少年トッパ

佐藤真由美さんのサイン。


 画像は佐藤真由美さんという歌人さんのサイン。サイン会で書いていただいたものだ。その時のことは過去の日記に書いたけど、わざわざそっちのページに行っていただくのも申し訳ないんで、ここに再録しときます。
 サイン会が行われたのは今年の1月29日で、場所は名古屋駅前の近鉄パッセにある星野書店。『恋する歌音(カノン)』という本の刊行記念に行われたサイン会だったけど、肝心の本が途中で売り切れになってしまうほどの盛況ぶりだった。というか、もっと用意しとかなきゃ。

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 最近のお気に入り本は、佐藤真由美という女性歌人の『恋する歌音(カノン)』(集英社文庫)。恋について詠まれた古今の短歌を紹介しながら、自身の恋愛観や体験談を綴った本である。中日新聞で毎週日曜に連載されていたから、東海地区の方はご存じじゃないかな?
 で、実は先月29日に行われた刊行記念サイン会にも行ってきたのよ。いやぁ、驚いた。書店に飾ってあった告知ボードの写真よりも、実物の方が遙かにキレイで可愛らしいもん。ちょっとドキドキしちゃったなぁ。で、サインしてもらう時に思わず「あの写真、あんまり良くないですね」と言っちまいました。我ながら失礼な男だなぁ。慌てて「いや、実物の方が遙かに良いという意味ですよ」と付け足したけどね。すんません、口下手なくせに、思ったことをついつい口に出しちゃうタチなんです。あ、でも、佐藤さんのうしろにいたスタッフの女性も、明らかに僕の言ったことに同意してましたよ、佐藤さん。

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 サイン会の数日後、佐藤さんのインタビュー記事が中日新聞に載った。で、驚いた。なんと佐藤さんは連載中に出産していたんだって。んなこと、連載の中じゃ全然触れられてなかったからね。母乳を飲ませたりオムツを替えたり夜泣きに悩まされたりしながら、恋愛に関するアレコレを綴っていたわけだ。さすがプロ。
 ちなみに僕が一番気に入ってる短歌は、117ページに載っているもの。これ、座右の銘にしようかと思ってますです。

コメント一覧

トッパさん
えー、ウチの掲示板へのカキコをコピペしておきます。掲示板
だといつか消えてしまうけど、こっちなら半永久的に残るはず
なので。

※     ※     ※

『恋する歌音(カノン)』 文緒
投稿日:2005年07月31日 (日) 22時22分

日経新聞の「私が癒される本、ゲンキになれる本」という
特集記事の中で、俳優の西村雅彦が
佐藤真由美の「恋する歌音」(集英社文庫)を紹介していた。

トッパさんも好きなこの本の感想を「掲示板に書くね」と言い
ながら、
ずっと書けずにいた私。

だって、最初から最後まで好きなんだもん。
大好きな人に、「どこが好き?」と聞かれて、
簡単に答えられないことってあるでしょ?
そんな感じ。(笑)

山本文緒の名前が出てきたり、
俵万智の短歌が載っていたりと、
私にとっては、魅かれる題材が満載な この本。

様々な想像を描き立てる31文字の短歌の世界が、
宇宙にも似て果てしなく奥深いということ、
そして、
「苦しい恋が終わっても、また誰かを好きになってしまう」、
こんな矛盾の繰り返しが、何十年も、何百年も続いている事実

改めて気づかされます。

「恋に落ちるのは簡単、でも愛するには覚悟が必要」。
そんな、著者の感覚も気に入ってます。
何度も手にとって読み返す度に、決まって開く、いくつかの
ページ。
そこを読むと、心が穏やかになるのです。

そういう意味で、私にとってもこの本は「癒される本」と言え
るのかも。。
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