トンサンの隠居部屋

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【手話】「silent」手話の学習用に見ようとするが、内容に引き込まれてしまう。深いなぁこのドラマ。

2022年10月28日 12時34分36秒 | 手話

10月28日(金) 曇り


解説付きTVerで見る。
#4 【解説放送版】戻れると思う。元に戻れたら嬉しいなって


今回の放送も感じるところがいっぱいあった。

7:46 (想) しゃべった方がいい?
   (湊斗) 全然変わんない。

8:34 (湊斗) だってほら、おれは機械に頼ってしゃべってんだから。

湊斗は想の立場に立って「機械に頼る」と言っている。
大勢のろう者の中にいて、マイノリティの立場でへりくだって言っている。

23:58 (春尾先生) 特別扱いはもちろん違うし、ただ平等に接することが正解だとも思わないんです。
手話ができるってだけで、わかった気になりたくないんです。
どうしたって僕は聞こえるので、ろう者どうしみたいに分かり合えないです。 

「平等に接することが正解だとも思えない」・・・そうなんだよなぁ。いくら手話で不自由なく話ができるとしても、ろう者として生まれてこなければ、ほんとの気持ちはわかりあえない。
でもろう者からの誘いに一歩引くのもどうかと思う。
何をかかえているのだろうか?



29:13 (湊斗) 光も手話を覚えれば。
29:36 (光) なんでそんなこと言うの。何で手話を覚えろとか言うの。

この光の気持ちは春尾先生と同じかなぁ。
簡単にろう者と同じになれるとは思ってはいけないという気持ちが・・・

35:43 (紬) 言葉っていらないものなんだね。
35:55 (真子) うわっ あっちもだめだわ。おじさんの涙腺なめてた。

真子の「おじさんの涙腺なめてた」という言葉が面白かった。

37:20 紬が湊斗に想のことを話す。
それを聞いていて湊斗は紬が想のことをずっと気にしていたことを感じる。
(紬)「3年くらい前に、もうほとんど聞こえなくなったんだって」・・・湊斗だって知っていたのになぜわざわざ言ったのだろうか?
40:18 (湊斗)「好きな人がいるから」・・・紬はまた同じ言葉を言われてしまった。

回想シーンで、
41:57 (湊斗)「(紬は)この3年、楽しくなかったと思う・・・紬、想の横にいる時が一番かわいいんだよね」
(湊斗)「耳聞こえないだけでしょ。ほかに何にも変わって無いから・・・おれがしんどいだけ」
(湊斗)「呼んであげて、紬も『つむぎ』って」

湊斗の気持ちもよくわかる。
想がそれを聞いて泣いたこともよくわかる。
深いなあ、このドラマ。


でも今回は、湊斗が「想はふつうだった」と思ったことから想も入れてサッカーをすることができ、良かったんじゃないかと思う。
思い込みも時には役に立つ。


手話的(聴覚障害者的)に見ても深いし、恋愛ドラマとしても深い。
(トンサンは聴覚障害者じゃないから聴覚障害者的に見ることはできないんだけどね)
これからの展開が楽しみ。

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