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13人目 アーサー (ベルウィックサーガのキャラ紹介)

2010-07-10 18:04:19 | ベルウィックサーガ

13

 恐ろしい勢いで消費されていく物資、それによって生じる慢性的資金難、ベルウィックサーガの初心者にとっては、立ちはだかるラーズ帝国兵よりも、むしろこっちの方が、はるかに高い障壁と思えるかもしれません。

 新品の「武器」を用意しても、運が悪ければ、すぐにポッキ~ン!

 魔法の剣だろうが、伝説の斧だろうが、壊れる時は壊れてしまう。

 盾も壊れる、騎馬は死ぬ、魔法は底を突く、ポーションだって補充したい!

 

 これら際限なく消費されていく戦争物資の補給のため、シノン騎士団は常に倹約を余儀なくされてしまいます。

 それでも、激しさを増していくラーズ帝国との戦いを生き延びて行くには、ここぞという時に武器の出し惜しみなんかはしていられません。

 

 「くっそ~! こうなったら「聖剣ロードグラム」で決着をつけてやる! たぁ~っ!!」

 リース公子の渾身の力を込めて振り下ろされた「ロードグラム」の光沢を放つ刃が、凶悪な光軸を描いてラーズ帝国の将軍に襲いかかった。

 ポッキ~ン!!

 「あっ、私の大事な「ロードグラム」が折れちゃった!」

 

 ・・・その晩、リース公子は人目を忍んで泣いた。

 

 

 稀少武器が壊れてしまった時の、あの何とも言えないやりきれなさ。

 「ああ、もっと大事にすれば良かった・・・」

 「何であんな無茶な使い方をしたんだろう」

 

 そんな、切ない思いに胸を詰まらせた、無数のベルサガプレーヤーの苦しい財政状況に光明をもたらしたのが、今回のアーサー青年なのです。

 

 彼の持つ「当て身」スキルは、敵を捕縛するのにもってこいのスキルです。

 このスキルを使って、次から次へと敵兵をとっ捕まえて、身ぐるみを剥いでいけば、かなり資金の消費を抑える事が出来るはずです。

 

 戦時における、物資の現地調達。

 何か、どっかで聞いた事のあるような作戦で、何とか戦線を維持していくシノン騎士団。

 

 「戦争はいつだって汚いモンさ」 と誰かが言った。

 自らは努めて清廉潔白な騎士であろうとしたアーサー青年だったけど、戦争に荷担する限り、その志を貫徹するのは難しいのだった。


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