酒はさんだ深夜、御曹司クンは記憶に笑っていた。
「そりゃさーあいつとのXXXすげー幸せで好きだったけどさーそれは好きだから幸せで、好きだったんじゃんか?」
好き×幸せを連発してくれる、
その相手は花サンじゃない、過去になった幸せの相手だ。
そして本来こんなに笑える御曹司クン眺めてるうちにラストオーダーがきた。
「え…もうそんな時間かよ?速いなあ…」
なんて御曹司クンはガッカリ顔になり、
これも懐かしい風景だな思いながら笑ってやった、
「ラスト一杯飲まないなら帰るよ?笑」
「飲むよ!おまえ何にする?」
なんて会話にオーダーして最後の一杯、御曹司クンはタメ息吐いた。
「あーホントおまえとは時間すぐ過ぎちゃうなあ…気分はのんびりするのにさ、」
コイツまだコンナコト言うんだ?
また相変わらずな発言に訊いてやった。
「おまえさ、そういうコト花さんには思える?笑」
思えるならいい、でも御曹司クンは言った。
「それなりには思うけど、これほどじゃないよな、」
「だったらなんで付き合うんだよ?」
つい聞き返して、ちょっと失敗したと思った。
だって話また長引かせるかもしれない、抱えた心配に言われた。
「俺なりには楽なんだよ、彼女もそれで付いてきてんだから良いじゃんか?」
楽なんだよ、
って言葉は便利だ、いくらでも変えられる。
何がどう楽なのか?その解釈いくらでも都合次第だ。
「ふうん、おまえが楽なら花サンが泣いても良いんだ?」
あいづち訊き返して途切れだす、やっぱり無理だ。
きっと返答次第で心が絶える、けれど言われた。
「泣かせたいわけじゃ無いけど、さー…それでも一緒にいたがるなら良いじゃんか、」
拗ねた顔が拗ねた声で言ってくる、
そんなどっか甘えた空気に訊いてみた、
「この年齢から一緒にいるって結婚だろが、おまえ家族をやる覚悟あんの?」
コイツに「家族」なんて、言ったところで解らない。
そういう生い立ちの男はやっぱり首かしげこんだ。
「覚悟なんて解らねーよ、家族って俺よく解んないし、」
こんな答えだろうな、って予想はしていた。
そんなテーブルに最後の一杯は来て、口つけて言った。
「これ飲んだら終わりな、笑」
ホントに最後にしよう、そのほうがお互いのためだ。
そうしないと真面目になれない、特に御曹司クンは甘えてダメになる。
そう思って飲んだ最後が何だったか覚えていない、多分いつもと同じヤツだろう。
ただ目の前の顔が泣きそうだったことは覚えている。
男女の違いってブログトーナメント
ちょっと書いたのでUPします、
移動中の車内ですけど取急ぎトリアエズ、笑
で、帰宅しましたが短文なので写真も貼っておきます、冬の文章なので年末に撮ったやつで、笑
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好き×幸せを連発してくれる、
その相手は花サンじゃない、過去になった幸せの相手だ。
そして本来こんなに笑える御曹司クン眺めてるうちにラストオーダーがきた。
「え…もうそんな時間かよ?速いなあ…」
なんて御曹司クンはガッカリ顔になり、
これも懐かしい風景だな思いながら笑ってやった、
「ラスト一杯飲まないなら帰るよ?笑」
「飲むよ!おまえ何にする?」
なんて会話にオーダーして最後の一杯、御曹司クンはタメ息吐いた。
「あーホントおまえとは時間すぐ過ぎちゃうなあ…気分はのんびりするのにさ、」
コイツまだコンナコト言うんだ?
また相変わらずな発言に訊いてやった。
「おまえさ、そういうコト花さんには思える?笑」
思えるならいい、でも御曹司クンは言った。
「それなりには思うけど、これほどじゃないよな、」
「だったらなんで付き合うんだよ?」
つい聞き返して、ちょっと失敗したと思った。
だって話また長引かせるかもしれない、抱えた心配に言われた。
「俺なりには楽なんだよ、彼女もそれで付いてきてんだから良いじゃんか?」
楽なんだよ、
って言葉は便利だ、いくらでも変えられる。
何がどう楽なのか?その解釈いくらでも都合次第だ。
「ふうん、おまえが楽なら花サンが泣いても良いんだ?」
あいづち訊き返して途切れだす、やっぱり無理だ。
きっと返答次第で心が絶える、けれど言われた。
「泣かせたいわけじゃ無いけど、さー…それでも一緒にいたがるなら良いじゃんか、」
拗ねた顔が拗ねた声で言ってくる、
そんなどっか甘えた空気に訊いてみた、
「この年齢から一緒にいるって結婚だろが、おまえ家族をやる覚悟あんの?」
コイツに「家族」なんて、言ったところで解らない。
そういう生い立ちの男はやっぱり首かしげこんだ。
「覚悟なんて解らねーよ、家族って俺よく解んないし、」
こんな答えだろうな、って予想はしていた。
そんなテーブルに最後の一杯は来て、口つけて言った。
「これ飲んだら終わりな、笑」
ホントに最後にしよう、そのほうがお互いのためだ。
そうしないと真面目になれない、特に御曹司クンは甘えてダメになる。
そう思って飲んだ最後が何だったか覚えていない、多分いつもと同じヤツだろう。
ただ目の前の顔が泣きそうだったことは覚えている。
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移動中の車内ですけど取急ぎトリアエズ、笑
で、帰宅しましたが短文なので写真も貼っておきます、冬の文章なので年末に撮ったやつで、笑
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