教友会通信

教友会ホームページの兄弟版。緊急の連絡や報告を掲載します。

時代後れ

2009年08月31日 14時35分14秒 | Weblog
世間は「民主党圧勝」「自公惨敗」で、いい気分になっているのに、当地では相も変わらず全選挙区で自民が勝った。気分が悪いことはなはだしい。閉塞感は一向去らない。

民主党敗退の原因はいろいろと言われている。
1・民主党候補者の人選間違い(誰が見ても役不足だ)
2・県内民主党の組織力の弱さ
3・従って民主党の日常活動が見えない
4・選挙期間が長く、県民の支持候補が流動し、安定しなかった
まず、こんなものだろう。

しかし、ここであえて言いたいのは、県民の学力だ。思考力だ。
児童・生徒の全国学力テストを問題にする前に、選挙民の学力をまず問題にすべきである。
1・いつまでも騙されている人の好さ→学習能力のなさ
2・将来より目の前の利益に踊らされる「近ごすこ」さ
3・「長いものに巻かれよ」的発想←自分がどちら側に立つべきか分かっていない
4・世の中の流れを読む分析力
「四国の他県の皆さんに申し訳が立たない。」というぐらいに考えられないものだろうか?

八月十五日

2009年08月15日 08時43分37秒 | Weblog
敗戦の玉音放送の記憶はまったくない。ただ、疎開地の山の上空を米軍機が飛行雲をたなびかせて消えていったのを見たような気もする。「戦争は終わった、」という実感は「灯火管制」の裸電球の黒い覆いを取り除けたときに感じたものだった。

戦後64年、なんらかの形で「戦争を経験した老人たち」が少なくなり、「戦争を知らない老人たち」すらも増え続けている。

昨年の今日は、退職組織が編集出版した「語り継ぐ昭和」出版記念祝賀会に参加した。その時は自己満足もあり、「自分たちもなんらかの形で平和運動に参加している」ような感じもしていた。

この本を孫たちにも贈ったが、昨日聞いてみると、「読んでいない」とのこと。親戚の子どもの中には読んでくれている者もいるのに、我が家の息子はどんな教育をしているのだ、といささか寂しくなったものだが、息子たちには戦中戦後の生活を話したことがないので、そう思うのはいささか自分勝手というものかもしれない。

3000部出版したこの本は残部が190部だという。すべて配布済みだと思っていたが、一部の支部が目標達成できなかったそうだ。
出版後、自分たちの支部では、「読後感想」の小さなパンフレットを作った。支部会員と筆者に届けた。
私自身はある中学校の「平和集会」での講演を頼まれたが、所用と重なり支部長のG氏に代わってもらった。
この一年間にやったことといえばそんなものだ。
この本はもちろん県下の小中学校にはすべて届けられているが、学校長からの反応もあまり芳しくないようだ。押し付けはダメだが、子どもたちにも教職員にも読んでもらいたいと出版したのだが、その後のわれわれの努力が不足しているのは事実である。
「身の丈にあった活動」と言葉では簡単だが、加齢による体力・気力の減退が行動力を鈍らせている昨今である。