Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

スチール星人

2008-05-03 | 漫画... 「デスノート」と「ジョジョ」など
ヤフーのトピックス欄に「リンリン死亡」の文字を見つけたとき、最初にモーニング娘。の、あの中国人?が頭に浮かんだが、んなわけない。上野のパンダだった。しかし、モー娘。TVで見なくなったなぁ(写真は特に関係ないです。ヘンなの見つけたので載せてみただけです)。

上野のパンダというと、あんまりよく覚えていないけど、TVのウルトラマンのシリーズで、闇雲にパンダ・グッズを盗んだあげく上野のパンダも強奪しようと企むヘンな宇宙人が登場する回があった。あれはいったい何だったのだろう。子供心に妙に気になる存在だったが、そのまま忘れてしまっていた。

改めてインターネットで調べてみると、「パンダ,宇宙人,ウルトラマン」のキーワードで宇宙人はすぐ特定できた。便利な世の中である。昔の人はこういうつまらないことを調べるのにも、恥を忍んで図書館に行ったりさぞかし大変だったのだろう。

宇宙人は「宇宙超人 スチール星人」という名前で「ウルトラマンA」に出ていた。パンダを盗んだりする属性からも「スチール星人」は恐らく「Steal 星人」で、「泥棒星人」ということなのだろう。当時は「Steal」などという単語を知らないから、「スチール」は Steel 椅子とかの「Steel」と勘違いしていたような気がする。「鉄星人」と「泥棒星人」ではイメージが違いすぎる。

「スチール星人」の造形を見てみると、ロボットみたいな頭部といい、巨大な棘のついた手足といい、子供の落書きを実体化したような感じで、ウルトラセブンに登場するクールな宇宙人たちと比較すると、あまりに洗練されなさすぎ。異常に発達した人差し指など、いかにも手癖が悪そうで下世話な印象すら与える。

こういうのをどこかで見たな。と思ったが、すぐ気がついた。「ジョジョの奇妙な冒険」で荒木飛呂彦の描くスタンド(表象化される超能力。擬人化されることが多い)のいくつかが「スチール星人」に似ているのだ。第7部「スティール・ボール・ラン」の「スティール(Steel)」とは、レースの主催者として登場するスティーブン・スティール氏と、主人公ジャイロ・ツェペリの操る鉄球のダブル・ミーニングと思っていたが、意外にも、「スチール星人」が由来という線もあるのかもしれない。ないとは思うけど...キリストの遺体を盗み合う最近のストーリー展開から「Steal」も掛け合わせてあるような気がしてきた。