【西武】池袋線中村陸橋逆立体化工事

かねてから進められていた、西武池袋線の練馬～中村橋間の連続立体化工事が進捗し、最後の工事となる中村陸橋（都道放射8号・目白通り）との逆立体化工事が3月3日の深夜から4日早朝にかけて行なわれた。
この工事は仮設陸橋の撤去に時間を要することから、目白通りを22時から翌朝7時30分まで通行止めに、西武池袋線は終電車までは通常通り運行したものの、始発電車から1時間が運休となるなど、周囲の影響が激しくなることから土曜日の深夜に行なわれたものである。
工事自体はスケジュールどおり終了し、池袋線が4202列車から、目白通りが7時15分から通行再開となったが、約9時間の工事で費用が90億円、作業者数約1700人となるなど、在京民放局の報道スタッフが多数駆けつけたり、沿線住民や鉄道ファン・建機ファンが多数詰め掛けるなど、話題性の高い工事でもあったと言えよう。



逆立体化前の同区間（練馬7号・テレビ中継があったところですね）


この看板は相当な宣伝効果になったのではないでしょうか？


最終電車が通過後、すぐに踏切の撤去作業が始まりました。


仮設陸橋を撤去中の風景。大変多くのギャラリーが詰め掛けました。


鉄道ファン的視点からすると、今回の工事で注目したのは東長崎始発・池袋行きや、保谷始発・石神井公園行きなどの区間列車のほかに、振替輸送として新宿線西武新宿始発・急行所沢行きが挙げられます。急行所沢行きは列車番号が2891が割り当てられ、所沢終着後、回送列車として新所沢まで回した後に、2802列車として通常の運用に戻りました。



仮設陸橋が撤去された後は、すぐに架線の張架作業が始まりました。


旧線路のうち、目白通りになる部分を切断しています。


線路が切断された後、クレーンで撤去されました。


西武新宿発2891レ「急行・所　沢」
振替輸送の乗客よりも朝まで歌舞伎町で遊んでいた人が多かったような・・・