
おたいこって一般的で、もっとも締められる型だと思うんですが、
意外とゆがんでたり曲がってたりの人っていますよね。
おたいこがまっすぐ乗らないのには、いくつか理由がありますが、
できるだけ避けられるもの、やってみましょう。
まず、こんなところから。
帯枕がよく見えるように帯揚げはしていません。
帯枕の真ん中のひもは、ぐらつかないためのもの、
元々ついている紐は、帯枕の両端から出ているので、
固定がきくように、元のひもは取って「モスリンの腰紐」を縫い付けてあります。
さて、きちんと帯の中を整理して、帯枕も正確にまっすぐ真ん中に乗せれば…

こんな風に帯山は平らにまっすぐになります。
厚みのある帯枕の場合でもテッペンにふくらみがでるだけで、
平らなラインはキープされます。

では、よく見るちょっとヘンなおたいこの典型

これがひどくなると、ゆがみます。
何でこうなるのかといいますと、ここの始末が足りないから。
帯枕の内側です。わかりやすいように、わざと極端にしています。
右側の端が中にひっぱられてます。

実は、帯の長さがあれば、こんな風に結び目から帯枕を乗せるまでの距離、
つまり矢印の長さが長ければ、きちんと帯枕の両脇をまっすぐにできます。

でも、帯が短いとこんな感じになります。
おたいこをするときは、結び目の部分や帯枕を乗せる部分などを
きちんと整えるのは、みなさんもよくご存知と思いますが、
なにしろここって自分では見えないところです。
やってるつもりがちゃんとできていない場合もあります。
とりあえず下の写真は、きれいに始末をして、さらに上の状態にならないための
「ここだけは」と言う部分です。
赤い○で囲んだところが、矢印の方向にひっぱられているわけです。
ですから、逆に矢印の先辺りを矢印とは逆の方向にひっぱり出せばいいわけです。

おたいこを締めるとき、帯枕を帯の真ん中に入れるところまでは、
帯の長さがある程度あれば眼で見て確認することが可能ですが、
そのあとのことは、前で締めない限り、背中の真ん中に帯枕がいっているか、
上のようなことになっていないかどうか、自分の目で確かめられません。
帯枕を入れたところも、手で掴んでうしろへまわして…と
いろいろやっているうちに、帯枕そのものがゆがむこともあります。
帯枕をきちんと帯の中に入れたら、真ん中を片手でしっかり持つ、
そのまま持ち替えや掴みなおしをしないで、帯の結び目の上に、
一度で乗せる…コツといったらこれだけなんです。これがなかなかねぇ。
糊ではりつけてあるわけではありませんから、スルッとずれたりする…。
それが心配だから、鏡を見ながら締める…。
これも実はちょっと気をつけないといけません。
人間は「眼」でみた情報には、弱いんですよ。
例えば鏡に自分の右側が写るようにしてお太鼓をすると…、
お太鼓が右によることがあります。私で実証済み…。
つまり見えてるほうへとよってしまうんですね。
鏡を見るときは、できるだけ後ろが多く見える位置まで体を回してください。
一番いいのは手と体に覚えさせて、着物を着るとき一切鏡を見ないこと、です。
えぇーっと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
母などはいつも鏡なしでしたので、私もそうしてきました。
体型がかわって不安なもんで、このところ帯を締める前だけ、
一度全身が写る玄関の鏡のところまでいきますが、
あとは仕上げてからです。
本来洋装だって、礼装でもなければいちいち鏡見ながら着ることは
あまりありませんよね。着物も同じです。着慣れてしまえばナシでいいのです。
まず手順やコツや注意点はアタマで覚える、あとは手と体に覚えさせる…です。
通勤のスーツを着ながら、晩のおかずが考えられるように、
お太鼓を乗せながら、ランチに何食べようか考えられる…
これがフツーになればしめたもんです。
さて、もうひとつ、お教室で習った方は教えられていると思いますが、
帯を締める動作で「後ろ手」の作業のときは「お辞儀しない」こと。
これ、どうしてもつい前にアタマが下がりますが逆でして、
帯を締める時は「反り返り」です。背中をピンと伸ばして、
帯枕を乗せるときも背中をそらせ気味にすると、手が結び目に近くなるわけです。
つい前かがみになりがちですので、気をつけてください。
今日のおたいこのために首からバサッと帯かけられたり、
ゆがんでしめられたりしたお福ちゃんに、感謝の気持ちで華やかに…、
「かわり銀座」です。

意外とゆがんでたり曲がってたりの人っていますよね。
おたいこがまっすぐ乗らないのには、いくつか理由がありますが、
できるだけ避けられるもの、やってみましょう。
まず、こんなところから。
帯枕がよく見えるように帯揚げはしていません。
帯枕の真ん中のひもは、ぐらつかないためのもの、
元々ついている紐は、帯枕の両端から出ているので、
固定がきくように、元のひもは取って「モスリンの腰紐」を縫い付けてあります。
さて、きちんと帯の中を整理して、帯枕も正確にまっすぐ真ん中に乗せれば…

こんな風に帯山は平らにまっすぐになります。
厚みのある帯枕の場合でもテッペンにふくらみがでるだけで、
平らなラインはキープされます。

では、よく見るちょっとヘンなおたいこの典型

これがひどくなると、ゆがみます。
何でこうなるのかといいますと、ここの始末が足りないから。
帯枕の内側です。わかりやすいように、わざと極端にしています。
右側の端が中にひっぱられてます。

実は、帯の長さがあれば、こんな風に結び目から帯枕を乗せるまでの距離、
つまり矢印の長さが長ければ、きちんと帯枕の両脇をまっすぐにできます。

でも、帯が短いとこんな感じになります。
おたいこをするときは、結び目の部分や帯枕を乗せる部分などを
きちんと整えるのは、みなさんもよくご存知と思いますが、
なにしろここって自分では見えないところです。
やってるつもりがちゃんとできていない場合もあります。
とりあえず下の写真は、きれいに始末をして、さらに上の状態にならないための
「ここだけは」と言う部分です。
赤い○で囲んだところが、矢印の方向にひっぱられているわけです。
ですから、逆に矢印の先辺りを矢印とは逆の方向にひっぱり出せばいいわけです。

おたいこを締めるとき、帯枕を帯の真ん中に入れるところまでは、
帯の長さがある程度あれば眼で見て確認することが可能ですが、
そのあとのことは、前で締めない限り、背中の真ん中に帯枕がいっているか、
上のようなことになっていないかどうか、自分の目で確かめられません。
帯枕を入れたところも、手で掴んでうしろへまわして…と
いろいろやっているうちに、帯枕そのものがゆがむこともあります。
帯枕をきちんと帯の中に入れたら、真ん中を片手でしっかり持つ、
そのまま持ち替えや掴みなおしをしないで、帯の結び目の上に、
一度で乗せる…コツといったらこれだけなんです。これがなかなかねぇ。
糊ではりつけてあるわけではありませんから、スルッとずれたりする…。
それが心配だから、鏡を見ながら締める…。
これも実はちょっと気をつけないといけません。
人間は「眼」でみた情報には、弱いんですよ。
例えば鏡に自分の右側が写るようにしてお太鼓をすると…、
お太鼓が右によることがあります。私で実証済み…。
つまり見えてるほうへとよってしまうんですね。
鏡を見るときは、できるだけ後ろが多く見える位置まで体を回してください。
一番いいのは手と体に覚えさせて、着物を着るとき一切鏡を見ないこと、です。
えぇーっと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
母などはいつも鏡なしでしたので、私もそうしてきました。
体型がかわって不安なもんで、このところ帯を締める前だけ、
一度全身が写る玄関の鏡のところまでいきますが、
あとは仕上げてからです。
本来洋装だって、礼装でもなければいちいち鏡見ながら着ることは
あまりありませんよね。着物も同じです。着慣れてしまえばナシでいいのです。
まず手順やコツや注意点はアタマで覚える、あとは手と体に覚えさせる…です。
通勤のスーツを着ながら、晩のおかずが考えられるように、
お太鼓を乗せながら、ランチに何食べようか考えられる…
これがフツーになればしめたもんです。
さて、もうひとつ、お教室で習った方は教えられていると思いますが、
帯を締める動作で「後ろ手」の作業のときは「お辞儀しない」こと。
これ、どうしてもつい前にアタマが下がりますが逆でして、
帯を締める時は「反り返り」です。背中をピンと伸ばして、
帯枕を乗せるときも背中をそらせ気味にすると、手が結び目に近くなるわけです。
つい前かがみになりがちですので、気をつけてください。
今日のおたいこのために首からバサッと帯かけられたり、
ゆがんでしめられたりしたお福ちゃんに、感謝の気持ちで華やかに…、
「かわり銀座」です。

いいんですけどね。
自分では何気なくしているんですが、
生徒さんの帯枕を当てて乗せるのを
見ていると帯にそって上げられるのです。
そうすると結んだところやねじったところの
上に乗ってしまうからお太鼓の上がきれいに
ならないんですね。
帯枕を当てる位置は結び目より30cm位
下がったところで、帯枕を持っている手を
体から離した状態で一気に乗せるようにと
言っていますが、なかなか慣れないと大変な
ようです。
お福ちゃん、かわり銀座結びしてもらって
いいですね。
原因は分かっているんですけどねぇ。
以前は綺麗にできたいたのですけど、駄目になったのは何故なのか?
一時期肩の故障(平たく言うと四十肩~♪)の所為で腕が上がらなくなっていたのですが、どうもそれ以来のようです。
肩はもう治っているんですけど。
着続けて、着慣れていくはずが駄目になるって・・・悲しいですわ~。
わかってしまえば…のことなんですが、
習慣付けてしまわないと、
ついおざなりになってしまいますね。
お福ちゃんは、たまに帯しめてもらって
苦しいかもぉ?!
りら様
私も40過ぎて一時期、肩から二の腕が
痛かったときがありました。
女ってほんとに厄介ですよね。
その時期はもっぱら「前結び」してました。
治っても、元のようには後ろまで
ウデが回りませんよね。(太ったしー)
堅くなっちゃうんでしょうねぇ。
着物着るのがリハビリ…さびしいなぁ。