快読日記

日々の読書記録

読了『モツの歴史』ニーナ・エドワーズ

2016年01月18日 | 暮らし・健康・理科っぽい話
1月17日(日)

図書館で、この『モツの歴史』(ニーナ・エドワーズ/原書房)の表紙を見てちょっとびっくりする。
モツって、血なまぐさくて、噛んでも噛んでも飲み込むタイミングがつかめなくて、子供のときは苦手だったんだけど。
中年にさしかかるころから、レバ刺しとか内臓系も食べられるようになり、気づけば好物。

まず、モツが洋の東西を問わず世界中で食べられてるということを知る。
そして、その意味合いや印象が、世界中どこでもほぼ同じというのに驚いた。
曰わく、血を感じさせ、動物的・男性的で、呪術的な面も持ち、官能的・蠱惑的な意味もある。
上下で言えば明らかに下等。
そこにこそ込められた野蛮さと裏返しの力強さもあり、奥深い。

ただ、最後の方、牛タンを丸々1本モヒカン状に頭上に載せて、なぜかびしょびしょに濡れてるスキンヘッドの男性の写真(アートなんだそうだ)は謎。アートって何?

わたしはモツというと、血よりもその脂が好きで、だから太るんだという問題はさておき、本書にも出てくる血液のソーセージだけはひとくち食べてみたい。


そういえば、大掃除は中断されたままだ。
やる気スイッチを押すべく『くらしは楽しみ』(大橋歩/講談社文庫)を再読する。
本読んでないで掃除すれば?という良心の声は無視。

「いい感じのすてきな部屋に住みたいんなら、自分の中のだらしないところを、まず反省してからですかしら。」(17p)

ははーっっ。(ひれ伏し)