期待作『世界で一番美しい夜』公開！ ＜08年7月5日公開作＞

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順に並べましたが、途中からはテキトーです。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『世界で一番美しい夜』160分・R-18
　出生率日本一を誇る村に隠された奇妙な秘密を描く異色ドラマ……らしい。監督は『AIKI』『暗いところで待ち合わせ』の天願大介。田口トモロヲ、佐野史郎、柄本明、三上寛、石橋凌など、曲者っぽい役者がたくさん出ています。シルバー劇場にて。

『クライマーズ・ハイ』145分
　航空機墜落事故の取材に奔走する新聞記者たちの姿を描く社会派ドラマ……らしい。実話に基づいた物語です。原作は『半落ち』の横山秀夫、監督は『突入せよ！あさま山荘事件』の原田眞人。堤真一、堺雅人、山崎努、遠藤憲一 、田口トモロヲなど、なかなかの豪華キャスト。野波麻帆も出てるけど、『チーム・バチスタの栄光』に続いて小さな役っぽいなぁ。でもまあ、たぶん観ます。

『カメレオン』97分
　謎の組織との戦いを強いられていく青年の姿を描くクライム・アクション……らしい。丸山昇一が松田優作のために書いた脚本の映画化だそうです。監督は『魂萌え！』の阪本順治で、主演は藤原竜也。名古屋市内ではピカデリーにて。
　阪本順治といえば、『闇の子供たち』も近日公開ですね。『夜を賭けて』と同じく、梁石日の同名小説の映画化です。

『スピード・レーサー』（米）135分
　日本製アニメ『マッハGoGoGo』を実写化した話題作。監督は『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟。主演のエミール・ハーシュってのは知りませんが、クリスティーナ・リッチ、スーザン・サランドン、真田広之と、いい役者を並べてますね。しかし、どう考えても『マッハGoGoGo』というタイトルの方がカッコいいんじゃない？

『庭から昇ったロケット雲』（米）104分
　宇宙に行く夢を実現させようとする中年男とその家族が織りなす感動ドラマ……らしい。主役はビリー・ボブ・ソーントン。なかなか面白そう。名古屋市内ではゴールド劇場とTOHOシネマズ名古屋ベイシティにて。

『縛師 　Bakushi』94分
　“縛る”ことで女性たちに快楽を与える3人の縛師に密着し、SMという行為の本質に迫るドキュメンタリー……らしい。きゃっ、禁断の世界。監督は『ヴァイブレータ』などの廣木隆一。名古屋シネマテークにて。しかし、昼間ずっと『靖国』を上映してて夜だけコレ、という落差も面白いっすね。

『レッドライン』（米）95分
　天才女性ドライバーが危険なストリート・レースに挑む姿を描くカー・アクション……らしい。フェラーリなどの高級スポーツカーが多数登場するそうです。名古屋市内ではミッドランド スクエア シネマにて。

『1978年、冬。』（日・中）101分・PG-12
　文化大革命後の中国北部の田舎町を舞台にした青春映画……らしい。主人公は18歳の少年。ん？　1978年の話で主人公が18歳ってことは、ほとんど僕と同い年じゃん。どんな内容なのか気になるなぁ。シネマスコーレにて。

『ブルー・ブルー・ブルー』（オーストラリア）107分・PG-12
　サーフィンで世界へ躍り出ることを夢見る青年の成長や恋、友情を描く青春映画……らしい。「ド迫力の波乗りシーンたっぷり」だそうです。センチュリーシネマにて。

『今、愛する人と暮らしていますか？』（韓）116分・PG-12
　二組の倦怠期カップルが互いの相手と不倫関係に陥ってしまうさまを描く恋愛ドラマ……らしい。シネマスコーレにて。

『ONE CALIFORNIA DAY』（米）96分
　カリフォルニアで脈々と受け継がれてきたサーフィンの伝統や魅力を伝えるドキュメンタリー……らしい。センチュリーシネマにて。

　シネマスコーレでは、あの戸塚ヨットスクールを舞台にした映画『スパルタの海』が公開されます。1983年に作られたものの諸々の事情で公開中止になった作品ですね。どんな風に戸塚ヨットスクールが描かれてるのか、ちょい気になります。

　そして、伏見ミリオン座では、名古屋シネマフェスティバルがスタート。「山形国際ドキュメンタリー映画祭2007セレクション」「ショートショートフィルムフェスティバル」など多くの催しがあるわけですが、一番集客力があるのは水谷豊主演・長谷川和彦監督の『青春の殺人者』じゃないかと思います。できれば僕も30年振りに観たいなぁ。あと、『ガキ帝国』や『家族ゲーム』も。

　さて、そろそろ『靖国』を観に行かなきゃ。どれくらい混んでるんだろ。