新潮新書より慶應義塾大学名誉教授・鈴木孝夫氏の
「日本語教のすすめ」と言う新書が出ている。平成21年刊だから出版されてから約2年は経っている。
鈴木氏の専門は言語社会学、日本語に関する著書も多く、ご自身でも10数カ国語に通じておられ、「語学の天才」と言うのはまさに氏のことである。虹が世界の国々では必ずしも7色で無いこと、リンゴはフランスでは「赤くない」ことを氏の著書で学んだことだった。
同書の扉の惹起文を紹介しよう。
「日本語は英語に比べて未熟で非論理的な劣等言語である」--こんな自虐的な意見に耳を傾けてはいけない。われらが母語・日本語は世界に誇る大言語なのだ。
「日本語はテレビ型言語」「人称の本質とは何か」「天狗の鼻を”長い”でなく”高い”と表現する理由」等々、言語社会学の巨匠が半世紀にわたる研究の成果を惜しげもなく披露。
読むほどに、その知られざる奥深さ、面白さが伝わってくる究極の日本語講座。
まさにその通りで、「目から鱗」は間違いない。
「日本語教のすすめ」と言う新書が出ている。平成21年刊だから出版されてから約2年は経っている。
鈴木氏の専門は言語社会学、日本語に関する著書も多く、ご自身でも10数カ国語に通じておられ、「語学の天才」と言うのはまさに氏のことである。虹が世界の国々では必ずしも7色で無いこと、リンゴはフランスでは「赤くない」ことを氏の著書で学んだことだった。
同書の扉の惹起文を紹介しよう。
「日本語は英語に比べて未熟で非論理的な劣等言語である」--こんな自虐的な意見に耳を傾けてはいけない。われらが母語・日本語は世界に誇る大言語なのだ。
「日本語はテレビ型言語」「人称の本質とは何か」「天狗の鼻を”長い”でなく”高い”と表現する理由」等々、言語社会学の巨匠が半世紀にわたる研究の成果を惜しげもなく披露。
読むほどに、その知られざる奥深さ、面白さが伝わってくる究極の日本語講座。
まさにその通りで、「目から鱗」は間違いない。