深夜プリン

深夜のプリンは至福のお味❤︎
♪うしなあっても〜うしなあっても〜人生は死ぬまで続く。

『エミリーローズ』 真の恐怖は、絶望。

2015-09-18 | たまには映画部

季節はずれもはなはだですが、ホラー映画『エミリーローズ』

観たのも、かなり前ですが、以来ずーっと、楔を打ち込まれたように、

私にとっては、真の恐怖映画決定版。

 

悪魔払いを少女に行った神父が、法廷にたつシーンから、始まります。

あの「エクソシスト」だと、神父が犠牲になって、少女は助かりますが、

あれは、一応フィクション。ヨネ?

真の~というのは、これ、本当の事件だったらしいから。

「悪魔憑き」か「病」か?

検察側は、彼女は重篤な難病患者であり、本来受けられるべき適切な治療を、この神父が遮った、と主張している訳です。

 

「悪魔憑き」だろうが「病」だろうが、私が恐怖を感じたのは、

誰にもどうすることも出来ない、現実を、

一人の少女が、自分の命のかぎり、たった一人で闘わなくてはいけなかった、というところ。

肉体的苦痛と恐怖。絶対的な孤独。そして、絶望。

ネタバレですが、彼女は臨終近く、聖母マリア?とおぼしき、神と対話します(悪魔憑きなのに)

救いのシーンなのか、と思えば、その神曰く、

「ここで終わるのが、あなたの定めなのです。たったいま、終わらせてあげることもできますが、

もう少し、猶予をあたえますか?(この現状のままで)」

たしか、彼女は後者を選んだ記憶があります………。

臨終のタイミングだけは、選ばせてくれるって訳です。神様って、こんなもんなのね

神様って、決して、人間のために在る訳じゃないのですね。

 

人も悪魔も自然の一部。真に冷酷無比なのは、自然の摂理(神)かもしれません。

神だのみなんて、しちゃダメね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする