んでるんだ
から、どれだけのものが残ってるって言えるんだ。
みたいな意見もあると思うんですけど、
それについては「日本語」そのものに刻み込まれた
仕組みによって、現代に伝わってるんじゃないかな
って思います。

とうちゃんは、先祖代々の由緒正しきいなかもの
なので、農耕民的な考え方がよくわかる気が
してるんですけど、畑仕事をする人たちというのは、
並外れた雨風や日照り、地震、洪水等々の
人間の力じゃどーにもならないものに日々
さらされてますから、なにかというと
「まあ、しょーがねえわなあ」
みたいな気分になりがちで、それは
天下国家の問題に対しても同様に働くんです。

だからとうちゃんは貧乏なくせに
消費税値上げとか、支給年金の減額とか、
あんまり文句言ったことなかったんですよ。
さすがにワクチンだけはゴネましたけど……。

つーか、アレ打った人の数考えると、日本人全体が
お百姓体質って考えていいんでしょうね。

で、そういう考え方、感じ方と通じてる気がするん
ですけど、日本人の言葉の使い方って、
「引っ越す事になりました」とか、
「離婚することになりました」みたいに、
当事者意識が欠けてるっつーか、責任逃れ感が
強いっつーか、ヘンな言い回しが多くないですか。

自分で決めたんだから、「~します」とか、
「~することにしました」がより正確な表現で
すよね。「なりましたー」ってのは、
なんだか、いつのまにか、寝て起きたら、自動的に
そーなってた。 みたいな時の言い方でしょ。

そういう言語感覚の人たちが大勢集まってできてるのが
この国だから、自分で決めたくない。波風立てたくない。
断定的に言い切りたくない。憲法問題やら、原発のコトやら、
いろんなことをあいまいにしておきたい。
っていう国になっちゃってるんですよ。
……きっと。

石丸さんの論法って言うか話の進め方ってのは、
白なんてありえませんよ、黒ですよ!あたりまえでしょ!
ハイ、オッケー!!
みたいな感じなので、日本の、田舎の、低脳の、
お年寄りたちには合わない。あたりまえ。

もしもこの人に都政をまかせるなら、まかせる側も、
相当な覚悟を決める必要があるんじゃないでしょうか。
特に、ものの考え方まで変えられてはいけない
ってところがみそで、日本流のまどろっこしい
話し合い方を、全否定しちゃいけないと思うんですよ。
それは日本の国を穏やかに保ってきた知恵なんです。
白黒つけるだけが能じゃないし、根回しもアリなんですよ。
安芸高田のジジババが低脳だっただけで、やり方
そのものが悪かったのではないと思います。
たぶん。

とは言え、この国が置かれた危機的状況を鑑みれば、
悠長な話し合いなどしていられる余裕が無いのも
あきらかですし……。


なので、もうしばらくとうちゃんは
悩んでみようと思います。


ま、現状マスコミの報道では小池さん対蓮舫さんという、
目糞鼻糞対決ということになってるそうなので、
とうちゃんの心配はまったくの杞憂に終わる
のかもしれませんけどね。



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2 コメント

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とうちゃん、こんにちは! (小平次)
2024-05-30 15:56:49
とうちゃん、こんにちは!

>>日本の国の形を変える覚悟を突き付けられる戸惑いと不安なんじゃないかな。。

なるほど

それは確かにあるかもしれませんね

でも私は、国の形を変えようとしているのではなく、守るべきものを守るための優先順位が明確なだけなのだと思っています

で、あのジジババたちはそれを理解できない

とうちゃんが最後に言っているように、もはや悠長なことは言ってられない、ってところだと思うんですよね

ちょっと長くなるんですけど、SNSで石丸さん、安芸高田市の教育長だったかな、辞任の挨拶に行ったそうなんです

そしたらその人、70歳だそうですが「石丸市長と一緒に仕事をして、改めて思ったことがある」

何かと聞いたら

「長生きしたい、と思うようになりました」

とお答えになったそうです

石丸さん、その時の事を本当に嬉しそうに話していて、それは「この先が楽しみになったということですよね、市長として仕事をして来て本当に良かった」と言ってるんですね

私は少しばかり地域の福祉施設の音楽事業ボランティアにかかわっているんですが、そこの若い職員によく言うんです

今日来てくれた高齢者、乳幼児や小学生、その保護者が笑顔で楽しそうに帰って行った、その笑顔を見て、喜びを感じられない人はこの仕事に向かないと。

もちろんきれいごとだけでは世の中は回らないんですが、心の奥底にそれがなければどんな仕事でもダメだと思っているんです

教育長との会話のことを話をしている石丸さんの笑顔、これだけでこの人を応援しよう、と私は思います

あとですね、ワクチン打っちゃう人は昔のお百姓さんとは全然違うと思うんです

江戸時代の農民は本当に強かった

お上の法がおかしければ従わない、変えさせる、飲んだくれの役人がロクに検地もしなければ、更に上の役人に訴え追い出してしまう、偏向教科書では学べない強さ、自分の村、自分の生活は自分たちで守る、今の日本人はお百姓体質ではなく、奴隷体質、で、そのこと自体に気づいていない、というのが現状のように思うんですよね

ちょっと長くなっちゃったんでこれくらいにして、6月になったら久しぶりに飲みに行きましょう!

今足立区ですよね?

北千住に安くて美味い店があって、最近時々妻と行ってるんですけど、雑な感じがとうちゃんと私で飲むにはぴったりの感じの店です

もしかしたら知ってるかもですが、ぜひ、都知事選前に行きましょう!!
返信する
小平次さん、こんにちは!! (torcha-n)
2024-05-30 16:42:24
そうですね、とうちゃんも石丸さん個人に
好感持ってるし、
なんなら総理大臣やってほしいくらいなんですけど、
今回の都知事選出馬は時期尚早の感否めずって気がします。

前にも書きましたけど、カウンターたりうる能力を持った
議員さん達がどれほどいるのか、そっちが駄目なら安芸高田の
轍を踏みかねない。そういう不安を父ちゃん自身も払拭できずにいますし、
噂程度の情報しか持たない有権者ならなおさらでしょう。
地方でわかりやすい成果をあげて見せて、
いい意味で世慣れして
丸まってから、万全の態勢で望んでほしかった。
というのが、本心なんですけど、ヘンな潰され方だけはさせたくないですからね。
宣伝に励まなくてはなりませんね。

北千住の件、了解です。
六月なら、一日と二日以外、どの日でも大丈夫ですので連絡ください。
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