元彼女は風俗嬢
客から始まりついにお付き合いするようになりそのことを報告するブログです。しかし別れが・・・。
 



その後店を出てタクシーに乗り込んだ。


Y「今度は私が払うから。」


俺「あっ、わかりました。」


俺は今までにないくらいドキドキしていた。


ドキドキしているのがばれたのかYはどうでもいいようなことを俺に話しかけてくる。


Y「何?緊張してるの?(笑)」


俺「緊張・・・、してますね。(目が見れない)」


Y「やだ~、そんなに緊張しないでよ~。こっちまで緊張するじゃない。」


俺「すいません。でも女性の家に行くなんて緊張しますよ。」


Y「今まで彼女いたことないの?」


俺「彼女はいましたよ。」


とこんな会話を交わしながらもタクシーはどんどんYの家に近づいていく。


Y「ここでいいです。」


どうやらYの家についたようだ。


Yの家はマンションなのだが一言で言うとでかい!!!


俺「(マンションを見あげる)」


Y「何見てるの?(笑)」


俺「こんな大きいマンション見たことがなくて・・・。」


Y「こんなの普通だよ。ちょっと田舎にあるしね。」


俺「でも大きいと思います。」


Y「マンションはいいからあがってよ。」



俺はマンションの中に招かれた。



Yの家は部屋がたくさんあり天井が高くいかにも高そうなマンションだった。


洗濯物やゴミは溜まりまくっていたが・・・。


Y「片付けてなかったから恥ずかしい・・・。」


俺「じゃあ片付けましょうか?」


Y「いいの?じゃあ私お風呂はいってくるね。」


俺「(ドキドキ)はい。」



俺は部屋のゴミをまとめ洗濯機に洗濯物を詰め込み食器を洗った。


どうして部屋を片付けられないんだろうと思ったがきっと仕事が忙しくて片付ける暇もないんだなとも思った。


食器を洗っているとYがお風呂から出てきた。



Y「こんなに部屋って綺麗になるもんなんだね~。」


俺「少しは片付けましょうよ!」


Y「でも忙しいからな~。」


俺「じゃあ俺が定期的に片付けにきましょうか?」


Y「本当?ぜひお願いしたいよ。」


その後Yはビール、俺はコーラ(俺は酒に弱いのです)を飲みながら2人で色々話した。



Y「ところでさ~、ピアノうまいよね。」


俺「ありがとうございます。」


Y「小さい頃からやってたの?」


俺「3歳くらいから。」


Y「家のピアノってどんなの?」


俺「普通のですよ。」


Y「ピアノって高いんだよね。やっぱ金持ちじゃん。」


俺「おじいちゃんが買ってくれて・・・。」



俺はこの時ふと思った。


家のピアノは売られてないだろうかということだ。


俺が家からいなくなりピアノを弾くのは上の妹くらい。


あの母親の性格からするともう売られているかもしれない・・・。



Y「どうしたの?」


俺「いえいえ、何でもないですよ~。ちょっと酔っ払ってるのかも・・・。」


Y「え~、さっきちょっと飲んだだけじゃない。横になる?」


俺「はい・・・。」


Y「じゃああそこのベッドで寝ていいよ。」


俺「はい・・・。」



俺はベッドに横になり家のピアノのことを考えた。


同時に家族のこともポツポツ思い出した。


しばらく横になるっているとウトウトしてしまった。


突然体の上に何か重いものが。


Yだった。


Y「寝ちゃった?」


俺「・・・まだ寝てません。」


Y「寝ちゃったのかと思った。」


俺「・・・。」



Yは何も言わず俺にキスしてきた。


その後は・・・男女の仲ということで・・・。



翌日、目が覚めると横にはYがいた。


俺が起きるとYも目を覚ましたようだった。



俺「おはようございます。」


Y「ん・・・、おはよう。」


俺「何か食べます?」


Y「ん・・・。」



Yは起きてるのか起きてないのかわからないような状態だったので俺は朝ごはんを作ることにした。


冷蔵庫の中には・・・、いつのだよ!という食材や明らかに腐っている食材もあった。


Yは料理しないんだな~と思いつつ限りある食材から朝ご飯を作った。


ご飯を食べながら話をしていたのだが話は思わぬ方向に・・・。



Y「ね、今日仕事休みだからどっか行かない?」


俺「今日バイトあるんですよ。」


Y「バイトしてんの?30万貰ってるんじゃないの???」


俺「それは全部家に仕送りしてます。」


俺「だから生活費稼がないと駄目なんですよ。」


Y「じゃあ私と遊べないってこと?」


俺「そんなことないですけど・・・。」


Y「私と遊ぶの嫌?」


俺「嫌ではないです。遊びたいです。」


Y「じゃあさ、今日のバイト代私が払うからさ、バイト休んで遊びに行こ!」


俺「そういう訳には・・・。」


Y「いいじゃん。ちょっと多めに渡すからさ。」


俺「はぁ・・・。」



この日はYとデートすることになった。


しかしデートといってもDVDかりてきて観たり漫画読んだりご飯食べたりと家でのんびりするだけだった。



俺「そろそろ帰ります。」


Y「そうだね~、今日は楽しかったよ。」


俺「俺も楽しかったです。」


Y「そうそう、これあげるね。」



Yは封筒を差し出した。



Y「ちょっと多めにいれといたから。私○○のこと応援するからね。」


俺「やっぱりいらない・・・。」


Y「えっ!?」


俺「何もしてないのに貰えない。」


Y「・・・。私のこと嫌い?」


俺「そういうことじゃないけど・・・、お金が欲しくて今日ここにいたんじゃないよ。」


Y「じゃあ貰ってよ!!!」


俺「・・・。」


Y「はい!!!(無理矢理)」


Y「また遊ぼうね。」


俺「うん・・・。」



結局俺はYからお金を受け取ってしまった。


しかし俺にはお金よりも気がかりなことがあった。


家族のことだ。


ピアノも気になるがピアノは物。


皆ちゃんと生活できているのだろうか?


この後「実家に帰ろうかな」という思いが俺を支配することになる。


冷たい風が吹く中俺は誰もいないアパートへと足を進めた。



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