
急に暖かくなるのも、最近はちょっと「疑心暗鬼」ですけれど…。
お雛祭りにはちょうどいいあたたかさですね。
まだまだお彼岸までは油断できませんが、とりあえず今日はほっこり…。
明日には片づけなければなりませんから、今日は雛あられと桜ういろうの写真もとりました。
またまた頂いた「桃ゼリー」を桃の代わりに…なーんか手抜きだけどぉ。
なんたって、一番小さいお雛さまは、ひなあられに隠れてしまう…。
とりあえず、あとで全部私と息子のおなかにはいるわけで、ありがとうさんでございます。
さて…お雛さまも時代とともに変化していくもの…ではあると思います。
まぁ実際、なんでもあり…になっていくのでしょうけれど、
今年はゴスロリ風お内裏様、というのを見ました。
ゴスロリと言うのは「ゴシック・ロリータ」というファッションの呼び名。
説明はいくら読んでも「なんとなく」しかわかりません。
日本独特のものだそうですが、一番似通っているのは中世ヨーロッパの貴族のお姫様…
のように華やかでありながら、主流は「黒」なのだそうです。
確かに…お顔といいデザインといい、ただのお人形と見ればとても「美しい」と思います。
しかしお雛さまの黒ってのはねぇ…でも人気だそうですよ。
こんなのもみつけました。キレイでかわいいけど…どこの時代のどこの国のナニモノ?
そして、最近人気だそうな「プリンセスお雛さま」というのは、なんとイマドキの女性を負かすこのまつ毛。
ひとつひとつを見るだけなら、かわいい、ステキ、モダン…もあると思います。正直、上のお花のついたのなんか、
ちょっと部屋に飾っておきたい気もします。でも「お雛さま」として思うと、なんだかなぁ…です。
自分の楽しみとしてならいいかもしれませんが、元々お雛さまって、
生まれた子供の健康や長寿や幸福を願ってそろえるもの、で、お嫁入りのときはこれを持たせるもの…。
まぁイマドキはムリなことですが、おばあさんのお雛さま、お母さんのお雛さま…と、
何代にもわたるものが飾られるということも、昔の大きな家ではあったことです。
様変わりしていくとはいえ、黒の十二単…娘に持たせる気にはなれません。
友人が、子供が生まれたときに「キャラクターもの」のお雛さま(お内裏様のセット)を買ったけれど、
だんだん大人になってきたら、ちょっとねぇ…になって、普通のお内裏様の小ぶりなのを
買い直したと言ってました。お嫁に行くときはそれを持たせたいと…。
いろんなことが変わっていくのでしょう。
伝統に凝り固まることは、それを絶えさせてしまうことにつながる危険もありますが、
新しければなんでもいい…というのは、節操がないかなと…。
何を守り、何を残し、何を伝えていくのか…。
こういうものこそ「よく知って」選んでほしいものだと、またまたおばさんのおせっかいな気持ちが、
ざわざわと騒いでしまうのです。
いっそお雛さまじゃなくて「現代風十二単美人人形」とかなんかで、個別に売ればいいのに…。
男雛、いりませんから…わっはっは。帝さんゴメンナサイ。
このゴスロリお雛様、私もなんだかなあ、と思っていたところとんぼさんが私の思いを代弁してくださりすっきりいたしました。
こういうものはウエディング・ドレスと同じですよね。クラシックなスタイルのものを選ばないと5年後以降に写真がはずかしくて飾ることができない…
トンボさんのお雛様はお顔が愛らしく、とてもほのぼのとした気持になります。
なるほど「5年経ったら」…これって大事ですね。
子供のころは、ただきれいかわいいだけかもですが、
年を取るごとに「佳さ」と言うものの意味が
わかってきたり、変わってきたり…。
やっぱり落ち着きどころはあると思います。
なかなかペースが戻らずに、ご迷惑おかけしています。
懲りずにお越しください。
説明も「ゴスロリ」とあって、これはどう意味だろうと思っておりました。
とんぼさんの説明を読ませて頂いて、ああ、そういう事なの納得。
私の頭は全く時代についてゆけません(笑)。
お雛様はねえ、やはりお雛様じゃあなくちゃ。
なんかねぇ、これ飾ったら暗くなりそうで…。
ドラキュラ城ならぴったりかもです。ははは。
とってもついていけません。