保育園についたら、まず靴を脱いで下駄箱にしまい上履きを取り出して履く。
毎日毎日繰り返すこの行為。
でも、こんな簡単なことですらぶーちゃんは上手くできない。
今朝の事だ。
靴を脱いで持ち上げたぶーちゃんは、何かに気を取られてぽとりと靴を落としてしまった。
暫くして、ぶーちゃんは落とした靴に足を突っ込み始めた。
「ちがうよ。今何やってたか思い出してごらん」
そう言ってみるが、ぶーちゃんは一生懸命靴を履こうとしている。
要するにです。
「靴を下駄箱に入れる」という行為がストップしてしまった時点で、すっかり自分が「今何をしようとしていたか」ということが分らなくなってしまうらしいのです。
だから、我に返って靴を見ると「外履きがある」=靴を履いてお外に行くという風に思考回路が働き、一生懸命靴を履こうとしているみたいなんですよね。
周囲の状況や自分の置かれている立場から「やるべき事」を考えることが出来ない。
こういうシーンを見る度に、ぶーちゃんに色々なことを教える事の難しさを感じてしまうのです。
履いた靴を私が手を出して脱がせるのは簡単なんだけれど、それをやったらいつまでも「お人形さん状態」ですから、極力手を出さずに考えさせようとします。
「今、何しようとしていた?」
「お部屋に入るにはこれ(上履きを指さして)履かないと入れないよ。今履いているのは外履きだよ。脱がないとこれ履けないよ」
そうはいっても、ぶーちゃんは何処吹く風。
1人でよそ見しているかと思えば、手は靴を履こうと必死に動かしている。
最初こそなるべく穏やかに言おうとするが、これが10分も続くといい加減切れ始めてくる。
「あのさ、ちゃんと見て!何で今これ履いているの?」
「いい加減にしてよね!早く脱いでこれ履いてよ!」
そんな風に口調が厳しくなるのがどうしても押えられない。
それでもぶーちゃんは靴を自分からは脱がないんですよね。
必死に靴を履こうとしていて、上履きなんか見ようともしない。
お友達やお母さん達が横を何人も通り過ぎる中、しつこくぶーちゃんにやらせるべく言い聞かせていた私。
ふと気がつけば、殆ど「あたし、苛めてるんじゃない?」って思われるぐらいぶーちゃんに怒鳴っていた。
こんなに一生懸命教えているのに。
こんなに我慢して努力しているのに。
どうして分ってくれないんだろう。
たったこれっぽっちのこと、なんで気がついてくれないんだろう。
こんな時、腹立たしさの中にどうしようもない無力感に私は襲われてしまう。
最終的には私が靴を脱がせた。
靴を脱いだぶーちゃんは上履きを見るなり、上履きを自分から取っていそいそ履きだし始めた。
多分靴が足から消えたことによってようやく「上履きを履く」という行為を思い出したんでしょう。
なんて事無い一こまだが、これが365日延々と続いている為少々へたれ気味でございます。
10回やっても、100回やってもいくらやってもぶーちゃんは覚えられない事がたくさんあるらしい。
でも、たとえ覚えられなくてもやらなければ始らないから、私はなるべくぶーちゃん自身に色々なことを自分でやらせるべく口酸っぱく教え続けている。
時に、それが行き過ぎているんじゃないかって思うことがあるんですよね。
今回のことで言うなら、私がぶちっと切れて怒鳴るまでやる必要はなくてもっと早く手を貸してあげれば良かったんじゃないか・・・とか。
まぁ、そう言うことなんですけれどね。
介助慣れしすぎて自分からやる事を放棄して常に人に頼ってしまう。
そう言うことがぶーちゃんのように発達の遅れた子に間々あるそうです。
それはなるべく避けたいし、ぶちっと切れずに根気強く相対していくしか無いんでしょうがね~。
本当毎日修行している気分になります。えぇ、私がですがね(苦笑)
子育てにマニュアルなんて無いのは分っているんですけれどね。
「こうやったらこう覚えてくれますよ~」なんてマニュアル本があるといいなぁってついつい弱音を吐いてしまう所です。
まぁ、そうはいってもぶーちゃんは日々大きくなるわけですからね。
凹みつつ愚痴りつつもまたこつこつ頑張っていくしかないんだなぁと遠い目をしているとんとんでございます。
毎日毎日繰り返すこの行為。
でも、こんな簡単なことですらぶーちゃんは上手くできない。
今朝の事だ。
靴を脱いで持ち上げたぶーちゃんは、何かに気を取られてぽとりと靴を落としてしまった。
暫くして、ぶーちゃんは落とした靴に足を突っ込み始めた。
「ちがうよ。今何やってたか思い出してごらん」
そう言ってみるが、ぶーちゃんは一生懸命靴を履こうとしている。
要するにです。
「靴を下駄箱に入れる」という行為がストップしてしまった時点で、すっかり自分が「今何をしようとしていたか」ということが分らなくなってしまうらしいのです。
だから、我に返って靴を見ると「外履きがある」=靴を履いてお外に行くという風に思考回路が働き、一生懸命靴を履こうとしているみたいなんですよね。
周囲の状況や自分の置かれている立場から「やるべき事」を考えることが出来ない。
こういうシーンを見る度に、ぶーちゃんに色々なことを教える事の難しさを感じてしまうのです。
履いた靴を私が手を出して脱がせるのは簡単なんだけれど、それをやったらいつまでも「お人形さん状態」ですから、極力手を出さずに考えさせようとします。
「今、何しようとしていた?」
「お部屋に入るにはこれ(上履きを指さして)履かないと入れないよ。今履いているのは外履きだよ。脱がないとこれ履けないよ」
そうはいっても、ぶーちゃんは何処吹く風。
1人でよそ見しているかと思えば、手は靴を履こうと必死に動かしている。
最初こそなるべく穏やかに言おうとするが、これが10分も続くといい加減切れ始めてくる。
「あのさ、ちゃんと見て!何で今これ履いているの?」
「いい加減にしてよね!早く脱いでこれ履いてよ!」
そんな風に口調が厳しくなるのがどうしても押えられない。
それでもぶーちゃんは靴を自分からは脱がないんですよね。
必死に靴を履こうとしていて、上履きなんか見ようともしない。
お友達やお母さん達が横を何人も通り過ぎる中、しつこくぶーちゃんにやらせるべく言い聞かせていた私。
ふと気がつけば、殆ど「あたし、苛めてるんじゃない?」って思われるぐらいぶーちゃんに怒鳴っていた。
こんなに一生懸命教えているのに。
こんなに我慢して努力しているのに。
どうして分ってくれないんだろう。
たったこれっぽっちのこと、なんで気がついてくれないんだろう。
こんな時、腹立たしさの中にどうしようもない無力感に私は襲われてしまう。
最終的には私が靴を脱がせた。
靴を脱いだぶーちゃんは上履きを見るなり、上履きを自分から取っていそいそ履きだし始めた。
多分靴が足から消えたことによってようやく「上履きを履く」という行為を思い出したんでしょう。
なんて事無い一こまだが、これが365日延々と続いている為少々へたれ気味でございます。
10回やっても、100回やってもいくらやってもぶーちゃんは覚えられない事がたくさんあるらしい。
でも、たとえ覚えられなくてもやらなければ始らないから、私はなるべくぶーちゃん自身に色々なことを自分でやらせるべく口酸っぱく教え続けている。
時に、それが行き過ぎているんじゃないかって思うことがあるんですよね。
今回のことで言うなら、私がぶちっと切れて怒鳴るまでやる必要はなくてもっと早く手を貸してあげれば良かったんじゃないか・・・とか。
まぁ、そう言うことなんですけれどね。
介助慣れしすぎて自分からやる事を放棄して常に人に頼ってしまう。
そう言うことがぶーちゃんのように発達の遅れた子に間々あるそうです。
それはなるべく避けたいし、ぶちっと切れずに根気強く相対していくしか無いんでしょうがね~。
本当毎日修行している気分になります。えぇ、私がですがね(苦笑)
子育てにマニュアルなんて無いのは分っているんですけれどね。
「こうやったらこう覚えてくれますよ~」なんてマニュアル本があるといいなぁってついつい弱音を吐いてしまう所です。
まぁ、そうはいってもぶーちゃんは日々大きくなるわけですからね。
凹みつつ愚痴りつつもまたこつこつ頑張っていくしかないんだなぁと遠い目をしているとんとんでございます。
何度言っても通じない・・・私も日々痛感しています。
私達が通うデイサービスの、ちょうどぶーちゃんと同じお年頃の子供を持つママが言葉かけのアドバイスをくれたんです。
「言葉かけは具体的に短く。座る時なら『早く!経ぼーっと立ってないでココへ座って』じゃなくて『この椅子に座ります』。途中でダラーっとしてしまったら『ちゃんとして』じゃなくて『手はお膝、背中伸ばして』とかね。
最初はいっぺんに指示を出してもダメだよ、子供が出来たのを見計らってひとつずつ指示する。一度で聞かなければ怒るんじゃなくて、耳に入るように何度も同じことを繰り返す。
それと、いつも同じ場所で同じ言葉かけ同じ言い方で。玄関で『靴はいて』、食卓で『ご飯食べるよ』。靴やスプーンの現物を見せながら言うと指示が入りやすい。
思ったより言葉は耳に入ってないから、理由とか言ってもややこしくなるだけで、やるべきコトがこの子達の耳にはかないからね・・・悲しいけど。
その積み重ねで少しずつ出来る事が増えていくよ。」って。
そのママの子は自閉症だし、ぶーちゃんには当てはまるかどうかわかりませんし、きっととんとんさんにとってはご存知のことばかりだとは思いますが偉そうに書いちゃってすみません。
思わずメモってしまったほどのアドバイスだったので・・・
なかなか伝わりにくくてお互い日々ストレスが溜まりまくりですが・・・ゆっくり気長に行きたいモノですよね~
情けない愚痴ばかりのエントリーだったのにレスしてくれてありがとう♪
お友達ママさんのアドバイス、ツボを得てますね~
読んでいて「そうだったわ~!」って、しみじみ
思い返してしまいました。
ご想像通り、似た台詞を私もSTの先生に言われた
ことがありましたよ・・・
ぶーちゃんには「これ持ってあっちにいれて」は理解できないし難しいから、
「これ持って」「あっちに行って」「入れてください」みたいに
細かく指示してあげてね・・・って。
レイコさんのコメント見て久しぶりに思い出しました(汗)
あー、成長してないな~私ってば
ぶーちゃんは自閉もあるけれど、それ以上に知的障害の方が強いみたいなんですよね。
だけど、やってあげる事は変わらないんでしょうね。
丁寧に、繰り返し、分かるまで。ただひたすら続けるのみ!
また一から気持ち新たにしてやっていきたいと思います!
ストレスが溜まらないなんて言える程出来た人間じゃないけど、
レイコさんを始め皆さん頑張ってるんですもの!
溜めたものを吐き出しつつ、ぶーちゃんとゆっくり
付き合うようにしていきますね。
お互い長い道程ですが、頑張りましょう♪
ではではまた!