萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山遊雑談:富士北麓、冬道リアル

2021-09-22 03:00:01 | 解説:用語知識
零下、凍てつく天地で


山遊雑談:富士北麓、冬道リアル

富士北麓の冬=10月下旬~4月上旬だなー思うのは、雪が降る×路面凍結するから。
そして・路肩の雪ツッコんだ車の多発シーズンだから。

山梨と長野は、学生時代からキャンプその他しょっちゅう行かせてもらってて、
たいてい月4位=週末は甲信→コロナ禍ずっと行けず寂しいココントコなんだけど。笑
いつも八ヶ岳~霧ヶ峰の帰路は富士北麓を通って神奈川へ抜けること多くて、例年・雪を見るのは10月~4月下旬になる。

4月に雪?って思う方もいるだろうけど、
4月の吹雪に遭った初体験@山梨県郡内地方の町でした。
何年かごとに関東地方の平野部も4月の雪はあるし、桜の通学路で雪合戦した記憶もあるけれど、
ガチに吹雪いて4月の町中でもホワイトアウトになるのは驚いたし、富士急行線がフツーに走っていた事もびっくりでした。

なんでコンナン↑書きたくなったかいうと前回同様・ゆるキャン△で冬の山梨道路がゆるく描かれていたから。
正月の朝に車走らせるんだけど、あんなハンドル操作したらブラックバーン×アイスバーンで道路ツッコむなあと。
スピードメーターは40Km出していない表示で、とはいえ低速でも凍った道路で急ハンドル+ブレーキ踏みこみはNG。
秋冬の山間部はどこも路面凍結アタリマエ、雪が無くても空気中の水分が冷えた路面で凍ってブラックバーン→スリップ事故多発します。

ゆるくてノンビリ観られる番組は好きで、
山の兄サンおススメだけあってキャンプと自然の描写もキレイだし、
変なイジワルが出てこない話は好みなんだけど、冬キャンプ&冬ドライブの描写がユルイのはドウなんだろ?と。
アニメもの→ファンが真似っこしがち+聖地巡礼?しがちだから、結果として迷惑行為になるのはよくある話だけど。
キャンプも登山も=アウトドアは命の危険もあるのが現実で、アニメ知識だけで来られると遭難するからおススメ出来ないなあと。

ゆるキャン△の作者さんはファンが迷惑かけない配慮かなりしてるよーと山の兄サンは教えてくれる。
そして舞台になっている地元の身延町も、町おこしに歓迎しているから良い関係なんだろなーと。
とはいえ・冬アウトドアの「寒さ=危険」がちょっとユルイのが気になるなあと。

身延山は観光地として有名でロープウェー有り、一見とても気軽な山に思われがち。
なんだけど遭難事故もあるのが現実で、たいてい復路の下山=夜間の低温+疲労から遭難死に陥るようです。
たとえば駐車場200メートル付近で遭難死した例は、ロープウェーで登った帰りに歩いて下山しようとした結果のこと。
3年くらい前には登山した帰路に道迷い→河原で遺体が発見されましたが、低山=作業道や獣道が錯綜しがちなことも原因なのかなと。

登山もキャンプも、なんも装備なくても大丈夫ーなんて思って来るモノではないです。
なにも技術を知らなくても平気ーなんて来る場所でもありません。
それは運転技術もです、山は道路も危険だらけですから。

紅葉シーズン秋、山の道は路肩かなり滑ります・凍っていなくても。
ナゼかっていうと落葉で滑りやすくなるから。
なんで落葉が滑るのか?→わからない方は秋の山の走行ホント危険ですよ?

ホントしょっちゅう見るんですよね、事故現場@山の道路。
乗用車のツッコミもだけど、バイク事故ほんと山は多いなあと思います。
地元のヤビツ峠への道はよく転んだバイクを見るんですよね、崖に落ちかけた車体に困ってたり。
奥多摩でも湖に落ちた現場検証を見たり、三頭山の路肩で警察官に応急処置を受けている血塗れバイク乗りさんを見たり。

山梨では山伏峠、バイクのスリップ横転事故もう何度か見ているんですけど。
11月ごろ・路肩に雪×路面ブラックバーン状態のなか、目の前で中輪バイクがスリップ横転しました。
そのバイク乗りさんは地元の方らしく、すごーく気をつけて減速×重心とりながら走っていたので、横転しても怪我はなし。
滑り始めてハンドルとられながらも、周囲の車が避けられるように道路の端へ滑っていってから横転していました。

こっちは山の兄サン=いつも山一緒する身内の兄サンが運転していたんだけど、
この兄サンも山間部の道+雪道の熟練者だったので、目の前でスリップされても避ける+こっちは滑らずに行けて。
コレが運転技術が無い人だったら、びっくり驚いてスリップ→バイク接触して大惨事になりかねなかったんですよね。

ホント秋冬=降雪や降霜シーズンは、安易なアウトドアしちゃうと遭難×事故ります。
道路が凍る気温で事故→放置されたらアタリマエだけど凍死するし、当然テント泊は難易度高×重装備。
山の10月はキャンプ場も道路も凍死しかねない場所が少なくないです、山梨や長野は町中でも10月の夜は凍死が有り得ます。

っていうわけで上の写真は冬の山中湖、湖面凍結する零下・路肩の雪は氷になっていました。
撮影したのは14時くらい、すこし解けている水は16時ころから再凍結→アイスバーンが育つワケです。
下は河口湖畔の森12月中旬、路肩に氷化した雪あり+雪が無い道路もブラックバーンで凍っていました。
※標高は山中湖>河口湖、河口湖のほうが標高が低い=気温ヤヤ高いです


在宅だった→夕方ツイ爆睡してコンナ時間なんとなく雑談を、笑
アニメ観たの何年ぶりだよ?なココントコですけど・なんにも考えずに楽しめるのもいいなー思います、笑
【撮影地:山梨県山中湖2018.2/河口湖2018.12】

早く越境して山歩けるよーになりますよーに。
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