つい今しがた、
妹から、スマートフォンと家電の
両方に、立て続けに連絡が入りまして、
何事かと思ったら、
「テレビに映るから観ろ!」
との事、何やらバイト先のお店が
ニュース番組の取材を受けた様子。
早速、ベッドにいたばあちゃんを起こして
あわててテレビをつけました。
東京のママの家で暮らしているみんみへの
連絡も忘れません。
みんみと電話で話しながらテレビ画面を
見つめておりますと、見覚えのある建物が
映りまして、カメラは、お店の厨房へ、
働いてる人たちの中に、妹の姿を探しますが
見当たりません。
ちょっとがっかりしている父ちゃんには
おかまいなしに、お客さんの様子などが
映り始めて、お店紹介のコーナーは、
終わってしまいそうな気配。
みんみの残念そうな声が聞こえた時、
父ちゃんは気づきました。
こ、このお客さん……。
「おいしいですよー、いやー
群馬県民でよかったと思いますぅ」
思いっ切りインチキ臭く、サクラを
演じているのが父ちゃんの妹でした。
もっとがっかりしました。
みんみも鼻で笑っています。
この妹は、ついこの間、
娘(父ちゃんの姪)の結婚式で、
ウェディングドレスの裾を踏んづける
という大活躍をしでかしたばかりです。
ちっとも反省してません。