教友会通信

教友会ホームページの兄弟版。緊急の連絡や報告を掲載します。

セミナー(その6)

2009年10月30日 18時52分26秒 | Weblog
〇 生きがいと余暇
 1・余暇と労働
労働  有目的 成果 義務 効率 上手に For
余暇 自目的 過程 自主 無駄 楽しく  Be
 2・余暇機能
   休養・休息 時間
   気晴らし  時間 + 金 ( 日本人のレジャー時間 1 パチンコ
                             2 外食
                             3 公営ギャンブル)
   自己開発  時間 + 金 + 技術・知識
    (成長)
 3・余暇能力
           初心者       実践者        指導者
能力 基本の習得 自由に楽しむ 指導可能
所要時間 1000時間 3000時間 5000時間
所要年数 3年 5年 10年
留意点 * 辛いこともあるがあきらめない
* 苦しみを楽しみとする
* 将来のことを考え、努力する * 行うことが楽しくなる
* 教えたり、教えてもらったりする
* 腕をみがき、レベルアップをはかる * 教えることが面白くなる
* 教え方を工夫するようになる
* ライフワークにつなげる
(社会的余暇)
4・余暇と健康
 ① 好きなこと・楽しいことをする。
〇 「フィンランド症候群」
   禁止事項が多いとストレスがたまり短命に!
〇 部屋に花を飾る(A・ワイル博士)
   局部治療でなく、代替えを考える。
〇 楽しいことを考える。
  「好きなことを我慢すると好きな自分にならない」
 ② 仲間と集う。
〇 強いネットワーク(血縁など)と弱いネットワーク(地域とかボランティア)
  {プレスロウ教授)
  生活習慣と健康の関連は深い。 異質の人との会話が大事。
 ③ 口を使う
〇 フレンチ・パラドックス
  フランス人はよく食べるのに太らない。← 楽しく(目的①))+食べる(目的②)
〇 おしゃべり(たわいもない)の効用
   * 相手の情報を集める(理解・観察)
   * 会話の方向性をさぐる(想像・記憶)
   * どんな言葉をかえすかを錬る(選択・発声)
 ④ 手を使う
〇 料理をすると「脳力」アップ(東北大・大阪ガス共同研究チームによる)
〇 画家・書家が長生きするのは手を使うから
〇 「手は外にあらわれた脳である」(カント)
 ⑤ 頭を使う → 創造的活動
〇 詩・俳句・短歌・日記・ブログ
〇 囲碁・将棋・楽器演奏(アルバートアインシュタイン医科大学の調査)
〇 おしゃれ →「衣替え」の楽しさ
 ⑥ 五感を使う
〇 イギリス人の余暇 → 散歩・バードウオッチング・ガーデニング・家の補修
〇 自然の楽しみ方 → 「便り」配りで自然観察をしたり、季節毎の桜の観察など
〇 「?」(疑問)と「! 」(感動)の人生を
  感動は生きていることの証(ゲーテ)

<省略>
  〇 神谷恵美子の「生きがいについて」 〇 「生きがい」関連知識

第3講座 生きがいづくり支援のための「能力発見・開発の技術」  牛島健二氏
第4講座     同        「相談・助言の技術」    掃部恵美氏
第5講座     同        「仲間作りの技術」     窪田敏文氏

セミナー(その5)

2009年10月30日 18時50分32秒 | Weblog
〇 生きがいの類型
1・生きがい(行動の意味)
生きがい度 1人称関係 <I>(自分のために何かする)
         ↓
      2人称関係 <You>(誰かとともに何かをする)
         ↓
      3人称関係 <They>(他人のために何かをする)
 生きがいの対象
      1人称関係  自己・自分
      2人称関係  身内(家族・親族)  狭い世間(友人・知人・隣人)
      3人称関係  広い世間(他人・地域社会・世の中・国家・」世界)
 生きがいの欲求・目的
      1人称間系  充足感
      2人称関係  充足感   存在感
      3人称関係  充足感   存在感   使命感(「私の出番だ!」)
 生きがいを求めて行う行為・行動
  1・自分のために何かをする(1人称関係)
   〇 仕事をもつ/仕事を探す
   〇 仕事に打ち込む/新しい分野に挑む
   〇 趣味に打ち込む
   〇 稽古ごとをする(語学など)
   〇 教養を高める(文学/哲学/宗教/その他9
   〇 余暇を楽しむ → 旅行 スポーツ
   〇 健康法を見つけ、続ける
   〇 人生を総括する → 「自分史」の執筆など
  2・誰かとともに何かをする(2人称関係)
     〇 家族とのだんらんを深める
     〇 家事をする
     〇 子や孫の成記録をいっしょに作る
     〇 知人・友人・隣人との交際を深める
     〇 旧友との交流を深める
     〇 可愛がる相手(petなど)を見つける
     〇 新しい仲間作り、いままでの仲間と何かをはじめ続ける
     〇 同じ趣味の人たちと技術を磨く
    3・誰かのために何かをする(3人称関係)
     〇 地域活動などに「社会参加}する
     〇 何かの資格を取って人に教える
        Learn and teach otheres
     〇 町内会などの組織の世話をする
     〇 クラブ活動などの企画・実践に携わる
     〇 福祉事業、ボランティア事業に携わる
     〇 自分の活動分野で後継者を育てる
     〇 知識や経験を社会のために役立てる
     〇 社会のために財産などを寄付する
     〇 伝統文化などの伝承に携わる
     〇 布教活動などに励む(?)

セミナー(その4)

2009年10月30日 18時48分54秒 | Weblog
第2講座 生きがいとは **********  牛島健二氏
〇 生きがいとライフプラン      〇 「生きがい」の類型
〇 生きがいと余暇          〇 余暇と健康
〇 神谷恵美子の「生きがいについて」 〇 「生きがい」関連知識

〇 生きがいとライフプラン
1・ライフの意味
 ① 生命 - いのちをもつもの   ② 人生 - いのちの期間
 ③ 生活 - いのちのすごし方   ④ 生気 - いのちの力
 ⑤ 伝記 - いのちの記録
2・ライフプランとは
 ① 充実した人生を送るために、自分の生き方を考え、生活の目標(健康、経済、生き
がい)を立て、実践。
 QOL(人生の質) 生命の輝き
  WHOでは「健康」の定義に最近では「気」(spiritual)も加えている。
 ② 「自分らしさを」発見するための戦略・戦術
 ③ 未来に対する意思表明 - 成り行き→予想→願望→意志
3・ポイント
 ① 自分の価値観・人生観を明確にする(自己認知)
 ② 自分の生き方を、自分で探して自分で追及する(自己責任)
 ③ 準備を怠らない人だけに訪れる「生まれ変わる」チャンス(自己改革)
4・作成上の留意点
 ① 過去を振り返り、現在を見直し、将来を展望する。
 ② 短期・中期・長期に分ける。
 ③ まず、現在の生活を充実させることから始める。
 ④ 目標とは、現状を改新することであり、未来志向が大切である。
 ⑤ 紙に書き出し、優先順位を決める。
 ⑥ 正解や模範解答はない。
 ⑦ 目標に向かって前進する過程で、人は成長する。
    道あらば道を捉えて初日さす (黛まどか)

セミナー(その3)

2009年10月30日 18時47分13秒 | Weblog
変化している高齢者のライフスタイル
     〇 心身の状態  病弱・陰気・頑固・祭儀的
               → 健康・元気・柔軟・快活
     〇 生きがい行動 自己の充実感・生涯学習
              → 使命感・ボランティア
     〇 生活意識   伝統的・保守的・悲観的
              → 合理的・近代的・未来志向的
     〇 生活スタイル 質素・倹約・無趣味
              → 余裕・快楽追求・多趣味
     〇 老後感    受け身・終末的・お迎を待つ・年寄りらしく・隠居
              → 活動的・明るく元気・積極的・生涯現役・第2の人生
     〇 老後の生活  後継ぎ息子/嫁・依頼的・扶養家族化
              → 配偶者・自立生活・独立世帯維持・社会システム
     〇 余暇感    働くことに価値・余暇は仕事を円滑にする手段
              → 余暇自体が目的・仕事は余暇を作り出すための手段
     〇 趣味     ゲートボール・民謡・盆栽・将棋/囲碁
              → テニス・ゴルフ・水泳・トライブ・登山・ハイキング
「第2の現役世代」を目指す高齢者
<省略> アドバイザーの必要性・役割・活動

セミナー報告(その2)

2009年10月15日 11時22分47秒 | Weblog
② 高齢社会の問題点と課題

(1)公的年金制度の問題ー未払い、未加入、年金制度一元化

(2)労働力人口の減少

(3)現役世代の負担増加

(4)要介護高齢者の増加

   * 自分がそうならないためにまず関心を持つこと

   * そのための対策を持つこと

     ボケ予防には 感動する心、感謝する心、趣味、社会性、目標

       高血圧・肥満の解消、ストレスを持たぬ、禁煙、運動、好奇心

(5)老人医療費の増大

    医者にかかる時は 伝えたいことをメモ、まず挨拶、自覚症状と病歴、

         これからの見通しを聞く、大事なことはメモ、納得出来るまで

(6)家族・家庭の問題(核家族の増加、「家族」とはなにか?

(7)リタイア後の長い老後生活

    人間の生涯時間 70万時間に

           生活時間  30万時間

           労働時間  10万時間

           教育時間   2万時間

           老後時間  10万時間(60-80歳)

 ③ 予想される21世紀の高齢者像

(1)「老人神話」の再検討 誤った高齢者への先入観

    70歳代でも30%が就労、ボランティアも盛ん

    老化は年齢では決まらない

    恋愛や性の問題も大きい

(2)変化している高齢者のライフスタイル

   心身の状態   健康 元気 柔軟 快活

   生活態度    使命感  社会貢献ーボランティア

   生活意識    合理的  近代的  未来志向 (希望・目標・計画)

      以下省略

(3)「第2の現役世代」を目指す高齢者

   総人口減少、老人人口比増大で、果たす役割が重要に

セミナー報告(その1)

2009年10月15日 11時15分02秒 | Weblog
先日のセミナーの報告です。
自分のまとめを時々書き込みたいと思っています。

まず、初日の第一講座は、徳島県の栗尾銭二郎さんと言う人が講師でした。この方は元銀行員で、退職後も6年間を徳銀ビジネスサービスで役員として勤められ、その後「アドバイザー資格」を取られて、現在徳島県のアドバイザー協議会長をしておられます。

「第1講義 生きがい支援アドバイザーとは」では

 〇 中高年(退職教職員)を取り巻く現代社会の理解

 〇 高齢社会におけるアドバイザーの必要性

 〇 現代社会におけるアドバイザーの役割

 〇 現代社会におけるアドバイザーの活動

について、話されました。

その要約は次のようなものです。


〇 中高年(退職教職員)を取り巻く現代社会の理解

1.高齢者の時代における急速な高齢化の進展

 ① わが国における急速な高齢化の進展

(1)「高齢化社会」(人口比7%)と「高齢社会」(人口比14%)の違い

     日本では24年で到達した(アメリカ69年、フランス114年)

(2)高齢化の現状把握と要因

     ▽ 65歳以上の人口比国際比較

          1990年     2030年

      日本     12%      31%

      米国     12%      20%

      フランス   14%      23%

      ドイツ    15%      27%

    ▽ 平均寿命が延びたのは

      * 医学・医療分野の発展で死亡率が低下

      * 医療・健康管理施設の普及と充実

      * 食生活の改善 (介護予防効果)

(3)少子高齢化の今後の見通し

   年少人口(0-14歳) 生産年齢人口(-64歳)老人人口(65-)

   平成27年  11.2%  61.2%  26.9%

   平成37年  10.0%  59.5%  30.5%

   平成47年   9.5%  56.8%  33.7%


(続く、お楽しみ)

「生きがい支援アドバイザーセミナー」参加感想

2009年10月10日 14時50分57秒 | Weblog
支援アドバイザー養成セミナー」参加感想

1・習うべき理論・技術が多すぎた。

2・日程がきつすぎる。高齢者には無理だった。

3・講義内容の量に脳力と意識がついていけない。

 以上、1-3をまとめると、「1泊2日」日程でこなせる内容でない。

4・主催団体に疑義があった。「天下り」云々で財団法人に対する不信感があった。

5・「支援アドバイザー」なるものについて、イメージと位置付けが不明である。

6・なぜ修了証なるものをくれるのか?その効力(資格として)はいかほどか?

7.講座主催上の財政はどうなっているのか?

 法人の運営資金はどうなっているのか?

8・大変参考になったが、すぐ忘れそう。(結論)

自分の生活や考え方を個人的にまとめるには非常に参考になったが、「支援アド
バイス」するところまでは到底行けそうにない。




-