新刊だけではなく、古いものも入っています。
◎小説
『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ
『三体II 黒暗森林』劉慈欣
『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ
『なめらかな世界と、その敵』伴名練
『君が異端だった頃』島田雅彦
『熱源』川越宗一
『類』朝井まかて
『輪舞曲』朝井まかて
『じんかん』今村翔吾
『青い秋』中森明夫
『青春とは、』姫野カオルコ
『だまされ屋さん』星野智幸
『線は、僕を描く』砥上裕將
『御社のチャラ男』絲山秋子
『推し、燃ゆ』宇佐見りん
『一人称単数』村上春樹
引き込まれ度ナンバーワンは、やはり『ザリガニの鳴くところ』。これほどまでに主人公の安寧を願いながら読んだ本は久々でした。
結末に関しては賛否両論あるようですが、僕としてはあれで良かったと思います。
『三体』シリーズは、もう笑っちゃうぐらいの壮大さ。今年中に完結編が出るようなので楽しみにしております。
◎評論・ルポルタージュ・エッセイ
『聖なるズー』濱野ちひろ
『2010s』宇野維正、田中宗一郎
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』ブレイディみかこ
『これでもいいのだ』ジェーン・スー
『#あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組』山本太郎
『女帝 小池百合子』石井妙子
『日本辺境論』内田樹
『私は本屋が好きでした──あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』永江朗
『古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家』辻田真佐憲
『痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか』安田理央
『コロナの時代の僕ら』パオロ・ジョルダーノ
『まあまあふうふう。』八千草薫
『上を向いて歩こう』佐藤剛
『聖なるズー』は「人間と動物とのセックス」という題材を扱った、なかなかに衝撃的なルポルタージュです。
しかし、それと同じくらい衝撃的なのは作者が長年にわたってDV被害を受けていたという事実と、それに関する描写。読んでいて、とことん気が重くなりました。
『2010s』は2010年代のポップカルチャーについての対談集。ものすごく勉強になりました。
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