元彼女は風俗嬢
客から始まりついにお付き合いするようになりそのことを報告するブログです。しかし別れが・・・。
 



さて、そういう訳で家に帰った俺だったが実家のことが気になって仕方がなかった。


電話しようかしまいか携帯の前で悩むこと30分、Yから電話がかかってきた。


俺「もしもし。」


Y「あのさ~、何か色々あるみたいだけど大丈夫?」


俺「うん、大丈夫。」


Y「本当に~?熱とかあるの?」


俺「ないと思う。」


Y「ないと思うって。体温計とかあるの?」


俺「実はない。」


Y「駄目じゃん!今から買っていってあげるから。」


俺「いいよ!疲れてるだろうし。」


Y「まぁまぁ!普段我侭ばっかり言ってるし辛い時くらいお姉さんにまかせなさい!」


俺「うん・・・。」


Y「じゃあ今から行くから。」



その後すぐYが来てくれた。



Y「こんばんは~。」


俺「来てくれてありがとう。」


Y「いいって、でも何にもない部屋だね。」


俺「物置くのあんまり好きじゃないんだ。」


Y「ふ~ん。じゃあこれ。」



Yは体温計や薬やヨーグルト等を買ってきてくれた。



俺「ありがとう。」


Y「色々あると思うけど○○は今のままでいいんじゃね?変わる必要なんてないよ。」



俺はこの言葉に救われた。


そりゃそうだ、俺は俺。


無茶する必要はない。


背伸びしなくてもいい。


Yは何気なく言ったかもしれないがこの言葉が今の俺の根底にあるのかもしれない。



俺「ありがとう・・・。」


Y「いいよ~。」


俺「・・・。」


俺「あのさ・・・。」


Y「何?」


俺「俺が実家を出てきたって話はしたじゃない。」


Y「うん。」


俺「実家に電話してみようと思うんだ。」


Y「いいんじゃね。」


俺「・・・でも怖い。」


Y「私いたほうがいい?」


俺「・・・うん。」


Y「じゃあいるわ~。」



その後2人でぼーっとし気持ちに大分ゆとりができた。



俺「もう朝だし帰りなよ。」


Y「そうだね、ねぇねぇ、気持ちは楽になった?」


俺「うん、一緒にいてくれてありがとう。」


Y「いいよ~、じゃあね。電話できるといいね。」



Yは帰っていった。



その後俺の携帯とにらめっこは続いた。


時刻は朝7時半。


家に電話したら母親がでるかも・・・。


ええい!!!思い切って電話してしまえ!!!


そう思い俺は実家に電話してみた。


番号を押す指先は振るえコールしてる最中に吐きそうになった。



「はい、~~です。」


俺「・・・。」



声からでは誰かわからなかった。



俺「あの・・・、俺。」


「お兄ちゃん!!??」



お兄ちゃんと聞いて少し安心した。


少なくても母ではなかったから。



俺「うん、○○やで。」


「何でどっかいったん?うち心配したやんか!」



電話は妹のNだった。



俺「ごめん。」


N「今どこおんの?」


俺「東京。」


N「兄ちゃん、帰ってきてよ・・・。」


俺「・・・。」


N「・・・。」


N「でも元気やったからちょっと安心したわ。」


俺「うん。」


俺「お前今日学校か?」


N「うん、そうやで。」


俺「何時頃終わるん?」


N「四時には家おると思う。」


俺「部活とかしてないんか?」


N「うん。」


俺「そっか・・・。」


俺「じゃあ学校頑張れよ。ほなな。」



俺は強制的に電話を切った。


久しぶりに聞く関西弁に俺の地元への想いはいっそう強くなった。


とりあえず俺は少し眠ることにした。


その後俺は昼前まで眠り、起きると何かふっ切れたように東京駅に向かった。


実家に帰ろうと思った。



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