元彼女は風俗嬢
客から始まりついにお付き合いするようになりそのことを報告するブログです。しかし別れが・・・。
 



渋谷に向かう道中、Yは俺に色々質問してきた。


Y「ね~ね~、お父さんは何してる人なの?」


俺「父はおととし亡くなりました。」


Y「えっ!!ごめんね・・・。」


俺「いえいえ、気にしてないですよ。」


Y「そっか~、若いのに大変なんだね~。」


俺「そんなに苦労してないですよ。」


Y「っていうかさ、敬語はいいって!前にも言わなかった?」


俺「でも年上の人には敬語使わなきゃ・・・。」


Y「・・・。なんかさ、他の男と違うよね。」


俺「そうですかね。」


Y「そうだよ~、無意味に自分を大きくみせたりしないし、等身大ってのかな。」


Y「かといって等身大が小さい訳でもないし・・・。私にもわかんない。」


こんな話をしている内に渋谷に到着した。


運転手「~~円です。」


Y「はいはい。」


俺「あっ、払います。」


Yが俺の財布の中身を見る。


運転手「はい、どうも。」


俺達はタクシーから降りた。


俺「これからどこ行くの?」


Y「・・・、っていうか今すっごくお金もってなかった?」


俺「(しまった!)いやいや・・・、千円が多いからじゃないですか?」


Y「・・・、ふ~ん。じゃあ行こうか。」



ごまかせたかどうかはわからないがYの行きつけのバーへ向かった。



Y「ここだよ~。」


俺「うわ~、おしゃれなとこですね~。」


そして適等に注文しご飯を食べ始める。


Y「っていうかさ、さっきすっごいお金持ってなかった?」


俺「・・・。」


Y「本当にお金貰ってるんだね~。」


俺「ピアノ弾く代金をそのまま財布にしまってて・・・。」


Y「いくら貰ったの?」


俺「・・・30万です。」


Y「へ~、普段はいくらもらってるの?」


俺「30万。」


Y「ヒモ生活万歳だね!」


俺「・・・、でもピアノの30万は財布の中だけど普段もらってる30万は全部仕送りしてます。」


Y「はっ???○○って大学生だよね!?何でそんなに仕送りしてるの?」


俺「・・・、ものすごく重い話になるけどいいですか?」


Y「いいよ。話せるの?」


俺「誰かに話したかったから・・・。ほんとにいいの?」


Y「私でよかったら話してよ。」


俺「さっき父はいないって話はしたよね。うち母子家庭なんだ。」


俺「それで・・・、父方のばーちゃんが施設に入ってて・・・。」



俺はYに今までの過程を説明した。



Y「苦労してんだ、ごめんね、軽々しく色々聞いちゃってさ・・・。」


俺「いいよ。Yさんに話せてよかったよ。」


Y「・・・、あのさ、実は私も似た感じでさ。」


Y「聞いてくれる?」


俺「うん。」


Y「実はさ、私の家さ、普段は仲のいい家族なんだけどさ、親父が酒飲むと暴れちゃってさ。」


Y「家の中で暴れまわって物壊したり、お母さんに暴力振るったりしててね~。」


Y「そんな中育った私は一刻も早く家を出たかった訳よ。」


Y「高校卒業して東京に出てきたんだけどやりたいこともないしずっとブラブラしてバイトで食いつないでたの。」


Y「貧しくてさ~、やりたいこともないのに何でこんな生活しなきゃいけないんだ!って思った訳よ。」


Y「それでこの世界はいって6年経ちました~。生活は楽になったけど何でこんなことしてんだろって思ってさ。」


Y「仕事に誇りもないし、かといってやりたいこともないし・・・。」


Y「私どうしたらいいんだろうね。」



Yはお酒が入っているのか色んなことを俺に話してくれた。



Y「何かね、○○になら何でも話せちゃうな~。」


俺「それは酔ってるからじゃないですか?」


Y「違うよ~。私酔わないよ~。○○がいると安心するの。」


俺「(確実に酔ってると思うが)そうですか。」



Y、俺の腕にしがみつく。



俺「ほら、酔ってるじゃないですか!」


Y「う~ん。」


俺「大丈夫ですか?」



俺がYの顔を覗き込んだ瞬間、Yは俺にキスしてきた。



俺「(顔真っ赤)な、何するんです!!??」


Y「真っ赤だよ~、可愛いね~。」


Y「ね~ね~、今まで付き合ったこととかあるの~?」


俺「(ドキドキが止まらない)ありますけど・・・。」


Y「本当に~?じゃあさ、耳貸して。」


俺「はぁ・・・、何ですか?」



俺が耳を近づけるとYは俺の耳をペロッと舐めてきた。



俺「(顔もっと真っ赤)うわっ!!!」


Y「も~、面白~い!!!」


俺「ちょっと!!!本当に怒りますよ!!!」


Y「ごめんごめん。何かからかいたくなってさ~。」


俺「・・・。」


Y「怒った?」


俺「怒ってませんけど・・・。」


Y「けど何?」


俺「恥ずかしいです・・・。」


Y「・・・、ねぇ、これから私の家来る?飲みなおさない?」


俺「・・・。」



俺はこの時家で飲むだけではないことはわかっていた。


しかし、理性で押さえられなくなってしまっていた。



俺「行きます。」


Y「じゃあ店でよっか。」



夜はまだまだ長い・・・。


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