快読日記

日々の読書記録

読書中『世界の名前』岩波書店辞典編集部 編

2016年04月25日 | その他
4月24日(日)

ウガンダのニョロ語社会では、子供が道で生まれれば「道」と名付け、藪で生めば「藪」、バナナ畑だったら「バナナ」になるんだそうだ。
「人々は彼を殺した」という名前もあり、「これは、家族の一員が殺されたという恨みを、生まれてきたこの名に刻んでいる」、「彼らを放っておけ」という名前は「あの子は夫の子ではない」と噂されたときにつける名前。
なんだかすごい。

同じアフリカでも、ガーナの元国連事務総長コフィ・アッタ・アナンは「金曜日・双子・第四子」という“データ派”、ベナンのゾマホンは「火のないところに煙は立たぬ」という“格言派”。

って、ずっと書き写してるのもどうかと思うが、とにかくおもしろい。


ここで問題。
「わたしは知らなかった」という名をつけられた子供がいる。
そのココロは?


【答え】
そうと知らずに結婚した夫があまりにもひどい男だった、という母親の気持ちを記録した名前。