Hola!
昨日、関東にも梅雨入り宣言が出されましたね。
どんより曇り空の日々はあまり好きではありませんが、
この時期があるからこそ、日本には沢山の恵があるのですよねー
話は変わって、先日祖母の命日でお墓参りに行って来ました。
祖母は植物が大好きで、借家の小さいお庭でしたが四季を通して沢山の花や果実を育てていました。
幼い頃に記憶した花の形や香り、そして名前って不思議と今でも覚えているんですよね~?!
今では、好きなアーティストの名前すら忘れてしまうのに・・・
・・と前置きが長くなってしまいましたが
今日は祖母がとても好きだったお花芍薬の花ような
プロダンサー中西 舞さんと、舞さんの為に制作した衣装のご紹介です。
よく祖母が言っていた
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
舞さんは、まさにそんな女性です。
このことわざ・・以前は
なんだか「お高くとまっているご婦人」のことの様に思っていました。
でも、この衣装制作で舞さんと関わっている内に
華々しく豪華絢爛に咲く「芍薬、牡丹、百合」も
素朴にどんな過酷な環境でも力強く咲く「野草」も
その花で人々に笑顔を届けたいという思いは一緒なんだな~と感じました。
フラメンコをあまり見たことがない方達にチョットだけ豆知識ですが
この裾が長い衣装は、バタ・デ・コーラ(Bata de cola)と言います。
「Bata」はスペイン語で(ガウン) 「cola」は(尻尾)の意です。
ヨーッロパ中世時代、宮中に踊り子として出入りしていたヒターナ(ジプシー女)達が
貴婦人達の間で当時流行していた
女性的な優美なシルエットを強調させる為に着用していた裾の長いドレス(ガウン)
を取り入れたのではないかな~と、ちょっと臆測ですが私は思っています
バタ デ コーラを扱いながらのフラメンコは豪華絢爛で華やかです。
コーラがフワッと宙に舞う姿は、まるで・・天女の羽衣?孔雀の求愛?のようでウットリ
ただ、このコーラを上手く捌けるようになるのも
衣装としてコーラ部分を制作するのも容易ではありません。
舞さんは、この衣装を着て何度も何度も練習を繰り返し
私も衣装調整を繰り返してやっと本番に漕ぎ着けました。
「舞さん、ご多忙中の折、衣装調整の為に何度もアトリエまで足を運んで下さってありがとうございました。」
心穏やかでいてポジティブな中西舞さんは、舞踊家以外にもう一つの顔・・書道家でもあるんです。
そんな舞さんと、写真家 永田幸子さんのコラボ企画の写真展が
6月17日(水)〜代官山スペースKにて開催されます。詳細はこちら
私も拝見させていただきま〜す
それではまた次回 Hasta luego
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