
映像にこだわりとセンス

アングルにも色彩にも細部まで凝ったところが見受けられて。綺麗でした。画像もイ・ヨンエも。
始めはベージュと赤がセンセーショナルで、肌と血の印象→黒と赤で堕ちていく中にどくどくたぎる血の印象→最後はだんだん漂白されていく(でもぬぐい切れないけれど)白と黒に染まったままの深層心理のイメージ。
感想としては好きな1本ですが、見る前の予想(スパイものだと思っていた)を裏切って想像以上に重い・・・

今までも邦ドラマや洋画でもあったタブーだけど。
あなたなら、
あなたならどうしますか?
大事なものを何の前触れもなく、何の根拠も、関わりもなく、
想像も及ばぬいきさつで壊されたら―――。
『許さない』の矛先はいったいどこに、
どこに?
自分の心が壊れる前に私なら―――?

横浜の男児殺害事件の犯人を見てびっくりしました。フツーの人が、それも到底外見、またご近所の人も言っているように「ありえない人」というように、フツーの人が「人を殺したくなるほどのストレスを抱える」ってどんなんじゃい!想像の枠を超えてます。
京は収録の日?ですね。お疲れ様です。
ほんとに犯人を見てびっくり・・・異常者にはぱっと見は見えない。
でも現場が以前の仕事先で自分が販売していたマンション→昔の勤め先への怒りや昔のテリトリーへの固執?
男児を殺害、清掃員の主婦をターゲットに→自分にも何歳かは未発表だけど子どもが3人いるというので、もしかして今の自分の人生・生活から子どもと妻をリセットしたい思いが、自分も気付かないうちに飛躍して似た他人へと向かったのか、などとも考えてみたり・・・
何にしろ犯人の心の闇はわかり得ません。