萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:山墨彩、水×光

2013-12-28 09:06:04 | 写真:山岳点景
朧、水の墨彩



山岳点景:山墨彩、水×光

美し森@八ヶ岳からのワンシーン↑です。

12月初旬の雪薄く積もった時に撮っているんですけど、
太陽に温められた薄雪や霜が水蒸気になって山肌を滲ませ、朝靄が起きあがるとコンナ感じ。
撮影場所の美し森は雪が無かったです、が、日陰は薄氷や霜柱が登山靴に鳴りました。




上の写真の上空は晴天、
スッキリ青空↓でした、コンナ感じに太陽光も強いから凍った水が次々気化して蒸気になります。




霜柱や雪からの水蒸気→朝靄になるってコトですけど、
この時季は湧水の方が気温より温かいことも当然起きて来ます。

水温>気温

この温度差が大きくなるほど河川や湖沼の水蒸気は起きやすくなるワケです。
コレって深山だけではなく身近なトコでもある現象で住宅街に近い川でも↓コンナなります。



コレ↑は相模川@神奈川県座間市と厚木市の境界付近、
圏央道にも近い辺りでキャンプや釣客が多いとこです。

で、コッチは↓富士山@12月下旬の山頂あたりを撮ってます。




午前9時ごろ富士山も太陽がすっかり高くなって東面から日照されます。
その熱が山肌の雪を溶かして靄になるわけですが標高高くて即、雲になってる感じです。
この雲があっという間に消えて、またすぐ新しい雲が掛かって流れていくアタリ風速が伺われます。
で、雲が絶間なく生まれる=融けては凍るを繰りかえす、ってことですからアイスバーンの強度&厚みも測られるなあと。

山麓から見上げている分にはキレイでイイなって思いますが、
もし雲の辺りを歩いていたらホワイトアウトで視界不良、大変です。
自分は冬富士に登った事は無いですけど、真夏でも山頂は風強い&寒くて驚きました。
アレが真冬の積雪期&北西風モロの時季はホントキツイだろうなって想像しやすいです。

クールな風景ブログトーナメント



Aesculapius「Pinnacle不尽の燈 act.10」冒頭だけ昨夜UPしてあります、
コレの加筆校正今からしていきます、春富士での夜って感じになるかと。

取り急ぎ、







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