ともぶたったら!

2011/11/27(日)5:51am、待望の息子ミライ(※コードネーム)誕生♪

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年の終わりと退職と

2011-12-31 14:59:21 | あれやこれや。

とうとう2011年も今日で終わりですね。


まず。
今日12月31日付けで、ともぶた、退職となります。
産休中の退職なので、今日が最後~!なんて言う感慨が
ぐぐっと押し寄せる程ではないのですが、
でもやっぱりあれこれあった在職中の日々に思いを馳せてしまいます。
会社からも、退職の挨拶状?が社長名で届きました。
こう言うとこはきちっとしてる会社で、ある意味感心します(笑)

…って、冗談はそこそこに。
ほんと、D社には色々と勉強させてもらいました。
見たことのない世界でもあったし、扱う規模感も文句ないし(笑)
ともふだの人生にとっての重要なパーツを担ってくれたし、
これからもそうあり続けてくれると思います。

それに、沢山の素敵な人との出会いがありました。
時期や状況によって、お付き合いの濃淡が出てしまってはいるけれど、
ともぶたにとって、大事な出会いであることに変わりはありません。
幼馴染み、地元、神戸時代、新卒の会社、グアム、
その他様々な場面で出会ってきたお友達と共に、
今後も末永く、お付き合い頂ければ…、と願っています。

ほんと、お世話になりました。


そして、それ以外にも今年程色々あった1年も中々なかったかも。
(さるくんがグアムに転勤して、電撃入籍した2005年といい勝負?!)

社会的・世間的にも、大変な災害や事件・事故が沢山あったけど、
さるぶた家にもほんとに色々ありました。
中でも一番の出来事は、やっぱりミライを授かったことです。

皆さんにも中々ほんとのことをお伝えできずにいた時期が長かったので
このブログ上ではちょっともやっとしてしまった感は否めないけれど、
沢山泣いたし、沢山不安だったし、沢山楽しみにしたし、沢山励ましてもらいました。
今まで経験したことのないような感情に向かい合わなくちゃいけなくて、
正直、しんどいことも沢山あったけれど、
でもその全ての積み重ねがあってこその今なんだと思います。
さるくんにも、かなり色々考えてもらうことになっただろうし、
努力と協力と共に、ほんとに支えてもらいました。
ありがとう。
ミライはいいパパのところにやって来れて、よかったよ!

来年もそれ以降も、親として毎日新しいことに出会い、問題にぶち当たり、
悩み、楽しみ、泣き、怒り、笑って行くんだと思います。

そんなさるぶた家を、今後ともよろしくお願いしますね。


皆さんにも、来年が素敵な1年になりますように!!!


傷だらけの…

2011-12-30 13:51:44 | あれやこれや。
♪ローラぁっ!!! (by ヒデキ)


…じゃなくて。
って、古すぎたかしら(苦笑)


ミライ、爪が伸びたと言うより、切ったのにガタガタしちゃったみたいで
最近、顔が傷だらけになってしまいました。。。
いやーん(汗)

深爪要注意だからあんまり切れないし、
でも、これ以上傷は増やしたくないし。
困っちゃうなぁ~。

それにしても、赤ちゃんってすぐに傷が治るものなんですね?!
羨ましい(笑)

生後1ヶ月

2011-12-27 23:38:39 | あれやこれや。
今日でミライは生後1ヶ月になりました。

丁度今日、自治体から派遣される助産師さんの訪問があって、体重を計ってもらったところ…

4,440g!!!

退院時の2,987gから約1,500gも増えてました。
最近、ほんとに全身がぷくぷくして来て、
さるくんと毎日『あれ?またデカくなった?!』と言っていたところでした。
4,000gは超えるだろうと思ってたけど、まさか4,500g近いとは(汗)
道理で、重いなぁ…、と感じるはずです。

とは言え、無事に育ってくれているミライ。
さるくんとともぶたは嬉しいよ!
…でも、もうちょっと長いこと寝てくれたり、ころっと寝付いてくれると、もっと嬉しい(笑)

ともぶたの出産エピソード

2011-12-16 20:44:22 | マタニティライフ

忘れないうちに、出産のことを書きとめておかねば…と思いつつ、
あれよあれよと時間が過ぎてしまいました。
遅まきながら…、ではありますが、そろそろともぶたの出産話をばw

あ、長いです。ほんとに。
あまりエグくはないと思うけれど、苦手な方はスルーしてください(笑)



■ 予定日を過ぎて…

出産前に色んな怖い出産体験談を聞いてしまったので、正直ビビッていたともぶたです。
私、どうなっちゃうのかしらー?! って。
でも、予定日を過ぎても中々下りてきてくれてないミライ。
37週に入ってから、お、とうとう下りて来たなー、と思っていたこともあるのに、
予定日前にボッコスコと元気のいい胎動があって、自分でも分かるくらいに戻っちゃったり。
(医師にも、『 あれ、戻っちゃったね 』 と言われました…。)
なので、予定日を過ぎてからは、『 お願いだから、出てきてー!』 と言う心境でした。


■ 最後の検診

11/26(土)、午前中に検診が入っていて、さるくんに付き添ってもらって行って来ました。
予定日の22(火)を過ぎているのに、全然生まれる気配はない様子。
子宮口も2cmくらいしか開いていないし、ミライも下りてきてないし…。
元々ミライの頭が大きめだと言うのは分かっていたので、ともぶたの骨盤との兼ね合いをチェックするため、
一応レントゲンを撮ってみましょう、と言うことになりました。
そして、このまま自然に分娩が始まるのを待っていると、42週に突入してしまうのは明らかだから、
翌週11/30(水)の朝から入院して、子宮口を開く処置から出産を促す、計画分娩とすることに決定。
その日のうちに生まれることはないから、生まれるのは早くて翌日でしょう、と言われ、
ミライはさそり座の男から射手座(×:てんびん座!)の男になるだけじゃなくて、
12月生まれになっちゃうのね?!と、さるくんと苦笑いをしていました。
レントゲンはお昼を挟んで午後になったので、産院の近くのモスバーガーでささっとお昼を済ませ、
また産院に戻ったけれど、緊急手術が入ったとかで1時間半ほど待たされ、
結局産院を出たのは夕方4時を回ったところ。
でも、レントゲンでも異常はなかったし、いつ?いつ?と気を揉んでいた出産の予定が組めたことの安堵感で、
さるくん共々、かなり気分が軽くなったのが本心でした。


■ 始まりは突然に

検診で 『 どれだけ散歩しても、翌週の入院までに自然に出産が始まることはない 』 と言われたこともあって、
ともぶたからの提案で、実は検診後のその足のまま、買い物に出掛けたのです(汗)
それも、高速に乗って、、、びゅんっと佐野アウトレットに♪
あはははは~w
普通は予定日過ぎた妊婦がやることじゃないですよね(汗)
でも、ずっと今日か、明日か、とビクビクしていたところから開放されて、
行くなら今しかない!と思っちゃったもので…。

行きがけの高速の上で、さる家とぶた家双方にメールで計画出産入院予定のことを連絡したのですが、
実は、ちょっとお腹がチクチクするなーとは思ってたんです。
なので、アウトレットに着いてから、まず最初にトイレに。
でも、特に何も変わった様子はなくて、暫くふらふらと人の少ない夜の買い物を楽しみました。

んが、、、次はあそこの店に行こう~、とか言ってた18:30。
何か液体が出てくる感覚があって…。
さっきトイレに行ったばかりなのに? …って、まさか、まさか、まさか???
さるくんには 『 ちょっとまたトイレ~ 』 とだけ行って、そそくさとトイレに。

予感、的中…。
意識の範囲外でちょろちょろと流れ出てくる透明の液体。
こりゃ、破水だ。 と、確信。
トイレの外に出て、すぐに産院に電話をしました。
案の定、『 すぐにまたこちらに来れますか?』 と。。。
あぁ、まさか 『 今、佐野にいます 』 だなんんて言えない(汗)
なるべく早く、20:00までには到着するようにします、と言っていたところにさるくん登場。
電話を切って、さるくんに状況を説明したら、これまたさるがバナナ鉄砲喰らったかのようなびっくり顔。
そりゃそうです。
ついさっき、『 どれだけ散歩(運動)しても、自然にお産が始まることはない 』 と言われたんだから(苦笑)


■ 嵐の様な陣痛

やはり産院に戻ったのは20:00でした。
この日はほんとに朝から晩まで産院にお世話になってたなぁ(汗)
そこから院長先生の診察。
『 こりゃ、間違いなく破水だ 』 と言う声の後、
『 何で破水したかなぁ~? 』 と、ボソッと呟く院長先生の声(苦笑)
院長先生も不思議でならなかったらしい、我が息子ミライのどんでん返しっぷり。
(いや、私の掟破りのアウトレット詣でがいけなかったのかもしれないけど…汗)
ともぶた、そのまま出産入院と相成りました。

検診に向かって家を出る時から、一応入院セットを持ってきていたのは正解。
新月翌日のその日は希望していた個室は満室だったので、とりあえず大部屋に。
面会時間も20:00で終わるので、さるくんとはそのまま外来のロビーでバイバイになりました。
次にさるくんに会うのは、翌日14:00~の面会時間か、
それ以前にもしお産が本格化したら、翌朝か午前中に呼び出すと言うような感じになると言う具合。
さるくんにお弁当だけ差し入れてもらって、
ともぶたは 『 入院しちゃった! 』 などと、ブログをUPしてみたりして…(笑)

NSTモニターをつけても、全然陣痛の波は来てない様子。
でも、破水しちゃったからには、産まないといけない。
なので、子宮口を広げる薬を注射することになりました。
それが20:40頃だったかな。
助産師さん曰く、『 大体6時間後くらいに陣痛が来ますよ 』 とのこと。
そーかー、じゃぁ、それから数時間?半日?1日?ウンウン唸って、出産なんだなーとヒトゴトのように思い、
さるくんには 『 今日は早めに寝ておいてね 』 とメールをしました。

んが。

みるみるお腹が痛くなってきた…。
NSTモニターにも、明らかな波形が出てるし!!!
まさかと思ったけど、一応自分で計ったら、注射から20分後には7~8分間隔になっていたのです!
もうびっくり!!!
こりゃいかん! と思って、急いでお弁当を食べたり、トイレに行ったり。
そうしてるうちにあれよあれよと5分間隔になって、廊下でうずくまったりもしてました…。

っつーか、何なの?! この陣痛ってヤツの痛さは!!!
特大の生理痛!とかよく聞くけど、生理痛の延長上にあるものでは決してないわ!!!

マジで意識が飛びそうでした。
それに、普通は1時間おきぐらいから数時間掛けて徐々に間隔が狭まって、
10分おきになったら産院に電話する、と言うはずのものなのに、
イキナリ7~8分間隔から始まるって、一体何なのよ~?!
それに5分間隔と言っても、陣痛の始まりから次の始まりまでの間隔だから、
1分半痛みが続くとすると、結局痛みのない時間は3分半しかないわけで…。
22:00には助産師さんがモニターチェックとバースプランの確認をしに来てくれたけれど、
意識が飛びそうな痛みの合間に、ふっと痛みがないから普通に話しをするその不思議な状況に
自分でも何かの罰ゲームをさせられてるんじゃないかと思ったくらいでした。
痛みに強い、弱い、があるみたいだけれど、ともぶたは確実に 『 弱い 』 方です…(汗)

22:45くらいには、とうとう3分間隔に。
こ、これって、結構本番近いんじゃないっけ、3分間隔って?!
6時間後なんて、ウソじゃーーーん!
さるくんに 『 意外と呼び出しは早いかも 』 とだけメールして、もう訳の分からない痛みとの戦いに。
23:00過ぎには、大部屋から陣痛室に移されたともぶたでした。
このほんの20mを歩くのすら、本当にキツかった…。
途中で何度も壁に寄りかかって、何なら壁を掴みあげるくらいの感じで痛みに耐えた…。

陣痛室に入ってすぐに、『 意外と進みが早いので、旦那さんを呼びますか?』 と助産師さんに言われ、
さるくんとロビーで別れてからまだ3時間しか経っていないけど、来てもらうことに。
『 生まれるのは明日の朝か午前中か、お昼になるかもしれません 』 と言われたので、迷ったんですけど…。
でも、来てもらって正解だったのです。

まだお風呂にも入ってなかったさるくん、展開の早さにこれまたびっくりしつつ陣痛室に飛び込んで来たのは
日付が変わった頃だったでしょうか…。
既に腕時計も外させられてたので、携帯を見る気力もなく、この辺からもう時間がよく分からない(汗)
とにかく、11/27(日)、決戦の日を迎えたわけです。
さるくん、4時間前にロビーで別れた時の私が、まるで別人になっている様子にこれまたびっくり。

それにしても、どうしてあんなにいきみたくなるんでしょうかね?!
『 まだいきんじゃダメ!』 って言われたって、こんな衝動(それも猛烈!)に対処したことなんてないし!
ほんとに不思議な感じでした。
テニスボールが役に立つって、本当だったんだ(苦笑)
さるくん、意外なことに、それはそれは献身的にサポートしてくれました。
マジで感謝です。
さるくん、手を握ってくれたりしたけど、思いっきり握りつぶしてた気がします…(汗)


■ 分娩台へ

分娩台のある分娩室に移されたのは、多分1:00過ぎだった気がするんですが…。
さるくんは一度廊下に出されて、ともぶたには点滴ライン取りやら何やらの処置がされてました。
酸素マスクもつけられたけれど、これって全員するもの?
ともぶたは注射を打ったから? それとも状況的に?
よく分かりません(汗)
勿論、その間にも絶え間なく襲ってくる痛みの波。
ともぶたの呻き声の後、ナースステーション横にあるベビールームから赤ちゃんの泣き声が聞こえて、
さるくんは 『 ひょっとして、生まれちゃった?!』 と、ドキドキしていたんだそうです。
つか、誰もさるくんに状況を説明してくれなかったらしく、、、かわいそうに(汗)

暫くは分娩台でも 『 まだいきんじゃダメです 』 と言われていたけれど、
途中から 『 いきんでみますか?』 と言われ、助かったー!と思いました。
でも、全然赤ちゃんが出てくる感覚なんてなくて…。
そしてまた暫くすると、分娩台ががっつり本番出産用フォーメーションに変わり、
そこでとうとう、さるくんにファイナルアンサーが!!!

ずっと、『 怖い!』 と言って、立会いに後ろ向きだったさるくん。
ともぶたは 『 私は立ち会って欲しいし、その方が後悔がないんじゃない?』 と言って来たのですが、
結局、最後まで前向きには検討してもらえませんでした。。。
会社の同僚である周りの先輩パパたちには 『 どうせ邪魔もの扱いされるだけだ 』 とか言われて…。
(ほんと、ロクなことを言わないヤツらめ!!!)  ※ともぶた自身も直接友達です。
『 キミが決めていいよ 』 とともぶたは言ったのですが、とうとうさるくんは腹をくくってくれました。
立会いをしてくれることになったのです。
いやぁ、、、ほんとにこの決断はありがたかった。。。
ここでさるくんに見放されたら、正直結構キツかっただろうし、ショックだったと思うもん…。
(ほんとに正直言うと、『 じゃ、オレはここで… 』 と退室して行ったら、絶対恨んでた!!!)

そして、両手を下に伸ばしたところにあるレバーを握って引き上げ、
膝を立てた両足を下に蹴りこむようにして、お尻に力を入れると言う
本番いきみを開始することになったのです。

…んが、、、ここからがまた地獄でした。


■ 孤独な戦い

もともとミライは骨盤の中に順調には下りて来てなかったわけです。
だから、翌週入院して子宮口を広げながら徐々に下りてきてもらって出産するはずだったのが、
急に破水しちゃったから、今こうして分娩台に上がっている状況なわけで…。
子宮口は開いているみたいだけど、押し出すのが本当に大変。
よく、陣痛は大変だったけれど、分娩台で数回いきんだら生まれた、なんて話をききますけど、
これはきっと、赤ちゃんが十分に下りてきていて、最後の一押しで上手く出たと言うことなんでしょう。
ともぶたはこの間逆。
陣痛だけは嵐のようにあれよあれよと進んで行ったのに、いくらいきんでも赤ちゃんが出てこない!
時間が過ぎ、いきみを重ねる毎に、ともぶたの体力もどんどん奪われていくのが分かりました。
こんな全身運動、生まれてこの方、したことないんですけど!!!

ずっと助産師さんがついていてくれて、ミライが出て来易いように色々サポートしてくれていたのですが、
途中で、周りがバタバタしたと思ったら、あれよあれよと人がいなくなり、
助産師さんも他の看護師さんも、ともぶたのいる分娩室から誰もいなくなってしまったのです。
どうやら隣の分娩室に、急にお産が進んでしまった妊婦さんが入ったらしく、
土曜から日曜になったばかりの深夜、元々手が足りないところに急な展開だったようで。。。

その間、多分1時間半くらいかな…、分娩台の上にはともぶた、傍らにはさるくん一人。
時々、年配の看護師さんが様子を見に来てはくれたけれど、基本的にはさるくんと二人きりで
ともぶたは死に物狂いでいきみ続けたのでした…。
もうともぶたは、押し寄せる痛みの波に合わせていきむので必死。
でも、さるくんは 『 ここでこのまま生まれちゃったら、どうしたらいいんだ?!』 と、ドキドキだったとか。
まぁ、助産師さんたちは 『 まだ生まれないわ 』 と言うのが分かっていたから放置してたんだろうけど、
さるくんにそれが分かるわけがありません(苦笑)
やっぱり、気の毒なさるくん…。

時々ともぶたの様子を覗きにきてくれてた看護師さんは、ともぶたの意識朦朧具合を見て
『 大丈夫ですか?!』 を連呼してくれたけれど、ともぶた、もう、どうしようもありません…。
汚い話だけれど、途中、何度も吐いてしまいました。


■ ミライがやってきた!

お隣の出産が終わって落ち着いたのか、助産師さんが戻ってきてくれて、
そこから本格的に出産が済んだ気がします。
でも、相変わらずいきめどもいきめども、一向に出てきてくれる感覚は得られない…。
息も絶え絶えの中、助産師さんに 『 このままの状態が続くと、どうなりますか?』 と聞いてみました。
すると、『 …帝王切開しかないですね 』 と。。。

いーーやーーでーーすーーーーっ!!!

ここまで苦しんでの帝王切開って!
二人産んじゃうみたいなものじゃないか、って思いました。
(今思うと、実際はまだ一人も産んでないから、ここで帝王切開でも1.5人分くらいなわけですが…。)
その上、助産師さんから恐ろしげな一言が…。
『 うーん、赤ちゃんが産道に入る角度がちょっと悪かったみたいで、、、つかえてますね(汗) 』

まーーじーーでーーすーーかーーーーっ!!!

ミライは元々頭が大きめだと言われ続けて来た子です。
その上、角度が悪くてつかえてるって…?!?!
でも、ともぶたにできることはいきみ続けることだけでした。

いきみ自体は 『 上手ですよ!』 と言ってもらっていたものの、
もう本当にこのままの状態から永遠に抜け出せないんじゃないかと思いました。
呼吸もできなくなってきて、ともぶたが息を止めてしまうことが何度もあったのですが、
その度にミライの心拍のモニターを見て、助産師さんが
『 赤ちゃんが苦しがってます!お母さん、ちゃんと息して!!!』 と叫んでました。
ミライが苦しがっていると言われたら、息をしないわけにはいかん!!!と、ともぶたも必死。
でも、段々両足と両手に力が入らなくなってきてしまって、、、
さるくんにストローキャップをつけたお茶のペットボトルを取ってもらって、
口の中の渇きを潤しながら、何とか意識をしっかり持とうと思っていた数時間でした…。
それに、本当に暑かった。。。
寝てる状態で首筋にじっとり汗をかくほど、全身に力を入れ続けてたんでしょうね。

暫くして、助産師さんが 『 黒い髪の毛が見えてきましたよ!!!』 と言ってくれた時は
少しゴールが近づいて来た!と思えて希望の光が差したけれど、その後も一進一退。
ともぶたの体力も相当尽き果てて来た様子を見て、
助産師さんも院長先生に相談の連絡を入れることにした様子でした。
多分その場の雰囲気からすると、この時の院長先生への連絡の中では、
帝王切開にするかどうかも含めて判断して欲しいと言う感じだったかと思われます…。

助産師さんたちが院長先生云々と言い始めたのを聞いて、
ともぶたは正直、『 やった!』 と思っていました。
院長先生がいらっしゃるということは、何かしら事態が打開されるはず! と。
…ひょっとしたら、それは帝王切開と言うことかもしれないけれど。

暫くいきみ続けていると、とうとう院長先生が登場!
日曜日の早朝は院長先生の担当日じゃないのに、
諸事情により、ともぶたは院長先生が担当してくださることになっていたのでした。
いやー、院長先生の登場には、神を見るような思いがしました。。。

助産師さんに向かっての院長先生の第一声は、『 あぁ、ここまでくれば出せるね 』 と!
つまり、帝王切開、回避ー!!!
そしてともぶた自身、こんなに早くゴールが一気にやって来てくれるとは思ってなかったので
もう、最後に残ったアドレナリンを振り絞るような気分でした。
でも、頭の片隅に、『 さっきの1時間半、さるくんと二人で放っておかれた時にケアされてたら…?』
と、ひょっとしたらもっと早くゴールが見えていたのではないかとも思ったりして(汗)
…まぁ、お産って、ほんとに何がどうなるか分からないですからね。

院長先生がいらしてから分娩台が更に上がったり、なにやら本格的にコトが始まりそうな感じになり、
チクチクと麻酔を打たれる感覚がありました。 (切開用、ですな。)
そして、諸々の準備の間、『 今はいきまないで!』 と、ご無体なことを言われつつも耐え、
やっと院長先生に 『 じゃぁ、次の波で行きましょう!』 と言われ…。

…波が、来ない!!!

それまで1~2分間隔では来ていたはずの痛みが、すっと引いちゃったんです、その瞬間。
なので、その時の分娩室の中は、院長先生はじめ、集まってくれていた他の看護師さんたちも含めて
皆がともぶたの 『 痛みの波待ち 』 と言う不思議な間が数分続きました。
ともぶたも、『 …何故、今、止まった?! 』 と言う大変気まずい思いに(苦笑)
数分後、『 来ましたぁ~~~っ!』 と、自ら進言することとなりましたw

そして、まさしくそのトドメのいきみで、パチンと音がして(切開ですな)、
とても温かい感覚があったかと思ったら、助産師さんに 『 赤ちゃんの頭を見て!』 と言われ…。
その先に、助産師さんに支えられた我が息子、ミライの黒髪の頭が見えたのです!
さるくんは 『 おぉ~~~っ!』 と叫び、ともぶたは 『 やっと会えた~~~!』 と言った気がします。

その後、もう1回か2回のいきみで、ミライの体がずるりと全部出て来て…、
11/27(日) 5:51am、ミライはこの世に生を受け、元気よく泣いてくれました。。。
さるくんはともぶたに 『 お疲れさん 』 と肩をぽんと叩いて言ってくれて、
ともぶたはさるくんに 『 ありがとう 』 と言いました。
ほんとに、さるくんがいてくれなかったら、ここまで頑張れなかったもの…。


■ 待ち遠しい1時間

出産中にともぶたが息を止めてしまったことでミライの心拍が下がるというストレスが原因だったのか、
先に破水をしてしまったからなのかは分かりませんが、羊水が濁ってしまっていたそうです。
なので、出産後すぐにミライを抱かせてもらえるかと思っていたのに、
『 ちょっと先に処置と検査をしますね 』 と言われて、3m離れた台の上のミライを
ともぶたも後産の処置をしてもらいながら、ずっと見ているしかできませんでした。
ちなみに、切開をしたのに、ともぶた自身のキズもかなり大きくなってしまいました。。。
帝王切開ほどではないけど、その一歩手前、と言われ…(泣)
まぁ、その時はそのキズの痛みよりも、妊娠中ずっとできなかった仰向けの姿勢をイキナリ5時間続けて、
その上ずっといきみ続けたことで、腰がもうぼろぼろに砕けたようになってしまっていて、
その痛みをどうにかしたいと言う思いの方が強かったかも。。。
両太腿もプルプルと痙攣しているし、いきむ度に顎を引いて、ちょっとした腹筋状態を続けていたので、
鳩尾の少し上くらいの胸がキンキン痛くなっていました。

その間、さるくんはまた廊下で待たされていて、睡魔との闘いだったとか。
でも、廊下に出されて割とすぐに看護師さんから 『 もう入って頂いていいですよ 』 と言われ、
『 やけに早いなぁ?! 』 と思いながら、ともぶたのいる分娩室に入ろうとしたら
『 そちらじゃないですっ(汗)!』 と止められたんだとか。
どうやら、お隣の分娩室のパパさんが席を外しているところで、丁度間違えられたみたい。
危うく、全然知らない母子とご対面するか、ともぶたの血だらけの処置を見るかになるところだったようで(苦笑)
危ない、危ない。

そして待たされること1時間。
異常なし、と判断されたミライが、やっとともぶたの胸に抱っこさせてもらえることになり、
さるくんも分娩室に入って来れました。
初めての家族3人の時間。。。
ミライ、、、想像以上にガッツ顔してるけれど、、、さるくんもともぶたも、幸せだよ♪



こうして、さるぶた家にミライがやって来ました。
陣痛が始まって、胎盤が出てくるまでを分娩時間と言うらしいのですが、
実際、何時の時点で陣痛が始まったと判断されたのか、胎盤が何時に出てきたのか、よく分かりません。
母子手帳に書いてある分娩時間は9時間55分。
これ、初産にしては、まぁまぁ(?)な早さだったんじゃないかと思うんですけど、
でもその半分の5時間、ともぶたは分娩台の上でいきみ続けたわけです(苦笑)
陣痛と分娩台でいきむの、どっちがいい?と言われたら、、、選べないわ。

でも、妊娠初期からずっとお世話になりっぱなしだった信頼できる院長先生に取り上げてもらえたし、
切迫流産入院の退院後も、ずっと気に掛けて声を掛けてくれた助産師さんや看護師さんにも励まされたし
(実際にともぶたの出産を担当してくれた助産師さんは、実は初対面の方でした)、
何より、ずっとさるくんが献身的に腰をさすり、励ましながら傍にいてくれたと言う、出産。
誰に語っても引けを取らないような(?)武勇伝では決してない、ごくフツーの平凡なものだろうけれど、
ともぶたにとっては、この上なくとても有難くて幸せな出産になりました。
(痛いものは痛かったけど…!)


この妊娠と出産に関わってくれた皆さん、
そして、コメントで、メールで、その他諸々で励ましてくれた皆さん、
ほんとにありがとう。。。


2週間

2011-12-11 21:02:02 | あれやこれや。
出産から2週間経ちました。

早っ!!!

昨日の午後、産後の手伝いに来てくれていたぶた母が実家に戻ったので
昨夜からさるくんとミライと3人での生活が始まっています。
とは言え、今日はさるくんが午前中~お昼過ぎと夕方~夜に外出していたので、
実際はいきなりともぶたとミライの二人きり。
ご飯用意して食べるのも、洗濯物を干すのも、トイレに行くのも、
自分のタイミングではできなくて、ちょっと四苦八苦。
でも、今後慣れて行かないといかんですな。

まだ体調は本調子には程遠いけれど、ミライと息を合わせて
楽しみながらゆっくりやって行きたいと思います♪

臍の緒が取れました

2011-12-06 14:04:15 | あれやこれや。
昨日の沐浴後、ミライ(←コードネーム)を着替えさせている時に、
臍の緒がピンっ!って取れました!

ミライが独り立ちしてる証でもあるので喜ばしい一方、
ずーーーっとこの細い管でミライと繋がっていたから、何だかちょっと寂しいです。
そして酸素や栄養、免疫やらを運んで、ミライを大きくしてくれたんだと思うと
このサザエの先っぽのような黒い物体に、感謝の気持ちも抱きます。

ずっと私にしがみついてくれてたミライを支えてくれてありがとう!
産院で頂いた桐箱で、ゆっくり休んでね♪

お七夜(前倒し!)

2011-12-03 18:20:04 | あれやこれや。
退院して3日目をすごしているさるくんとともぶたとミライです。
まだともぶたはバンビのようです…(苦笑)

本当は明日がお七夜になりますが、今日(も?)さるパパ&ママがいらしたので
ぶた父(既に実家に戻りました)の提案で、ぶた母がケーキを買ってくれました。

ささやかだけど、ミライの未来がこれから拓けて行きますように、と
ジジババ&パパママ皆で祈っております~。