さて、文学フリマ向けの紹介記事もそろそろ終わりです。
今回は、どちらも「アシアン年代記」シリーズの読み切りというか、
「かがやく夜の唄」のスピンオフ的なお話。
右が、「海の息子たち」2014年夏コミ発行、A5 76p オフ 500円
王都を遠く離れた海辺の町が舞台。
夜の唄シリーズのチョイ役、アルシス侯の庶子グラナートが主人公の片割れです。
彼が母親の出身地である、マレアの町の領主になった際出会った
明朗で男前な同世代の船長マリクとの、ひと夏の冒険の物語。
ヘタレ新米領主 × 男前船長(婚約者あり) と銘打っております。
ストーリーの必要上、割と女子も出ますのでご注意下さい。
でもアザリーはマリク以上の男前なんやで…苦笑。
ハタチ過ぎの若者ならではの、正義感と行動力とほろ苦い夏の終わり。
そんな風なお話になっております。
BLですが、ラブシーンは控えめな部類です。当サークル的には。
左が、「夜鳴鳥」2007年夏コミ発行 A5 84P 500円
現在は「夜の唄」シリーズ全冊購入者プレゼント本となっておりますが、
単品で購入も可能です。
もともと「斑の玉座」「夜鳴鳥」「双刃」の3冊で
アシアン年代記十世王編となっておりましたが、
現在頒布可能な本がこちらのみとなっております。
「夜の唄」のシャリオルフィンの父、王フォルスクランと
フィダム・レイの父、ソロン侯オンラード・ウルとの
若き日の出会いの物語となっております。
猛々しい野心を抱いた若造公子 × 悲恋を引きずる年上の不遇な王弟
と、有る意味とてもBLらしい、華やかでシリアスでメロウなお話です。
まだ、創作JUNEジャンルに行く前の作品ですので、
内容としては女性向けなんですが、
魔女のひとたちとか、オンラードの婚約者とか女性キャラも普通に登場、
BLとしても寸止め感ありありなんですが、
いやまあ、魂の交流としては当サークル史上かなり熱くて萌えますよ…!
禁断の恋感が強いと申しますか。
前後のエピソードは完売してしまったのですが、
出来ればWEB上で復活させたいと思っております。
「斑の玉座」の残虐描写をちょっとソフトにする必要があるとは思いますが…汗。
さて、既刊紹介は以上です。
お役に立てましたら幸いです。
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