ともぶたったら!

2011/11/27(日)5:51am、待望の息子ミライ(※コードネーム)誕生♪

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ヒトコト

2008-05-05 00:01:01 | Guam ひとりごと


 ■ ともぶたの ひとりごと大会  ~ 帰国決定に寄せて ~
          【 帰国、再決定のお知らせ : 『 4度目の正直 』 May-05.2008



 『 帰国。 決まったんなら、それでいいじゃん 』



サラリとそうとだけ言えれば、クールかつ 「 できた人間 」 なのかもしれないけれど、
熱く生まれついてしまった私は、やっぱりヒトコト言いたい。
…ひとりごと。 言います。



2005年7月、1年任期という約束で(&上司の念書を携えて)この島に赴任した我が旦那。
赴任が約束の倍の丸2年に達する頃(=約1年前)から帰国の希望を出し続け、
自らこの島での責任者にキッチリ話をしに行っているにもかかわらず、
未対処のまま悶々と続く日々を耐え、流石に折々で強く催促を繰り返したこの1年。
折りしも、帰る先の部署からの 「返せ」 コールの後押しは有難い。
…でも、それでもようやっとのこの有様。


特にこの半年、滅入る気持ちを踏みとどめ、鼻先ニンジンをジリジリ3度もずらされ、
今年に入ってからと言うもの、出社拒否に陥りそうな体に鞭打ち、
それこそ身を削るように痩せゆく旦那を身近で見てきた嫁として、
何度、自分で会社にヒトコト言ってやろうかと思ったことか。
でもそれをやってしまっては、旦那が今まで築いてきた信頼に障りが出る。
何かの拍子に、ポンっとひとつネジが外れたら罵詈雑言になってしまいそうな
そんなコトバたち(勿論、そんなことは言わないけれど…)をググっと飲み込み、
途中からは旦那を励ますことさえ罪のように感じ、見守ることしかできなかった。
でも、周りから 『 羨ましい南国生活 』 と言われる時の悔しさ。


そう、本当はその期待(?)通りのもっと素敵な南国生活を送ることだってできた。
勿論、自分たちでこの半年、会社の低速レスポンスにも動じず、
『 急がば回れ 』 的に、前向きに気持ちを切り替えて来れなかったのも悪いけど、
(本来の旦那はそれなりの 『 ふてぶてしさ 』 も持ち合わせてる。時々ムカつく程!)
会社の責任者たちも、約束の1年という赴任期間に修正の必要が発生したなら、
その場凌ぎでなく、諸々きちんと考慮した上で再設定してくれるべきだった。
そしたら、同じ時間(追加の2年)をもっと違う気持ちで過ごせたはず。
深夜・休日を問わない悪魔のお呼び出しもあと○ヶ月で終わる、、、
そんな風に終了地点が分かっていれば、もっと違うモチベーションを保てたはず。
一人の肩に圧し掛かる24時間体制の悪夢がいつ終わるか分からないような毎日。
対処をグダグダにする会社も悪いけど、それを許し続けている社員も悪い。
もう少し建設的な対処があれば、家族である私はともかく、
ニンジンをズラされた上、休日も深夜も呼び出される脅威に晒され続けた旦那の
日々の生活の質と精神衛生は絶対違っていたと確信できる。


海外に出て、かつ、自分の最終的な本拠地は日本だと思っている身で、
自ら長期赴任を望んでいない限り、『 ちゃんと帰れるか 』 は絶対付きまとう不安。
自分たちがそういう状況に置かれて初めて感じた 『 帰国 』 への鬼気迫る現実。
本当に帰りたくても叶わないのであれば、会社を辞めるしかない。
実際、辞めて帰った同僚さんも沢山いるし、ウチでも辞める話が出たこともある。
世界各地の海外赴任者さん、情熱溢れる職場環境や状況であれば別だけれど、
家族の為、生活の為、自分が頑張らないとという暗黙に期待された責任感…、
そんな状況で今も頑張っている人がいるかもしれない。
そんな方々には、どんな 『 楽園 』 と呼ばれる場所でも無条件でエールを送りたい。
でも会社は、人間の心身の健康になんて責任を持ってくれないんだ…。
あって、壊れたことに対する損害賠償か。



そんな中、沢山心配と励ましを寄せてくれた友人たちの言葉に何度も救われた。
有難いことに旦那は仕事仲間には恵まれ、私もこの島で素敵な友達に出会った。
そして、この島の青く澄んだ海にも、本当に何度も救ってもらった。
旦那の 「 潜りたい… 」 っていう魂の一言は、私の言葉でもあった。
海への感謝を、私たちはきっと一生忘れない。



最後に。
ここまで頑張ってくれた我が旦那さま。 本当に本当に本当にお疲れさまでした。
さぁ、一緒に、帰ろ。



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6 コメント

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よかったね (mai)
2008-05-05 17:35:23
戻れることになって。
会社の対応についてはともぶたさんの言う通りだと思うよ。うちは任期がはっきり決まっているけど、いつどうなるのか分からないんじゃ計画のしようもないし、なによりも帰国したいと願っている場合は、大きなストレスになるもの。

>でも、周りから 『 羨ましい南国生活 』 と言われる時の悔しさ。

これも分かるわ。私は気に入っているから良いけど、住んでみると『楽園』なんて呑気なもんじゃありません。

でも私も良いレストランがあっていいねーなんて言ってましたね。
ご免なさい。

しかも自腹で住む所を探しに行くんですね。かってに会社が出す物だと勘違いしちゃって、ごめんなさい。

日本での新しい生活、是非ブログで紹介して下さいね。
ありがとうです。 (ともぶた)
2008-05-05 19:52:39
> maiさん
お陰様で、決まりました。あとはまっしぐらです!

そんなそんな、謝らないでください。私もこちらの美味しいレストランに沢山慰められ、楽しみましたから!この島だって素敵なところ。ただ、旦那にとってはいつでも悪魔の電話で呼び出されてしまう不幸な状況がいつまで続くのかわからなかったというだけ。期間がちゃんと決まっていたら、もっと計画的に遊んだり学んだりしてたと思います。

部屋探しも、日本から近いところだからこそできるんだと思ってます。日本国内にいたら、とりあえずホテル住まいすればいいんだから、明日から行け!っていう転勤が横行してるんですよ(笑)
Unknown (ねこべと)
2008-05-06 20:48:47
>さぁ、一緒に、帰ろ。

この言葉に全てが凝縮されてますね。
ちょっとジーンと来てしまった
置いてかれても… (ともぶた)
2008-05-07 00:11:50
> ねこべとさん
置いてかれても困っちゃいますからねん(笑)
本当に・・・ (りょう)
2008-05-08 00:49:28
ぐっとくるものを飲み込みながら読んだよ。

夫婦二人で、よく頑張ったね。お疲れ様。
あと一息やりすごして、無事帰ってきて。待ってるよ。

そして言いたい。
その、無責任きわまる責任者サン、あなたが海外勤務を体験すべきです。

よね?


私、かつて、夫の一日19時間勤務に耐えかねて、労働基準監督署に匿名密告した身なので(笑)その頃を思い出しちゃった。夫は知らないんだけどね、ぐふふ。

そうだったか。 (ともぶた)
2008-05-08 21:46:06
> りょうちゃん
そうか、そういうことがあったんだね。19時間勤務はひどいね。。。お役所はちゃんと動いてくれたのかな?

そう、それと私の書き方がはっきりしてなくていけなかったんだけど(はっきり書いたものか…汗)、その責任者さん、この島で同じく海外勤務中でございます(笑) でも自分はそのポジションで可もなく不可もなく(?)やっていくんだと思う。それは人それぞれだよね。ただ、責任者という立場にもとめられることは果たして欲しい。

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