少年トッパ

小山卓治ライブ@名古屋クアトロ(07.09.30)



 えー、10/7の大阪でのライブに行かれる方は読まないように。ちょっとですが構成について触れてますので。

 2ヶ月前のライブに続く「全曲披露ライブ」の第2弾。今回は4枚目から6枚目までのアルバムと同時期に出したシングルの収録曲すべて、計32曲が取り上げられた。もちろん、一曲たりとも漏れていない。立派である。偉い!
 と褒めたあとに言うのもナンだが、実は最後の一曲を歌い忘れたまま卓治は舞台袖に引っ込んでしまった。で、慌てて引き返してきたのである。本人いわく「マジで忘れていた」らしい。まったくもって、「ここぞって時に決まらねえ」男ですわ。わはは。
 しかし、その最後の最後の一曲『YELLOW CENTER LINE』が、これまた素晴らしかった。泣きそうになった。というか、「ミラーボールを回す」という演出に僕が極端に弱いだけなのかも。甲斐バンドファンの習性かな?

 前回に続いてノドの調子もバッチリ。齢50を越え、ますます歌声に力強さと説得力が増した気がする。あ、でも、大好きな『DaDa』はオリジナル通りのアレンジで聴きたかったなぁ。今回はよりスローなテンポで重苦しく歌っていて、それはそれで悪くないんだけど、やっぱりオリジナルの切っ先鋭い雰囲気の方が好きなのよ。
 背筋がゾクゾクッとしたのは『The Fool On The Build'』。もともと大好きな曲、というか、もしも「これは自分のことを歌ったんじゃないかと思える曲ランキング」があるとしたらダントツで1位になる曲なので、聴くたびに切なくて仕方なくなるのだ。なので普段は聴かないようにしている。
 ライブ後の飲み会でご一緒したKちゃんは『Motherless Child』にいたく感動していた。うん、確かにこの曲を歌った時の気迫は凄かった。殺気みたいなものさえ感じられたもんね。「かつてお前が叫んだ言葉で誰かが同じ拍手を受けている」というのは、世の真理を見事に言い当ててるなぁ、と改めて感心。

 そんなこんなで実に良いライブだったんだけど、やっぱりお客さんは少ないなぁ。たぶん70人ぐらいじゃないだろうか。チケット代が4000円だから4000×70で28万円? 会場の使用料とか卓治本人及びマネージャーの交通費や宿泊費や食事代とかを差し引いたら……うむむむむ。余計なお世話だろうけど、やっていけるんだろうか。次のライブ(全曲披露ライブ第3弾)は来年になるらしいけど、みなさんぜひとも行ってあげて。いいもん聴かせてくれるから。
 あと、いよいよ初期のアルバムのリマスター盤が発売になるのよ。もうすぐ卓治の公式サイトで告知されるだろうから、マメにチェックすべし!

コメント一覧

トッパ
あちゃちゃちゃ、それはホントに残念!

今回のライブ、あらかじめ3時間以上だと分かってい
るんだから、もっと開演時間を早めに設定すべきで
すよね。この意見、ちょっと前に卓治の公式メーリ
ングリストで直訴しときました。実際、名古屋の時
も最後まで見ずに帰った方が何人かいましたし。

とにかく、お疲れ様でした~。
SKD
大阪行ってきました!
開演が10分ほど遅れて3時間・・・
悲しいことに日帰りの私は、結局アンコール観ずに会場をあとにしたのでした(^^;ゞ
残念!

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