●『33分探偵』最終回
『時効警察』みたいな脱力系の笑いを狙ったドラマだが、結局ほとんど笑えなかった。主役が堂本剛だったせいだけじゃなく、企画自体も安易すぎたと思う。人を笑わせるってのは、そんなに簡単なことじゃないもんね。
最終回では唐突に「理由なき殺人がはびこる現代社会に物申す」みたいな口上が飛び出したけど、それがいかにも付け焼き刃で薄っぺら。そんな中途半端なことをするくらいなら、徹底的にバカバカしいノリで終わらせた方がマシだったんじゃない? とことん不毛。
それにしても、野波麻帆、ちょっと安っぽく使われすぎ。もっと大きな役を与えられるべきじゃない?
●『キャットストリート』最終回
残念ながら、ちょっと期待外れ。もっと奥深いドラマになるかと思いきや、ずいぶん甘い結末になってしまっていた。特に良くないのは、ダンスが得意な少年(木村了)がコンテストで優勝しちゃうこと。いや、そういう展開自体は悪くないけど、肝心のダンスが大したことないから説得力が皆無なのよ。別に下手でもないんだけど、少なくとも優勝できるレベルじゃないでしょ。これは演じた木村了のせいではなく、演出する側の責任。代役を使ってでも、それなりに見応えのあるダンスを見せないと。
谷村美月が良いのは当然(だよね?)。このドラマでは、むしろ黒川智花が素晴らしかった。ひたすら可愛い。こういう役柄で映画に出てほしいもんだ。勝地涼も好演していたけど、なんか以前よりずいぶん痩せてない? ちょっと心配。
最終回だけ出た鳥居みゆきは、使われ方が中途半端。まあ、旬の人を出してみました、ってことだろうけどね。NHKの好きな手口。
谷村美月といえば、『太陽と海の教室』もしっかり見ておくべきだった、と今になって後悔している。1回目を見逃しちゃったので、あとは断片的にしか見てなかったのだ。でも、何回目かにしっかり最初から最後まで見てみたら、これがかなり見応えがあったのよ。北乃きい、谷村美月、吉高由里子という旬の若手女優トリオの瑞々しさには胸キュンになったし、何よりも健気で純朴な男子生徒を演じる濱田岳が素晴らしい。北川景子も好演。織田裕二に関しては好き嫌いが分かれそうだけど、この役は合っていたんじゃないだろうか。
ただし、主題歌はダメ。名曲中の名曲『君の瞳に恋してる』のカバーなんだけど、アレンジは凡庸だし、歌いっぷりも冴えない。というか下手。なんでこんなのが月9ドラマの主題歌? と思ってたら、これ、織田裕二が歌ってたんだね。アンタ、役者としては悪くないけど、歌手業からは身を引いた方がいいんじゃない?
●『ガリレオΦ』
シリーズの方は一度も見たことがなかった。なので、例の「実に面白い」という口癖も、みっちーの物真似で聞くことの方が多かった。というか、福山雅治演じる湯川学より、みっちーがパロった湯川学を見た回数の方が圧倒的に多かったのよ。
それはともかく、この『ガリレオΦ』は、かなり面白かった。もちろん長澤まさみ目当てで見たんだけど、ドラマ自体も見応えがあったし、天才物理学者である湯川学のキャラも面白い。古畑任三郎同様、こういう「浮世離れした天才であり、なおかつ色男」ってのは、華がある役者が演じないと成立しないもんだよね。そうか、田村正和のフォロワーは福山雅治なんだ。
長澤まさみのコメディエンヌぶりも、かなり良い感じ。優等生っぽい役を演じている時より断然いい。香里奈とのシーンでは『深呼吸の必要』を思い出し、ちょっと感慨深くなった。あの頃の香里奈はものすごく素人くさい演技だったけど、今じゃずいぶん達者な女優になったもんね。しみじみ。
で、『ガリレオΦ』が良かったので、ついさっき『容疑者Xの献身』も観てきた。これがなんと、ビックリするぐらい見応えあり。傑作と呼んでいいんじゃないかな。感想はまた改めて。
●長澤まさみ@『笑っていいとも』(10/6)
テレフォンショッキングの前に、いつもタモリが客席に語りかけて、客が「そーですね」と大声で返事する、というやり取りがあるでしょ? 前にも書いたと思うけど、あれが大っ嫌い。ものすごく気持ち悪い。タモリ、よくあんなことを何年も続けてるなぁ。まあ、やってる方は気持ちいいのかもしれないけど。
で、長澤まさみ。おっとりした受け答えに終始していて、少し前の『風とロック』に載ってたような爆裂トークにはならず。もしかしてタモリの鼻の穴にも指を突っ込むかも、と期待してたんだけどなぁ。あ、意味が分からない方はスルーしてください。
●甲斐よしひろ@『はなまるマーケット』(10/7)
娘(甲斐名都)のPRに時間を割き、「しつけ」について蕩々と語り、ホスト役である薬丸&岡江を褒め、最後には名古屋の某中華料理屋の話を披露(ダジャレ込み)。ファンにとっては特に目新しい話はなかった。まあ、こういう番組はファンのために出るんじゃなくて、世間一般にアピールするためのものだからね。とりあえず好感度は上がったんじゃない?
それよりも、来年2月7日(土)に武道館だって。どうする? って誰に聞いてんだ?
関係ないけど、週刊文春を立ち読みしたら、近田春夫が斉藤和義の『やぁ無情』を讃え、亀和田武がジュリーを感慨深げに語り、「この人のスケジュール」(だっけ?)のコーナーで西島秀俊が新作『東南角部屋二階の女』のPRをしていた。買おうかどうか2分ぐらい悩み、フトコロ具合と相談して見送り。もうすぐ甲斐バンドのライブもあることだし、なるべく支出を減らさんとね。って書きながらも、あんまり『容疑者Xの献身』が良かったのでパンフを買っちゃいましたが。
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